tako(タコ)のアコギな日々

アコギや機材に関する事などを書いています。

【アコギメーカーについて語る①】YAMAHAは攻めたアコギが多い!

2019-12-22 12:57:00 | アコギメーカーを語る
ども、アコギをおもちゃにするアコギタリストtakoです。


今回は、日本人なら知らない人はいない老舗楽器メーカーYAMAHAについてのお話。


昔の僕のYAMAHAに対するイメージは、なんとなくダサいだったのですが(笑)、よくよく調べてみると、YAMAHAって攻めてるアコギが多いんです。


僕が気になってる製品をいくつかご紹介します!


サイレントギター


最初見たとき、なんじゃこのギター!?と衝撃を受けたのを覚えています。
実は以前ひとつ持っていたのですが、訳あって手放したのです。今考えるともったいないなぁ、と思ってます。
サイレントギターという名の通り、すごく音は小さいです。夜中であってもマンションであっても思いっきり弾いて練習出来るアコギ、というコンセプトで開発された製品です。

音が小さい、ということだけではなく、ちゃんとエレアコとして使えて、本体にはチューナーだけでなく、リバーブとエコーも付いているという優れもの
マジでこれ一本でライブができます。
マイクの性能も素晴らしく、特にエレガットの方の音質は5〜6万円代とは思えないほど高品質です。

これは、2,3本目のギターとして買いですね。






トランスアコースティックギター


見た目は普通のアコギなんですが、なんとアンプやPAに繋がずに生音にリバーブやエコーがかけられるアコギなんです。
マジで!?と思うかもしれませんが、というか僕も思ってます笑

これは店頭で見つけたら是非試奏してみたいアコギです。









ギタレレ


ギターとウクレレの良いとこどりを実現したというもの。
サイズ的には一般的なミニギターよりは小さくウクレレより大きい感じです。音域もちょうどその間ぐらい。

一度試奏した事がありますが、音はなんだかオモチャみたいですが、それなりに音量が出ます。
トラベルギターを探している、という人は、これも候補に入れてみてはいかがでしょうか?





STORIA


「ギターやってみようかな」というライトユーザー向けに作られた、見た目にお洒落なアコギです。

小ぶりなサイズは女性向きでもあります。

広告や見た目の印象的にはインテリア的なアコギのイメージです。でも、シンプルながら品のあるデザインやシェイプは、思わず目を惹きますね。

エレアコとしても使えるようなので、初心者の最初のアコギとしてもいいかもしれません。









はい、というわけで、YAMAHAの攻めてるアコギのラインナップでした。

サイレントギターから始まり、YAMAHAは次々と斬新なアコギを提案してくるので、最近公式HPをちょくちょく覗き、「また、新しいアコギ作ってないかなぁ?」と楽しみにしながら見ています。


老舗メーカーであるからこその技術と、それを踏まえて進化する姿勢が見えてくるので、昔のイメージから180度YAMAHAに対する見方が変わってしまいました。

今後もYAMAHAの新製品に注目したいです!


ではでは。


【個性的 アコギ】変わったアコギ、面白いアコギ4選

2019-12-21 12:03:00 | アコギの話題いろいろ
ども、takoです。


今回は、何これ?と思わず思ってしまう面白いアコギ、変わったアコギをご紹介します!


MARTIN 《マーティン》
Backpacker バックパッカー





見た目に不思議なギターですね。バックパッカーという名の通り、いわゆる旅行に持っていくためのトラベルギターと言われるアコギです。
あのお堅いイメージのある老舗メーカー、マーチンがこんな不思議なアコギを発売した事に、当時、世のアコギタリストは非常に驚いたのですが、今ではトラベルギターの代名詞となっています。
一度試奏してみましたが、見た目の割には意外と音量が出ます。
ちょうど手荷物として機内に持ち込めるサイズのようで、海外でもギターを弾きたいという人にはいいですよね。









Voyage air guitar
ボヤージュ エアーギター




トラベルギターでもう一つ。
こちら、なんと折りたためるアコギなんです!!
これを見た時もビックリしました。
こちら、専用バッグがついていまして、リュックとして背中に背負って持ち運びが出来ます。


<画像出典>
公式サイトVoyage-air Guitar



Taylor (テイラー)
Baritone-8


さて、こちら、パッと見普通のアコギなんですが、ギターとベースの中間の音域を出す、いわゆるバリトンギターでして、かつ、3,4弦に2本弦を張っている8弦ギターなのです。
バリトンギターの音域と3,4弦が2本の弦で豊かな音になります。

このアコギを使っているのがRichard Barrettというギタリストで、この人を見てこのアコギの存在を知りました↓



かなり渋い音色ですよねー。カッコいい!






