「蟹工船」日本丸から、21世紀の小林多喜二への手紙。

小林多喜二を通じて、現代の反貧困と反戦の表象を考えるブログ。命日の2月20日前後には、秋田、小樽、中野、大阪などで集う。

多喜二の生涯を描く――井上芳雄主演「組曲虐殺」(こまつ座)は10月

2009-03-09 00:00:27 | 多喜二の演劇

シアターガイドに出ていた 

こまつ座広告によると、

井上ひさしさんは「ムサシ」に続き、

10月に天王洲銀河劇場で、小林多喜二の生涯を描く「組曲虐殺」を上演予定だという。

「組曲虐殺」

10月、天王洲銀河劇場

出演: 多喜二役=井上芳雄、 タキ役=神野三鈴 他

演出:栗山民也

音楽:小曽根真

とのことです。

 


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6 コメント

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井上芳雄さん (めい)
2009-03-10 10:55:02
井上さんの公式サイトをみました。
旬というか、活躍なさっている方なんですね。
また、なんとか王子、とか書かれていて(笑)、どんな多喜二になるのか楽しみです。
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ほんとうに♪ (めい)
2009-03-10 10:48:23
期待をふくらませて、待っています^^
それにしても、やはりこのタイトルはすごいですね~
組曲と虐殺。。ありえない取り合わせが、ものすごくインパクトありますね。舞台をはやくみたいです。
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Unknown (佐藤)
2009-03-09 22:19:39
1)多喜二に焦点を当てた時代をどう描くのか、2)現代と結びついた視点をどう描くのか、

井上ひさしさんの関心はそこにあることを確信します。
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楽しみですね (小山)
2009-03-09 20:16:45
多喜二に焦点を当てた時代をどう描くのか、現代と結びついた視点をどう描くのか、楽しみですね。
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組曲虐殺 (Prof. Shima)
2009-03-09 09:46:53
昨年夏に井上さんにお会いしたとき「来年は多喜二を芝居にします」ときき、暮れに山形でお目にかかったときも「スタッフ・キャスト決まっています」とおっしゃっていました。

「虐殺」とはうかがっていましたが「組曲」となるとどういう構成になるんでしょうか。もっともあの時期、「虐殺」されたのは多喜二ばかりではなく、岩田義道もそうですし、山本宣治や野呂栄太郎など、治安維持法下の弾圧体制の中で「虐殺」に近い形で死に追いやられた人々は数知れずあったわけです。

多喜二にも「人を殺す犬」という作品があり、また「蟹工船」でも「命を的」「少しずつ小刻みに殺されている」労働者たちが数多く描かれていました。そういう意味ではやがてくる戦争の予感も含めて、「暴力」「虐殺」の空気が、一般にははっきり見えないよう隠されながら、実はあたりに充満している時代だったともいえると思います。

かつて「貧乏物語」で、庶民の暮らしと権力の謀略を対峙させた井上さんが、この「組曲虐殺」で多喜二に焦点を当てながら時代をどう描くか、ほんとうに楽しみです。
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10月の生誕日? (未来)
2009-03-09 06:23:10
10月の生誕日を目指しているのでしょうか。
それにしてもタイトルが・・・。
どんな内容なのかな?
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