皆さんはタイヤメンテナンス、していますか? タイヤの空気圧をチェックしたのはどれ位前ですか?
実は街中を走っている車の8割近くは、空気圧が指定よりも減っています。
ほとんどの車は運転席ドアを開ければ、このようなステッカーが貼ってあります。僕は整備をする際、約1割程多めに補充します。ただし、スズキアルトやニッサンセレナの一部の車のように「280KPa」指定のものは、290KPa程にしています。このステッカーに書かれている指定空気圧は「最低空気圧」だと思っています。
タイヤは密封されているように思えますが、分子レベルで見ると穴だらけです。その穴から徐々に空気分子は抜けています。
ではどれ位のサイクルでチェックすればよいかと言えば、厳密には1ヵ月毎。オートバイは2週間毎。
まず無理ですよね。でも最長でも3ヶ月毎にチェックする事をお勧めします。その方がタイヤの偏磨耗も防げ、燃費低下も防げます。
ではもっとパンパンに、空気圧を高くすればいいかと言えばそれも違います。
燃費にはいいのかも知れませんが、乗り心地は悪くなります。しかも一般乗用車用のタイヤの最高空気圧は300~320KPaがほとんどです。走行後の空気圧が高くなった状態で、この空気圧を越えてはいけません。タイヤバーストの原因にもなります。何事も程々です。
ところで、タイヤの寿命はどれ位なのか良く聞かれます。
一概には言えませんが、たとえ溝があっても、タイヤの製造年から3~5年と言われています。
タイヤを良く見ると、このようなものがあります。これの数字の下2ケタが製造年、前の2ケタが何週目にあたります。この画像のタイヤは2011年の35週目の製造となります。今が2018年なので7年前のタイヤです。これ位経つとタイヤ内の油分が抜けて硬くなり、細かいヒビが入っています。
しかもタイヤの溝部分にはこんなようなヒビも入っている事も。当然危険です。硬くなった分しなやかさも失われて乗り心地も悪くなり、路面と接する部分のグリップ力も弱くなっています。
どんなにパワーがあるエンジンで、どんなに制動力が強いブレーキを使っている高性能車でも、それらが路面に接しているのはタイヤだけです。オーバーではなく「タイヤは命を乗せている」んです。
もう少しタイヤに注意を向けてください。
最後にもう一言。タイヤを交換するときは、空気を入れるゴムバルブも交換してください。これもゴム製なので劣化します。
ゴムバルブとホイールの間から泡が出ているのが分かると思います。このバルブを交換するには、再度タイヤを外したりずらしたりする必要があるんです。しかも走行中はこのバルブは常に揺れており、最悪は根元から折れてしまいます。そうなるとパンク修理剤も効きません。
実は街中を走っている車の8割近くは、空気圧が指定よりも減っています。
ほとんどの車は運転席ドアを開ければ、このようなステッカーが貼ってあります。僕は整備をする際、約1割程多めに補充します。ただし、スズキアルトやニッサンセレナの一部の車のように「280KPa」指定のものは、290KPa程にしています。このステッカーに書かれている指定空気圧は「最低空気圧」だと思っています。
タイヤは密封されているように思えますが、分子レベルで見ると穴だらけです。その穴から徐々に空気分子は抜けています。
ではどれ位のサイクルでチェックすればよいかと言えば、厳密には1ヵ月毎。オートバイは2週間毎。
まず無理ですよね。でも最長でも3ヶ月毎にチェックする事をお勧めします。その方がタイヤの偏磨耗も防げ、燃費低下も防げます。
ではもっとパンパンに、空気圧を高くすればいいかと言えばそれも違います。
燃費にはいいのかも知れませんが、乗り心地は悪くなります。しかも一般乗用車用のタイヤの最高空気圧は300~320KPaがほとんどです。走行後の空気圧が高くなった状態で、この空気圧を越えてはいけません。タイヤバーストの原因にもなります。何事も程々です。
ところで、タイヤの寿命はどれ位なのか良く聞かれます。
一概には言えませんが、たとえ溝があっても、タイヤの製造年から3~5年と言われています。
タイヤを良く見ると、このようなものがあります。これの数字の下2ケタが製造年、前の2ケタが何週目にあたります。この画像のタイヤは2011年の35週目の製造となります。今が2018年なので7年前のタイヤです。これ位経つとタイヤ内の油分が抜けて硬くなり、細かいヒビが入っています。
しかもタイヤの溝部分にはこんなようなヒビも入っている事も。当然危険です。硬くなった分しなやかさも失われて乗り心地も悪くなり、路面と接する部分のグリップ力も弱くなっています。
どんなにパワーがあるエンジンで、どんなに制動力が強いブレーキを使っている高性能車でも、それらが路面に接しているのはタイヤだけです。オーバーではなく「タイヤは命を乗せている」んです。
もう少しタイヤに注意を向けてください。
最後にもう一言。タイヤを交換するときは、空気を入れるゴムバルブも交換してください。これもゴム製なので劣化します。
ゴムバルブとホイールの間から泡が出ているのが分かると思います。このバルブを交換するには、再度タイヤを外したりずらしたりする必要があるんです。しかも走行中はこのバルブは常に揺れており、最悪は根元から折れてしまいます。そうなるとパンク修理剤も効きません。