YAMAHA サイレントギター




真ん中の芯と外枠だけの不思議な見た目のアコギです。サイレントギター、という名のとおり、音がかなり静かなので夜中の練習に最適です。
外枠の形状が絶妙で、見た目の割には意外と弾きやすいです。
ギターに直接イヤホンが繋げられるので、自分は大きな音で聴きながら練習できます。

ピックアップ性能が非常に良いのに加え、ギター自体にリバーブとコーラスがついているので、この一本でライブにも使えるので、非常にコスパのいいギターです。

スチール弦とガット弦の2種類があるのですが、イヤホンやPAから出力した時の音については、ガット弦の方が個人的には素晴らしいと思うので、僕はガット弦の方をオススメします。










というわけで、いろんな面白いギター、変わったギターのご紹介でした。

ではでは。



ちょっとマニアック?アコギ変則チューニングいろいろ

2019-12-20 12:27:00 | アコギの話題いろいろ
ども、takoです。


突然ですが、僕は普段、変則チューニングでライブをやってます。

有名な変則チューニングはDADGAD(いわゆるダドガド)やDADF#AD(オープンDチューニング、ダドファドともいう)、DGDGBD(オープンGチューニング)などがありますが、僕はこの他にも独自でチューニングを作って曲作りをしています。

そこで、今回は僕が独自で使ってるチューニングや海外アーティストが使っているチューニングなど、面白くてマニアックなチューニングをご紹介します!

※()内はレギュラーチューニングから上がるか下げるかを表しています。


CGDGAD(↓↓ーー↓↓)
DADGADチューニングからさらに5,6弦を一音下げたチューニングとなります。

DADGADチューニングは開放で鳴らすと暗いとも明るいとも言えない不思議な響きになるんですが、5,6弦を下げることで少しマイナー寄りな響きになる、ような気がします笑

kaki king(カーキ・キング)という女性ギタリストがよく使っているチューニングらしいですね。↓




ちなみに僕も使ってます↓


まぁ、このチューニングで、明るい響きも暗い響きにもなる、わりと使い勝手のいいチューニングなのはお分かりいただけるかと思います!




CGCGGD(↓↓↓-↓↓)
1弦をCにしてしまってCとGだけのチューニングにしてしまっても面白いんですが、1弦だけDを残すことでなんだか面白いチューニングになってます。

響きとしてはシンプルなので、勢いのある曲が作れると思います!


僕はこのチューニング、かなり多用しています↓





海外でもlukas juryさんというギタリストが使ってらっしゃいました。





GGDGBD(↓↓--↓↓)
いわゆるオープンGチューニング(DGDGBD)から6弦をGまで落とした変則オープンGチューニングです。
僕個人としてはこれが真のオープンGチューニングだと思っています笑

6弦をかなり下げるので、普段の自分のアコギとは思えない重低音がかなり気持ちいいです。

ただ、6弦をかなり下げるのでチューニングが難しいのと、6弦はかなりダルダルになるので優しく押さえないとチョーキングみたいになって音程が安定しないのが難点ですね。
使いこなすのはかなり難しいかもしれないんですが、この重低音はクセになります。

海外ではDaniel Vothさんというギタリストが使っていました。





ちなみに僕はここから2弦を一音さげて、GGDGADというチューニングをよく使っています。



↑こちらではさらにスパイダーカポ(こちらの記事でご紹介→https://blog.goo.ne.jp/takoguitar800/e/a54dcf5dbd44f38e50bcdb9db8c2cc67)を6フレットの3弦を押さえています。





FFCGCC(↑↓↓-↑↓)
これ、まだ使っていないんですが笑、なかなか面白い響きをするチューニングで、個人的に次の曲はこのチューニングで作ろうと考えています。
3,4弦がちょうどパワーコードの関係になるので、3,4弦を押さえながら動かしてジャカジャカ弾くだけで結構楽しいです笑
ちなみに、3弦を一音下げてFFCFCCというチューニングにしても面白いと思います。




BF#DF#BD(↓↓-↓-↓)
わかる人はわかりますが、オープンBmチューニングってことになります。
マイナーコードのオープンチューニングなので、だいぶ暗い響きになります。
5,6弦は結構下げるのでこれも先にご紹介したGGDGADほどではないですが、優しく押さえないと音程が安定しません。
でも、6弦全体で考えると音域がかなり広がるので、だいぶ豊かな響きになるチューニングです。
ちなみに2弦を一音下げてBF#DF#ADというチューニングにしてみても、なかなか面白い響きになりました。







はい、というわけで様々なチューニングをご紹介しました!
これを参考にオリジナルチューニングをいろいろ考えてみるのも面白いと思います!

ではでは!



