tako(タコ)のアコギな日々

アコギや機材に関する事などを書いています。

【アコギメーカーについて語る②】誰もが憧れるMartin

2019-12-26 11:16:00 | アコギメーカーを語る
ども、アコギをおもちゃにするアコギタリストtakoです。


アコギメーカーについて、個人的な意見を語るこのコーナー。第二弾は、アコギファンなら誰もが知ってるMartinについて。




いまだにマーティンなのか、マーチンなのか、読み方がよくわからないメーカーですが笑
創業から200年経っているという、アコギ界を代表する老舗メーカーです。
アコギと言えばMartin、と言う人も多いですよね。

個人的な好みとしては、Martinは生きた化石のようなメーカーだと思っていました
生音は一般受けするようなアコギらしい音なのですが、エレアコにはあまり力を入れていない、という印象。
伝統の製作方法を語り継ぎ、生アコギにこだわり続け、ライブや動画配信での使用を想定していない、現代のシーンの波に乗っていない、そんなメーカーだと思っていました。


僕は基本的にエレアコ派なので、Martinのエレアコはキラキラシャキシャキし過ぎてて、音があまり好きになれなかったのです。今考えれば、この音って後述するフィッシュマンのピックアップ特有の音色だったんですが。


フィッシュマンと30年以上もリレーションシップを築いているらしく、フィッシュマンのピックアップをMartinは使い続けています。
そんな中、フィッシュマンはMartinの生音をスピーカーを通しても再現したいと考えて、ピックアップシステムを試行錯誤してきたわけです。


そして、2016年にフィッシュマンは新しいピックアップシステムAura VT Enhanceを開発しました。


このシステム、なるべくMartinの本体に細工をしないような設計になっているようです。生音でもスピーカーでも、どちらでもMartinの音色を壊さないように工夫がされているようですね。ピックアップシステムは、インブリッジピエゾとボディの振動を拾うトランデューサーで構成されており、その音をミックスして出力されます。これにより、Martinエレアコでもボディヒットなどを交えたパーカッシブな演奏が可能となったのです。



ピックアップ性能もかなりこだわったものなのですが、ここからさらに驚きなのが、このピックアップの開発をきっかけに、Martinの伝統的なスタンダードシリーズをエレアコ化したというのがすごいんです。いわゆる、D-28 とかOOO-28とかのシリーズですね。スタンダードシリーズの最高峰がD-45です。


このAura VT Enhanceというピックアップシステム、まだ弾いた事がないんですが、もし音質が気に入れば、アコギファン憧れのD-45をスピーカーを通して大音量で鳴らせる日が来るかもしれませんね。


以下、Martinエレアコのラインナップです。









これらのモデル、楽器屋で見つけたら是非試奏して、楽器屋さんに許してもらえたら、ボディヒットとかも試してみたいですねぇ笑



ハイ、というわけで、僕が知らないうちに驚きの進化をしていたMartinについてのお話でした。

過去の記事はこちら
YAMAHA

ではではー。





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