tako(タコ)のアコギな日々

アコギや機材に関する事などを書いています。

【アコギ 初心者向け】初ライブ!アコギの音の出力方法!マイクで拾う?PA卓に繋ぐ?アンプに繋ぐ?

2019-12-15 12:12:00 | アコギ初心者向け記事
ども、takoです。


今回は、アコギ初心者の方々向けに、僕が初めてライブをやった時にすごく迷ったことについてお話をします。


それは、ライブをやるにあたって、アコギの音をどうやって出すか!?という事です。


小さなライブカフェのようなところであれば、生音生歌で演奏することもありますが、それなりの大きな会場だとお客さんに音が届きません。基本的にはライブハウスやライブカフェの音響設備から大きな音で出力することになります。
その際に、アコギやエレアコの音をどうやって大きくするのか?というのが今回のお話。


僕自身、初めてライブをやった時、ライブハウスのブッキング担当の方から
「アコギはどう繋ぎます?PAに繋ぎます?アンプから出します?」
と聞かれて「はぁ?」となったものです。当時の僕は単純にアンプに繋ぐものだと思ってたんですが、実際のところ人それぞれで繋ぎ方が違うという事を知りました笑
どうすればいいかだけで、なかなかの時間を費やしました笑


というわけで、これからライブに挑戦しようと思っている方々のために、ライブハウスでの音の出し方についてお話したいと思います。



ライブハウスで音を出すには大きく3つの方法があります。

1.マイクで拾う
2.アンプに繋ぐ
3.PAに繋ぐ

それぞれ説明していきます。





〜1.マイクで拾う〜

まず、マイクで拾う方法ですが、やり方はすごくシンプルで、アコギのサウンドホールにマイクを向けるだけです。単純にアコギの生音をマイクで拾うだけです。逆に言うと、エレアコでもなくピックアップも付いてない純粋なアコギだと、この方法にするしかないです。

この方法であれば、シールドなどを用意する必要はなく、アコギと自分の身体だけあればライブが出来ます。


ただし、この方法、非常に難しいです。
マイクの性能によって、アコギの良い音を拾うベストポジションを見つける必要があります。
そして、一度そのポジションを見つけたら、基本ライブ中はそこから動けません。
かつ、めちゃめちゃハウリングを起こしやすいです。

と、まぁデメリットばかりのようですが、他の方法と比べると、ピックアップを通した音とは違い、アコギ本来の音を出せるので、あえて好んでマイクを使う方もいます。歌手の竹原ピストルさんは、アコギの音をマイクで拾ってライブをやられていますね。

マイクで拾う際のメリット
・ライブハウスへの荷物は少なくて良い
・アコギ本来の音が出せる

マイクで拾う際のデメリット
・ポジションを探すのが難しい
・ライブ中動けなくなる
・ハウリングを起こしやすい




〜2.アンプに繋ぐ〜
アコギとシールドを持参してライブハウスに常設しているアンプに繋ぐ方法です。
エレアコやピックアップの付いたアコギが必要になります。

アンプにも種類がありまして、ギター用アンプ、ベース用アンプがあり、エレアコ用アンプもあるんですが、エレアコ用アンプって結構置いてないライブハウスが多いです。
というのも、後述しますが、ライブにおいてアコギを使う時にはPA卓に繋ぐのがほとんどです。お店によっては、音響さんはアコギを使うとなれば当たり前のようにPA卓に繋ごうとします。なので、需要の少ないエレアコ用アンプをわざわざ置いてないんだと思います(あくまで、思います笑)

また、アコギやエレアコをアンプで出力すると、アコギの響きが失われる、アコギ本来の音で無くなるという話もよく聞きます。しかし、これについてもやっぱり好みの問題で、アコギをあえてアンプから出す音が好き、という人もいます。エレキ出身の人に多いですね。

とまぁ、アンプに繋ぐのも好みになりますし、結構個性を出せるので、そういう意味ではアリだと思います。
ただし、先述したように、お店にエレアコ用アンプが無いことがあるので、自分でアンプを持ち込むか、お店のアンプに繋ぐしかありません。

「え?お店にエレアコ用アンプが無いって話なのに、お店のアンプに繋ぐの?」
と思った方。
お店には大抵エレキギター用アンプとベース用アンプがありますので、ベース用アンプにつないでください。
詳細は長くなるので割愛しますが、簡単に言うとアコギに欲しい音の音域を出せるのがベース用アンプなのです。
もし機会があれば、スタジオなどでギター用アンプとベース用アンプで比べてみてください。エレキギター用アンプだと、すごくアコギの音が物足りなくなります笑



アンプに繋ぐ際のメリット
・個性が出せる
・好みであれば音にハマる

アンプに繋ぐ際のデメリット
・エレアコ用アンプがお店に無いことが多い
・音はアコギっぽくなくなる



〜3.PAに繋ぐ〜
アコギでライブやる時はこれが1番ポピュラーな方法です。
まず、PAとはなんぞや?って話なんですけど、



↑なんかこういうの、ライブハウスとかスタジオで見たことないですか?
これがいわゆるPAミキサー(PA卓とか言ったりもする)なんですけど、PAに繋ぐ、というのは、この機械にアコギを繋ぐってことになります。

PAとはPublic Address(パブリック・アドレス)の略で、音を混ぜて広く伝えるシステムの事を指します。
これも詳細は割愛して、簡単に言うとPAミキサーに繋いだら、会場のスピーカーなどから音を出力出来るんだ!という認識で良いです(本当に?笑)


で、ここに繋ぐってどういうこと?かと言うと、

たいていのライブハウスではPAミキサーからステージ上にケーブルが伸びていて、先にDIがくっついているので、そこにシールドを差し込むだけです。

DIとは?→こちらの記事からどうぞ


先に書いたように、これが最もポピュラーな方法なので、3つの方法のうち迷ったらPAミキサーに繋いでしまえば良いでしょう。
ライブハウスの音響さんにとっても、手元のPAミキサーだけで音作りが出来て、マイク、アンプに比べて他の要素を考えなくていいので楽です。


ただし、PAミキサーに繋ぐ、というのはエレアコからライン出力される音が直でスピーカーから出る、という事なので、マイクに比べると圧倒的にアコギの生音感は無くなります。いわゆるピエゾくささがあるアコギであれば、それがそのままスピーカーから出力されます。
ある程度音響さんが調整してはくれるものの、それだけで劇的に音は変わるわけではないので、音にこだわるのであれば、ある程度自分で作り込んだ音をPAミキサーに送る必要があります。


PAに繋ぐ際のメリット
・1番ポピュラーな方法なので、ライブハウスの音響さんにとっては楽

PAに繋ぐ際のデメリット
・自分で作った音がそのまま出力されるので、音にこだわるのであればある程度音作りの知識は必要


 


というわけで、今回はライブハウスでの音の出し方についてのお話でした。

ライブを初めてやる、といった方の参考になればと思います。


ではでは。



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