【個性派アコギタリスト必見】面白い・変わったアコギのアクセサリー、アイテム3選

2019-12-18 13:35:00 | アコギの話題いろいろ
ども、takoです。

今回は個性的で面白い、変わったアコギのアクセサリーやアイテムをご紹介します。


アコギをオモチャにする男、なんて自称してるので、とにかく変わったアイテムが好きなんですね笑


僕のように、あんまり見ないものを使ってたら、ライブ後に「あれ何なの!?」って他の演者さんから聞いてもらったりするのが楽しい!と思う人は、必見です笑


それでは!本題に入りましょう!


D'Andrea ダンドレア 
Spider Capo スパイダーカポ


まずは、僕も愛用しているスパイダーカポです。
普通のカポは同じフレットの弦を全て押さえてしまうんですが、このスパイダーカポは弦を押さえるパーツがそれぞれ独立しているので、好きなフレットの好きな弦をピンポイントで押さえることが出来ます。

実際の使用例はこんな感じです↓


T-cophonyという日本のギタリストの演奏です。
この動画の場合、2フレットに普通のカポをつけて、8フレットにスパイダーカポをつけて3弦だけ押さえる、という設定になってます。
これを使ってライブやったら「カポ2つ付けてるし、カポの上押さえてるし、どうなってんの!」と、注目の的になること間違いなしです。

↓ちなみに僕も使ってます笑

僕は、6フレットの3弦を押さえる形で使ってます。







EBOW ( イーボウ )
E-BOW PLUS



見た目は何じゃこりゃ?という感じなんですが笑
いわゆるサスティナーといわれる機材です。takoは持っていないので詳しい仕組みがよくわかってないんですが、電気で弦を振動させ続けてバイオリンのような音を作り出せるもののようです。


↓こちらが演奏動画



なんか飛び道具的に使えそうですよね!

これ、近いうちに手に入れます笑








Schlagwerk Percussion 
《シュラグヴェルク》
MultiClaps マルチクラップ







さて、最後はパーカッションに使えるこのアイテム。

本来はカホンに使うアクセサリーなのですが、アコギのボディにつければ、軽快なクラップ音を鳴らすことが出来ます。
また、取り付ける場所やクラップのサイズによって様々な音色を出せるので、表現の幅も大きいです!


↓こちらが演奏動画


…ちょっとこの人の場合、ギターそのものに目がいっちゃうんですが笑

まぁマルチクラップを使っていいパーカッションを表現しています。






はい、というわけで以上、面白ギターアクセサリーでした。

使ってみれば、新しい演奏や表現も不可能ではありません!


ぜひお試しあれ!


ではではー。




【アコギ 初心者向け】初ライブ!アコギの音の出力方法!マイクで拾う?PA卓に繋ぐ?アンプに繋ぐ?

2019-12-15 12:12:00 | アコギ初心者向け記事
ども、takoです。


今回は、アコギ初心者の方々向けに、僕が初めてライブをやった時にすごく迷ったことについてお話をします。


それは、ライブをやるにあたって、アコギの音をどうやって出すか!?という事です。


小さなライブカフェのようなところであれば、生音生歌で演奏することもありますが、それなりの大きな会場だとお客さんに音が届きません。基本的にはライブハウスやライブカフェの音響設備から大きな音で出力することになります。
その際に、アコギやエレアコの音をどうやって大きくするのか?というのが今回のお話。


僕自身、初めてライブをやった時、ライブハウスのブッキング担当の方から
「アコギはどう繋ぎます?PAに繋ぎます?アンプから出します?」
と聞かれて「はぁ?」となったものです。当時の僕は単純にアンプに繋ぐものだと思ってたんですが、実際のところ人それぞれで繋ぎ方が違うという事を知りました笑
どうすればいいかだけで、なかなかの時間を費やしました笑


というわけで、これからライブに挑戦しようと思っている方々のために、ライブハウスでの音の出し方についてお話したいと思います。



ライブハウスで音を出すには大きく3つの方法があります。

1.マイクで拾う
2.アンプに繋ぐ
3.PAに繋ぐ

それぞれ説明していきます。





〜1.マイクで拾う〜

まず、マイクで拾う方法ですが、やり方はすごくシンプルで、アコギのサウンドホールにマイクを向けるだけです。単純にアコギの生音をマイクで拾うだけです。逆に言うと、エレアコでもなくピックアップも付いてない純粋なアコギだと、この方法にするしかないです。

この方法であれば、シールドなどを用意する必要はなく、アコギと自分の身体だけあればライブが出来ます。


ただし、この方法、非常に難しいです。
マイクの性能によって、アコギの良い音を拾うベストポジションを見つける必要があります。
そして、一度そのポジションを見つけたら、基本ライブ中はそこから動けません。
かつ、めちゃめちゃハウリングを起こしやすいです。

