自動車整備士のつぶやき・・・

車の整備や使い方など、自動車整備士としてもただの車好きとしても、いろいろと綴ります・・・

エアコンの使い方

2020-02-08 15:57:46 | 日記
昔は高級車と言われるものにしかオートエアコンは搭載されていませんでしたが、今や軽自動車でもオートエアコンが普通になってきています。でもAUTOボタンを押すと、A/Cもオンになるのがほとんどです。



A/Cはクーラーの事。つまりはクーラーもオンになっていると言う事です。排気量がある車やハイパワーの車なら大したことありませんが、軽自動車ではクーラーの抵抗って結構大きいんです。いくら昔のそれとは違い抵抗は少なくなったとは言え、細かいデーターは取っていませんが、1km/l位は燃費が悪くなっているかも知れません。
クーラーのコンプレッサー(家庭用のものでは室外機にあるもの)は、150~200KPaまで冷媒を圧縮しています。当然、エンジンの力の一部をベルトを介して作動させています。
つまりはできるだけコンプレッサーはフリーの方が、エンジンの力のロスが少なくなります。暑い夏には無理ですが、それ以外はA/Cはオフの方が良いに決まっています。
車によってはAUTOにしてもA/Cがオンにならないものもありますが、この画像のように表示部にA/Cの文字がある場合はオンになっています。外気温が氷点下に近い時は別ですが、一人しか乗っていない時にはほとんど窓が曇る事はありません。ただ室内循環では無く、外気導入にしておくことです。まぁ前の車がジーゼル(整備士はディーゼルでは無くジーゼルと書きます)車などで匂いが気になる場合は別ですが、常に外気導入にしておくことです。「花粉が…」と言われる方がほとんどですが、9割方の車にはエアコンフィルターがついています。これはpm2.5も除去できる性能があります。
また「長距離を運転するとボ~ッとしやすい」と言う人のほとんどは、室内循環でエアコンを使っています。汚れた空気を循環しているんですから当然です。また自分の息に含まれる水分が多くなり、曇りやすくなります。
雪や雨も降らず、外気温もそれほど低くない秋~春の日は、外気導入でフレッシュエアーを取り込んでクーラーはオフにしておく事が、燃料の無駄遣いが少なくなりますよ。

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