tako(タコ)のアコギな日々

アコギや機材に関する事などを書いています。

【アコギメーカーについて語る③】シンガーソングライターはやっぱりGibson!

2020-01-06 13:06:00 | アコギメーカーを語る
ども、アコギをおもちゃにする男takoです。


アコギのメーカーについて語るシリーズ第三弾!
今回は、Gibson(ギブソン)についてです!



個人的なGibsonに対する僕の印象は、ソロギターには使えないけど、シンガーソングライターの人が使ってたらカッコいい!、です。

アコギにしてもエレアコにしても、Gibson特有の音、といいますか、低音が太く、ゴリゴリでパーカッシブなストロークが似合うアコギ、というイメージですね。
なので、ロックやブルースを歌うシンガーソングライター向きだなぁ、と思います。


低音が太いので、正直指で爪弾くようなソロギター向きではないなぁと思い、僕は購入するつもりはありませんが、Gibsonアコギを使いこなすシンガーさんはすごくカッコいいなぁと、いつも思っています。


エレアコには主にL.R.baggsのインブリッジタイプのピックアップが内蔵されています。上位モデルだと、コンデンサーマイクとインブリッジのデュアルピックアップシステムが内蔵されていますが、ほとんどがインブリッジタイプのエレアコとなります。なので、いかに生音が良いギブソンであっても、ブリブリする、いわゆるピエゾっぽい音になるエレアコモデルがほとんどのようです。
そもそも、ギブソンは、コンデンサーマイクで録音することを前提とした設計をしているそうです。とどのつまり、ギブソンのエレアコはやっぱりいわゆるエレアコの音になってしまうので、エレアコよりも生アコギをマイクで拾うスタイルの方が良いのかもしれません。



そして、Gibsonアコギは何より見た目がカッコいいものが多いんですよね。
個人的に見た目が好きなものをご紹介します。

J-45 



Gibsonの定番モデルですね。
Gibsonと言えばJ-45と言っても過言ではない定番モデル。
他のメーカーのアコギと比べると少しなで肩な感じが男っぽくていいですよね。





SJ-200 



このクラシックな見た目と雰囲気が素晴らしいですよねー。
J-45よりも上位グレードとなりますが、人目を引くこのデザインはGibsonアコギの唯一無二なデザインになっていますね。






Hummingbird 


こちらのシリーズも、ピックアップとネックのインレイにハチドリ(humming bird)が描かれており、見た目の高級感が素晴らしいです。







はい、というわけで、今回はただただ見た目が大好きなGibsonのお話でしたー!

過去の記事はこちら

ではでは!!






【アコギ オススメCD紹介①】Petteri Sariola ペッテリ・サリオラ「直感」

2020-01-04 10:00:00 | オススメアコギCD紹介
ども、アコギをおもちゃにする男、takoです。


今回は、アコースティックギターの名盤CDのご紹介です!


第一回に紹介するのはこちら!
Petteri Sariola ペッテリ・サリオラ
直感





スラム奏法の第一人者、ペッテリ・サリオラの3枚目のアルバムです。
もともと、超絶テクニックが話題であったペッテリ・サリオラが、全編カバー曲で構成されたカバーアルバムを発表した事で話題になりました。
それぞれの曲には彼独自の感性が光る編曲となっており、この一枚で、ペッテリ・サリオラはギターテクニックだけではなく幅広い音楽性を世界に見せつけることになりました。
選曲もかなり幅広く、往年の名曲からアコギインストファンも唸る名曲、はたまた、日本を意識した楽曲など、誰が聴いても満足出来る選曲となっています。






以下、このアルバムの中からオススメの3曲をご紹介です!

トラック3
翼〜you are the HERO〜 (インストゥルメンタル)

日本に特殊奏法でのアコースティックギターインストゥルメンタルを広めた第一人者、押尾コータローさんの人気曲のカバーです。
収録されている他のカバーと比べると、チューニングや楽譜をほぼオリジナルと同じで弾いているのですが、それでも、ペッテリ・サリオラならではの奏法でオリジナリティを出すそのセンスに脱帽です。


トラック4
Wake Me Up Before You Go-Go
ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ

ワム!の人気曲です。オリジナルはアップテンポでキャッチーな曲なのですが、ペッテリ・サリオラによる大胆なアレンジにより、渋いロック調の楽曲になりました。
もともとこんな曲だったんじゃね!?と思ってしまうほどの完成度は驚きです。



トラック14
もののけ姫 (インストゥルメンタル)
日本版CDのみに収録されているこの曲。ギター一本でこの世界観を表現するのも、ペッテリ・サリオラの確かな演奏力があってこそ。締め括りに相応しい一曲となっています。




というわけで、アコギの名盤CDのご紹介でした!

ではでは、また第二回で!




