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それにしてもタイトルが・・・。
どんな内容なのかな?
「虐殺」とはうかがっていましたが「組曲」となるとどういう構成になるんでしょうか。もっともあの時期、「虐殺」されたのは多喜二ばかりではなく、岩田義道もそうですし、山本宣治や野呂栄太郎など、治安維持法下の弾圧体制の中で「虐殺」に近い形で死に追いやられた人々は数知れずあったわけです。
多喜二にも「人を殺す犬」という作品があり、また「蟹工船」でも「命を的」「少しずつ小刻みに殺されている」労働者たちが数多く描かれていました。そういう意味ではやがてくる戦争の予感も含めて、「暴力」「虐殺」の空気が、一般にははっきり見えないよう隠されながら、実はあたりに充満している時代だったともいえると思います。
かつて「貧乏物語」で、庶民の暮らしと権力の謀略を対峙させた井上さんが、この「組曲虐殺」で多喜二に焦点を当てながら時代をどう描くか、ほんとうに楽しみです。
井上ひさしさんの関心はそこにあることを確信します。
それにしても、やはりこのタイトルはすごいですね~
組曲と虐殺。。ありえない取り合わせが、ものすごくインパクトありますね。舞台をはやくみたいです。
旬というか、活躍なさっている方なんですね。
また、なんとか王子、とか書かれていて(笑)、どんな多喜二になるのか楽しみです。