tako(タコ)のアコギな日々

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【アコギ オススメCD紹介③】アンドリュー・ヨーク Andrew York 「ハウザーセッション HAUSER SESSIONS」

2020-01-15 12:17:00 | オススメアコギCD紹介
ども、アコギをオモチャにする男、takoです。

アコギの名盤をご紹介するこのコーナー、第3弾です!


過去記事はこちら↓

さて、今回ご紹介するのはこちら!
アンドリュー・ヨーク 
Andrew York 
ハウザーセッション 
HAUSER SESSIONS




アンドリューヨークは、クラシックギター界では有名なクラシックギタリストで作曲家でもあります。クラシックギター界で精力的に作曲活動をしているのは、このヨークの他にいないでしょう。
僕自身、もともとクラシックギターを弾いていた事もあり、ヨークの大ファンです。

クラシックギターではあまりやらない、タッピング奏法やタッピングハーモニクス、ライトハンド奏法を取り入れているのもヨークの作る曲の大きな特徴のひとつです。それだけに、クラシックギター界では「ヨークなんて聴いてる間はまだまだクラシックギターをわかってないよ」なんていう、いわゆるアンチもいるわけですが…。



日本でもファンが多く、たびたび日本に来てコンサートもやっています。

2015年には日本向けのベストアルバムを発売しています。


↑正直、これを聴くだけで、ヨークの全てがわかると言っても過言では無いほどの豪華な選曲が収録されています!


ヨーク初心者はこのベストを買えばもう他のアルバムなんていらないのですが笑、僕個人としては、今回紹介するハウザーセッションがヨークの名盤だと思っています。


というのも、先に書いたように、少しクラシックギター界では奇抜な奏法を取り入れているヨークですが、そもそもの曲の完成度が高いのです。僕が、"和音の美しさ"というものを初めて意識しながら聴いたギタリストでもあります。
その和音の美しさが、ガットギターの暖かみのある音とマッチして、非常に耳心地の良い曲となっているのです。
おそらく、ヨークほどガットギターの音の性質を身体で感じながら作曲しているギタリストはいないと思います。


今回紹介しているハウザーセッションは奇抜な奏法こそ無く、曲も最初と最後の曲を除いて、あとは「キンダーライト(トラック2〜8)」と「セブン・イン・エッセンス(トラック9〜15)」の2つの組曲が収録されているという、地味な小作品の集合体のような1枚なのですが、この小作品たちが非常に曲者なのです。一見聞いただけでは「なんかつまらない曲だな」と思ってしまうのですが、音数の少なさに対して、和音の深みとその曲の中に垣間見える知的さに驚きを隠せませんでした。
…という事に気づいたのは、この小作品たちに対して「これぐらいなら楽に弾けるかなぁ?」と軽く弾こうと練習し始めた時でした笑







では、オススメ曲のご紹介です。

トラック7
By Candlelight
アルペジオとメロディ、というシンプルな構成の曲です。しかし、そのアルペジオの移り変わりがメロディ以上のメロディを奏でていて、ダークな世界観から始まり、一抹の明かりが見えるまでの物語が浮かんできます。


トラック8
SunWalk
僕にとっては、その時の気分で曲から見えて来る風景がその都度変わる不思議な曲です。太陽の下を歩いている気怠さも感じる時もあれば、汗を書きながら走っていく爽やかさを感じる時もあります。
暗い響きなのに、何故か明るく暖かい曲に聴こえてくる曲です。
僕の中ではヨークのNO.1の曲。


トラック12
Autumn Streets
この曲を昔練習した時には、正直2日ほどで暗譜まで出来てしまいました。初心者にとっても練習曲として非常に弾きやすい曲だと思います。
そんなに簡単な曲なのに、弾けるようになった後も毎日のように弾いていました。楽譜はシンプルなのに、深い美しさと暖かさがある名曲です。
簡単なのに楽しくて何度も弾いてしまう。これこそが、ヨークの作曲する曲の真骨頂だと思います。



はい、というわけで、今回はアンドリューヨークの名盤をご紹介しました。

まだアンドリューヨークを聴いたことないけど興味がある、という方は、先に書いたベストアルバムとこのハウザーセッションを聴けば、もうアンドリューヨークの虜になる事間違い無しです!

ではでは!





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