【アコギ 初心者向け】チューナー無しでチューニングする方法!②(1つの弦から耳でチューニングする方法)

2020-01-03 11:20:00 | アコギ初心者向け記事
ども、アコギをおもちゃにする男takoです。


前回の記事(→https://blog.goo.ne.jp/takoguitar800/e/2e42823593d28c5fe76e73dbb2852e2f)では、音叉を使って、耳を鍛えて基準となる音とうなりを聞き取るトレーニングについて解説してしました。

今回は、1つの弦から他の5弦を調整する方法です。


今回のお話を進める前提として、5弦Aの調弦は正確である、という前提でお話を進めます。この話がわからない人は前回記事を読んでください。


では、1つの弦から他の弦を調整するというのは、簡単に言うと、それぞれの弦で音程が同じところがあるので、耳で聞きながら順番に合わしていく、ということです。


詳しく説明していきます。

僕なりの表現で大きく分けると、方法は2つです。
・実音でチューニングする
・ハーモニクスでチューニングする


○実音でチューニングする
単純に弦を鳴らしてチューニングする方法です。
EADGBEのレギュラーチューニングの場合、弦同士では下記のように同じ音となる関係があります。

6弦5フレット=5弦開放弦
5弦5フレット=4弦開放弦
4弦5フレット=3弦開放弦
3弦4フレット=2弦開放弦
2弦5フレット=1弦開放弦


この関係を使って、5弦から他の弦をチューニングする手順は以下の通りです。

①5弦開放弦と同じ音になるように6弦5フレットを鳴らしながら、6弦をチューニングする。

②5弦5フレットと同じ音になるように4弦開放弦を鳴らしながら、4弦をチューニングする。

③4弦5フレットと同じ音になるように3弦開放弦を鳴らしながら、3弦をチューニングする。

④3弦4フレットと同じ音になるように2弦開放弦を鳴らしながら、2弦をチューニングする。

⑤2弦5フレットと同じ音になるように1弦開放弦を鳴らしながら、1弦をチューニングする。


この方法は、同じ音かどうかをただ耳で聞きながらチューニングするので、練習は特に必要ないですが、耳がかなり鍛えられていないと、正確なチューニングは難しいです。
ざっくりとチューニングしたい時は有効ですが、あんまりこの方法に慣れると耳が鍛えられないので、出来れば次に紹介するハーモニクスを使ったチューニングをマスターして欲しいです。



○ハーモニクスでチューニングする
ハーモニクスの音を聞いてチューニングする方法です。

先ほどの方法と同じように同じ関係になる音を比較しながらチューニングする事になるのですが、大きな違いは前回記事(→https://blog.goo.ne.jp/takoguitar800/e/2e42823593d28c5fe76e73dbb2852e2f)で書いたうなりを聞き取りチューニングします。
ウワァンウワァンウワァン…と聞こえるうなりが無くなるように、1つ1つの弦をチューニングしていくわけですね。


EADGBEのレギュラーチューニングの場合、弦ごとのハーモニクスには下記のように同じ音となる関係があります。

6弦5フレットハーモニクス
=5弦7フレットハーモニクス

5弦5フレットハーモニクス
=4弦7フレットハーモニクス

4弦5フレットハーモニクス
=3弦7フレットハーモニクス

6弦7フレットハーモニクス
=2弦開放弦

5弦7フレットハーモニクス
=1弦開放弦


この関係を使って、5弦から他の弦をチューニングする手順は以下の通りです。


①6弦5フレットハーモニクスと5弦7フレットハーモニクスを鳴らし、うなりが無くなるように6弦をチューニングする

②5弦5フレットハーモニクスと4弦7フレットハーモニクスを鳴らし、うなりが無くなるように4弦をチューニングする

③4弦5フレットハーモニクスと3弦7フレットハーモニクスを鳴らし、うなりが無くなるように3弦をチューニングする

④6弦7フレットハーモニクスと2弦開放弦を鳴らし、うなりが無くなるように2弦をチューニングする

⑤5弦7フレットハーモニクスと1弦開放弦を鳴らし、うなりが無くなるように1弦をチューニングする


④と⑤はうなりが聞こえにくいかもしれませんが、訓練すれば聞こえるようになります。

この方法では、ハーモニクスを鳴らす練習は必要になりますが実音でチューニングするよりも正確なチューニングが出来ます。
これが瞬時に出来る様になれば、ライブ中のチューニングをするときにも便利です。


ちなみに、ハーモニクスでチューニングする場合、一部の変則チューニングにも対応出来ます。


ドロップD(DADGBE)
レギュラーチューニングから、
6弦7フレットハーモニクスと5弦12フレットハーモニクスを鳴らし、うなりが無くなるように6弦をチューニングする
と6弦をDに合わせられます。

ダドガド(DADGAD)
レギュラーチューニングから、
①6弦7フレットハーモニクスと5弦12フレットハーモニクスを鳴らし、うなりが無くなるように6弦をチューニングする
②4弦7フレットハーモニクスと2弦12フレットハーモニクスを鳴らし、うなりが無くなるように2弦をチューニングする
③3弦7フレットハーモニクスと1弦12フレットハーモニクスを鳴らし、うなりが無くなるように1弦をチューニングする
こうすると、6,2,1弦を1音下げてDADGADチューニングが耳で出来ます。





はい、というわけで、今回はチューナー無しでチューニングする方法を解説しました!
これが出来るといろんな場面で使えますので、ぜひマスターしてみてください!


