マコガレイのブランド、城下(しろした)かれいの産地で有名な、大分県日出町(ひじまち)。
先日、そこへ旅行した際、おみやげとして買ったお菓子。
その名も、かれい最中。
その地域の名物・名勝・キャラクターなどをかたどった最中菓子。
まあ、ありがちなお菓子なんだけど、
和菓子好き、とりわけ最中好きとしては、これは外せない。
パンフレットにも記載されていたので、行く前から購入しようと決めていた。
パッケージのイラスト、ロゴともにシブい。
日出町にある老舗菓子舗、笑和堂(しょうわどう)が製造している。
商品内に栞などが一切入れられておらず、店のサイトもなくて詳しいことは判らないのだが、
老舗と紹介されているので、それなりの歴史がありそうなお店なんだけど、
その名前から察すると、昭和に創業されたんじゃなかろうかと。
まあ昭和もひとケタ時代創業だったら、もう90年経つんだから、じゅうぶん老舗といえるか。
あ、名前で勝手に推測しただけで、このお店が昭和創業って決まったわけじゃないけれど。
保存料不使用なので消費期限は短め。
和紙っぽい包装紙に手包みされた個包装。
"通産大臣賞受賞"の文字が誇らしげに印字されてある。
この時点で、もうかれいの形をしているのが判る。
包装紙を剥がすと、なかからきれいな色の最中が現れる。
パッケージや包装紙に画かれた、シブいかれいとは異なり、
最中のかれいは、少しデフォルメされていて、なかなか愛嬌のある姿をしていた。
右向きなのがカレイ。
逆に左向きはヒラメ。
ただ、例外もあるらしい・・・。
裏側には、"笑"の印が。
この菓子舗の商品は、他のお菓子にも同じ刻印がなされているようだ。
食べてみると、ちょっと ゆるめの粒あん。
ひきわり納豆じゃないけれど、割れた小豆がそこそこ残っているくらいの餡。
こしあん好きにも、粒あん好きにも受け容れられそうな歩合。
でもって、甘さはやや控えめ。
こういうお菓子って、けっこう昔ながらの甘さドぎついのが多いものだけど、
現在のひとに受け容れられそうな、程よい甘さ。
肝心の最中も、香ばしくって歯ごたえよくって美味しい。
餅の風味がしっかりしている。
最近はコーンスターチや加工澱粉で作っている最中も見かけるが、
ちゃんともち米で作られた最中は風味が違う。
最中の中身は、ゆるい粒あん(ぎっしり丸粒じゃないってこと)。
ふたつみっつペロリといける。
家族や甥姪にも分けるために、10個入りを購入したのだけど、
けっきょく半分は自分で食べてしまった・・・。
まあ別のお土産をあげたからよかろう。
小さい子にゃ、和菓子はもったいない。
まず散らかすしね。
最中はいい。
湿気に弱いけれど。
しっぽの先まで餡が詰まっていた。
購入した土産店の紙袋のイラストが いい味出していた。
レシートにも城下かれい。
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