「蟹工船」日本丸から、21世紀の小林多喜二への手紙。

小林多喜二を通じて、現代の反貧困と反戦の表象を考えるブログ。命日の2月20日前後には、秋田、小樽、中野、大阪などで集う。

フランス語訳『蟹工船』刊行!!

2009-10-16 05:32:10 | 小林多喜二「蟹工船」を読む

日本滞在中で今年5月17日小林多喜二「蟹工船」をテーマに、4カ国の 文学研究者を招いたトークイベント『世界は「蟹工船」をどう読んでいるか』のシンポジウムでパネラーを務めたエブリン・オドリ氏(フランス国立東洋言語・文化研究院大学(INALCO)日本文化 研究博士課程)フランス語訳の「蟹工船」が、yago出版から刊行された。

 

フランス語圏での初の翻訳である。

主人公、主語のないことや、労働者を意識した荒々しい文体、擬音語、過剰な比喩など、日本語とフランス語の言語表現の壁を乗り越えての仕事だけに喜びにたえない。

詳細については、ブックマークにある島村輝先生のブログにありますのでご覧下さい。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご紹介ありがとうございます (Prof. Shima)
2009-10-16 08:21:29
ご紹介ありがとうございます。まだぼくも出来上がった本を手にしてはいないのですが、フランス語訳によってまたこの作品の読者層が広がることは実に意義あることだと思います。新たな動きがあれば、またブログの方に記していきたいと思います。
返信する

コメントを投稿