今回は文字ばっかですいません!!笑



ではではー!







【アコギ 初心者向け】チューナー無しでチューニングする方法!①(音叉を使ったトレーニング)

2020-01-02 09:26:00 | アコギ初心者向け記事
ども、アコギをおもちゃにする男takoです。


前回チューナーについて解説しましたが(→https://blog.goo.ne.jp/takoguitar800/e/d52426f8bb286039d336d94dc3e299ab)今回は、自分の耳でチューニングをする方法を解説します!
もちろんライブ中のチューニングなどはチューナーを使うのが早くていいですが、楽器をやる上で耳を鍛えるというのは重要ですし、機械に頼らずチューニング出来ると、「チューナーを忘れた!」なんてトラブルの時にも冷静になって対応できます。
何より、耳で出来るとカッコいいですよー!笑


耳でチューニングする方法としては、アコギの6本の弦の音程を耳で正確に聞き取れる事が究極なのですが、そんなことは不可能なので笑


実際のところ、耳でチューニングするためには、1つ正確に調整された弦から比較して、他の弦を合わせる方法が一般的となります。
要は、基準の弦が半音下がっていれば、そこからチューニングすると、アコギ全体が半音下がったチューニングになる、ということです。

なので、自分の耳でやるチューニングの基本的なステップとしては、まずは、1つだけ音を耳で覚える、ということが出来れば、耳でチューニングが出来ます。


○まずは、1つの音を覚える
 音叉を使ったトレーニング
他の音と比較するために、まず1つ音を覚えるのですが、アコギだと5弦のA(ラ)の音を覚えます。
この音を覚えるために使うのがこちら。

音叉(おんさ)です。
一時期ヒーリングや癒しのツールとして話題になっていましたが、これも立派なチューナーの一種です。
今みたいな電子チューナーが無かった時代には、この音叉でアコースティック楽器はチューニングされていました。


ここから少し、物理の話になりますが…

そもそも、音というものは空気の振動であり、その振動数によって、音の高さが変わります。アコギ用の音叉は、5弦Aと同じ振動数で音の波を発生するので、音叉と振動数を合わせるように5弦を調整していくのです。






では、具体的にどのように調弦するのか。



音叉の二股の方を、膝や机の角などで叩くと、音叉が振動します。
そして、アコギの5弦を鳴らします。
音叉と5弦が両方振動している時に、音叉の取手の方(上画像でいうところの丸い部分)をボディに当ててみましょう。

すると、ギターから、ウワァンウワァンウワァン…という音が聞こえてきます。
この、ウワァンウワァン、という音がいわゆるうなりです。振動数が違う2つの音波が重なった時に発生する音の現象で、このうなりがあるということは、音叉の振動数と5弦の振動数が異なっている=音程が違う、ということになります。
そして、音程を合わせる、というのはこのうなりが無くなるように、弦を調整する、という作業になります。


最初のうちは、このうなりが聴こえない場合が多いです。チューナーなどでわざと音程をずらして、あえてうなりが発生するようにして、うなりを聞き取れるように訓練しましょう。うなりが聴こえない、という場合は、アコギのボディに耳をくっつけて聞いてみましょう。
後の工程にも必要になるので、うなりを聞き取る練習は余裕ある限り時間をかけて習得してください。


うなりが聞こえたら、今度はうなりを聞きながら弦を調整していきます。

ポイントとしては、正確な音から離れるほどうなりが早くなる、という事を覚えてください。

例えば、
うなりが
ウワァンウワァンウワァン…
と聞こえる状態から、弦のペグをどちらかに回した時に、
ワンワンワンワンワンワンワン…
と、うなりのサイクルが早くなったら、
正確な音から離れていっている、ということになります。

また、
ウワァンウワァンウワァン…
と聞こえる状態から、弦のペグをどちらかに回した時に、
ウワァーーンウワァーーン…
と、うなりのサイクルが遅くなったら、
正確な音に近くなっている、ということになります。


こうして、うなりが一切無くなるまで、弦を調整していくのです。



弦を調整する上でのポイントは、ペグを締める方向で調整していく、というところです。
緩める方向で、調整するとチューニングが安定しません。
チューニングする過程で、「あれ、締めすぎたかな?」と思ったら、一度ペグ一周分ぐらい緩めて、また締める方向で調整していってください。




と、5弦Aを音叉で調整するトレーニングを繰り返しやれば、自然と5弦Aの音が耳に染み込みます。
また、うなりを聞き取るトレーニングをしていれば、バンドメンバー同士のチューニングをやる時にも便利です。


地道なトレーニングですが、この音叉を使ったトレーニングは必ず身になります。
ぜひやってみてください!


今回は長くなりましたので、続きはまた次回!

ではでは!