「蟹工船」日本丸から、21世紀の小林多喜二への手紙。

小林多喜二を通じて、現代の反貧困と反戦の表象を考えるブログ。命日の2月20日前後には、秋田、小樽、中野、大阪などで集う。

「初版本による復刻全集=小林多喜二文学館」紹介 1 (akio)

2010-05-29 15:53:19 | 多喜二研究の手引き
 「道南多喜二・山宣会」設立総会終了後、会員から「初版本による復刻全集=小林多喜二文学館」が贈呈されました。

 何回にわけて特徴を紹介します。(写真での紹介も含めて。)=初版本20冊ほど。

 ※ 小林多喜二文学館 解説 ○昭和55年4月発行○著者代表:蔵原惟人○発行所:ほるぷ出版
 ※ 目次:①刊行のことば―蔵原惟人 ②小林多喜二文学のもつ意義―蔵原惟人 ③小林多喜二の生涯と文学―手塚英孝 ④解題―手塚英孝

 ※ 解題順に沿って、初版本を紹介します。
 
① 「防雪林」:表紙・農道と両側のポフラと電信柱の素描と多喜二の筆蹟(・・かく重大なるべき・・・):巻頭・在りしの著者と筆蹟

 ※ 1948年8月1日発行:日本民主主義文化連盟(定価:80円)
 ※ ノートに書き残されてから20年後に発表されたものである。(単行本)

② 「1928年3月15日」:表紙・大月源二の挿絵、日本プロレタリア作家装釘叢書no9、戦旗社版=「ロシア語版」同冊

 ※ 1930年5月13日発売:発行者・山田清三郎(40銭)=単行本

 次回は、撮影などで時間がかかりますので。
 間を置いて、写真も紹介できればと思います。

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