自動車整備士のつぶやき・・・

車の整備や使い方など、自動車整備士としてもただの車好きとしても、いろいろと綴ります・・・

車の楽しみ方 僕は車中泊

2019-06-26 16:34:45 | 日記
今の日本で車を所有するには、かなりの税金等がかかります。購入する時の取得税、毎年の自動車税、車検の時の重量税、自賠責保険(強制保険)、ガソリン税(揮発油税)などなど。ガソリン税に関してはそれにまで消費税がかかっている二重課税と言う始末です。高速道路などでは通行料金など、他の先進国の中でもムチャクチャ維持費がかかっています。都心部では駐車場代も高額です。
ちなみに良く「車検は高い」と言われますが、車検料金の5~6割は税金や自賠責保険料です。整備代は通常では3~5万円程です。
まぁそんな状況ですから、公共交通機関がしっかり接続されてちょっとした買い物もバスや電車で行ける所なら「車は要らない」となります。車の免許を取得するにも一般的に28万円以上かかります。これじゃ車に興味が無い若者は「免許なんか要らない」ともなっちゃいます。でも郊外や田舎では「車が無ければ生活ができない」と言う所の方が多いはずです。
税金等が優遇されているのはご存知のように「庶民の足」である軽自動車です。しかも装備も性能も20年程前からは格段に良くなり、1人~4人で移動するなら十分な車になっています。
僕はそんな軽自動車の車内を自ら改造し、車中泊仕様にしています。



今迄は製作途中の写真でしたが、これは完成写真です。
軽自動車と言う限られた寸法の中で、常に必要なものを加味しながら設計し、妻の意見も取り入れながら作りました。この「妻の意見」が大切で、ともすると独りよがりになりがちな設計に第三者的な意見をしてくれます。



狭いスペースなので、棚もちょっとしたテーブルになるようにしています。これも妻の「カップが置けるようになるとイイね」の一言でした。
普段は妻と2人だけで移動しているので、2人が横になるのには十分な広さがあります。
前に乗っていたアトレーも同じようにしていましたが、この手に改造してからは遊びに行くのにも余裕ができました。ETCの深夜割料金を利用し、夜中のうちに目的地の近くのパーキングエリアやサービスエリア迄行き、邪魔にならない場所で仮眠をします。朝早くから目的地で遊び、午後には早目に帰宅し始めます。
こんな風に、僕は車との生活を楽しんでいます。



仕事柄腰痛になりやすいので、シートは奮発してレカロに換装しています。お陰で長距離も全く苦になりません。



運転するのも好きですが、作っているのも楽しい時間です。このように一通りできてしまうと「次は何をしようかな~」と考えてしまいます。
とりあえず次はサイドタープを作ろうと考えています。サイドタープは数社から販売されていますが、何しろ高価。しかも造りがしっかりしているので重量もあります。前のアトレーでは浴室用ロールカーテンを使って自作しました。今回はちょっと違うイメージで考え中です。
追記ですが、これから車中泊でもしようかな、と考えられている方へ。
高速道路のPAやSA、道の駅などは本来は休憩する場所です。キャンプ場ではありません。車の移動を求められればすぐに移動できなければなりません。時折車の横に椅子を出し、飲み物片手にくつろいでいる姿を見ることもありますが、これは違反行為です。自販機のコンセントを抜いて電気をもらうなど、言語道断の窃盗行為も問題になっています。
またエンジンをかけたままで車内で眠るのも、環境の事を考えれば当然避けたほうがイイです。特に運転席では無意識に足が動いてアクセルペダルを踏みっぱなしにしていると、最悪は車両火災に繋がる事もあります。
必ず本来のその場所の意味を考え、節度を持って車中泊を楽しむようにしてください。

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