と、まぁデメリットばかりのようですが、他の方法と比べると、ピックアップを通した音とは違い、アコギ本来の音を出せるので、あえて好んでマイクを使う方もいます。歌手の竹原ピストルさんは、アコギの音をマイクで拾ってライブをやられていますね。

マイクで拾う際のメリット
・ライブハウスへの荷物は少なくて良い
・アコギ本来の音が出せる

マイクで拾う際のデメリット
・ポジションを探すのが難しい
・ライブ中動けなくなる
・ハウリングを起こしやすい




〜2.アンプに繋ぐ〜
アコギとシールドを持参してライブハウスに常設しているアンプに繋ぐ方法です。
エレアコやピックアップの付いたアコギが必要になります。

アンプにも種類がありまして、ギター用アンプ、ベース用アンプがあり、エレアコ用アンプもあるんですが、エレアコ用アンプって結構置いてないライブハウスが多いです。
というのも、後述しますが、ライブにおいてアコギを使う時にはPA卓に繋ぐのがほとんどです。お店によっては、音響さんはアコギを使うとなれば当たり前のようにPA卓に繋ごうとします。なので、需要の少ないエレアコ用アンプをわざわざ置いてないんだと思います(あくまで、思います笑)

また、アコギやエレアコをアンプで出力すると、アコギの響きが失われる、アコギ本来の音で無くなるという話もよく聞きます。しかし、これについてもやっぱり好みの問題で、アコギをあえてアンプから出す音が好き、という人もいます。エレキ出身の人に多いですね。

とまぁ、アンプに繋ぐのも好みになりますし、結構個性を出せるので、そういう意味ではアリだと思います。
ただし、先述したように、お店にエレアコ用アンプが無いことがあるので、自分でアンプを持ち込むか、お店のアンプに繋ぐしかありません。

「え?お店にエレアコ用アンプが無いって話なのに、お店のアンプに繋ぐの?」
と思った方。
お店には大抵エレキギター用アンプとベース用アンプがありますので、ベース用アンプにつないでください。
詳細は長くなるので割愛しますが、簡単に言うとアコギに欲しい音の音域を出せるのがベース用アンプなのです。
もし機会があれば、スタジオなどでギター用アンプとベース用アンプで比べてみてください。エレキギター用アンプだと、すごくアコギの音が物足りなくなります笑



アンプに繋ぐ際のメリット
・個性が出せる
・好みであれば音にハマる

アンプに繋ぐ際のデメリット
・エレアコ用アンプがお店に無いことが多い
・音はアコギっぽくなくなる



〜3.PAに繋ぐ〜
アコギでライブやる時はこれが1番ポピュラーな方法です。
まず、PAとはなんぞや?って話なんですけど、



↑なんかこういうの、ライブハウスとかスタジオで見たことないですか?
これがいわゆるPAミキサー(PA卓とか言ったりもする)なんですけど、PAに繋ぐ、というのは、この機械にアコギを繋ぐってことになります。

PAとはPublic Address(パブリック・アドレス)の略で、音を混ぜて広く伝えるシステムの事を指します。
これも詳細は割愛して、簡単に言うとPAミキサーに繋いだら、会場のスピーカーなどから音を出力出来るんだ!という認識で良いです(本当に?笑)


で、ここに繋ぐってどういうこと?かと言うと、

たいていのライブハウスではPAミキサーからステージ上にケーブルが伸びていて、先にDIがくっついているので、そこにシールドを差し込むだけです。

DIとは?→こちらの記事からどうぞ


先に書いたように、これが最もポピュラーな方法なので、3つの方法のうち迷ったらPAミキサーに繋いでしまえば良いでしょう。
ライブハウスの音響さんにとっても、手元のPAミキサーだけで音作りが出来て、マイク、アンプに比べて他の要素を考えなくていいので楽です。


ただし、PAミキサーに繋ぐ、というのはエレアコからライン出力される音が直でスピーカーから出る、という事なので、マイクに比べると圧倒的にアコギの生音感は無くなります。いわゆるピエゾくささがあるアコギであれば、それがそのままスピーカーから出力されます。
ある程度音響さんが調整してはくれるものの、それだけで劇的に音は変わるわけではないので、音にこだわるのであれば、ある程度自分で作り込んだ音をPAミキサーに送る必要があります。


PAに繋ぐ際のメリット
・1番ポピュラーな方法なので、ライブハウスの音響さんにとっては楽

PAに繋ぐ際のデメリット
・自分で作った音がそのまま出力されるので、音にこだわるのであればある程度音作りの知識は必要


 


というわけで、今回はライブハウスでの音の出し方についてのお話でした。

ライブを初めてやる、といった方の参考になればと思います。


ではでは。