ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。
今回は、今、密かな話題になっているカーボンギターについてのお話!
そもそも、カーボンギターとは何か?
木の素材を一切使わずカーボンという素材のみで作られたギターの事を指します。
(メーカーによっては「オールグラファイト製ギター」と呼んでいるものもあります。カーボンとグラファイトは厳密に言うと異なる素材なのですが、どちらも炭素Cが基になっているもので、その違いを説明するには文字制限が足りないので、この記事では便宜上、一般的に広まっている"カーボン"という名称で書かせていただきます)
→Ovation(オベーション)←は裏面がリコラードという特殊な素材で作られていますが、トップ板やネックは木で作られています。
カーボンギターは一切木が使われていないので、オベーションとはまた大きく違います。
なぜ、そんなカーボンギターが作られているのか?そして、注目を集めているのか?
それには、カーボンギターがメリットだらけのギターだからです!
メリット1
環境の影響を受けない
通常、木の素材で作られているアコギは、湿度などの環境の変化に弱いです。
そのため、定期的にメンテナンスをしないと最高の状態で弾き続ける事ができません。
その点、カーボンギターは湿度などの環境の変化をほとんど受けません。なので、ネックもほぼ反らないし、雨の日や乾燥した日でもギターのコンディションが変わりません。極端な話ボディに水をぶっかけても傷んだりすることが無いのです!(実際には、金属パーツがあったりエレアコなら内部に電気系統パーツがあるので、本当に水をかけたりするのはやめてください笑)
メンテナンスをしなくても、買った状態をほぼ維持できるギターなのです!
メリット2
軽くて丈夫
カーボン繊維強化プラスチックは、鉄と比較し引張強度が約10倍、比重は約1/4、ととにかく軽くて硬いのです!
木のギターと持ち比べてもかなり軽いですし、ボディヒットなどでトップを割ってしまうという心配もありません。
メリット3
見た目がカッコいい
これは僕の主観になってしまいますが笑
木のギターでは出せないその見た目はかなりカッコよくて、注目を集めること間違い無しです!
個性派ギタリストは注目ですね!
と、メリットばかりのギターのように思えますが、個人的にはカーボンギターを使っている中で、デメリットだと思う事もありますので、そちらにも触れておきたいと思います。
デメリット1
改造が出来ない(かもしれない)
ソロギターをする方だったら、アコギに後付けのピックアップを付ける、など、アコギに何かしら改造をすることもあると思われます。
その場合、アコギにドリルで穴を開ける事になるのですが、このカーボンギター、おそらく(あくまでおそらく)穴を開ける、という事が出来ないかもしれません。
実際にとあるリペアショップの店員さんに「ドリルで穴開けたら全部割れてしまうかもしれない」と言われて、カーボンギターに穴を開ける事をオススメされなかった事があります。
カーボンギター自体がまだまだ主流では無いので、リペアショップにとってももしかしたら扱いの難しいギターなのかもしれません。
デメリット2
音が成長しない
木のアコギは弾けば弾くほど、プレイヤーの音に対して木が振動し、音が変化していく、プレイスタイルによってそれに合わせてアコギの音が成長していく、という事がよく言われます。
その点で言えば、カーボンギターは最初から最適なコンディションをキープされているため、木のような成長は無いのかもしれません。
まぁ、買った時から音が完成されていると思えばいいのでしょうけど笑
というわけで、カーボンギターのメリット・デメリットをご紹介しました!
個人的にはカーボンギターはかなりメリットの大きいギターだと思うので、かなりオススメです!
では、最後に日本で手に入るカーボンギターのメーカーをいろいろご紹介したいと思います!
Rain Song (レインソング )
カーボンギターの代表的なメーカーです!ラップトップ奏法で有名なギタリスト、→エリック・モングレイン←が使用していた事でも注目されました。
ちなみに僕も保有してます!
Composite(コンポジット)
こちらも、最近楽器屋でしばしば見かけるようになりました。
見た目の奇抜さなどカーボンギターらしさ満載です!
僕はレインソングとコンポジット、どちらを買うかギリギリまで迷ってしまいました!
LAVA MUSIC
こちらはカラーバリエーション豊富なカーボンミニエレアコです!
高価なものが多いカーボンギターですが、こちらは10万円代なので、まだ比較的手にしやすいカーボンギターなのではないでしょうか!
McPherson
さて、こちらのメーカー、先に紹介した他のカーボンギターと比べて、高価でやや見つけにくいですが、見た目の可愛さからもやっぱり気になるカーボンギターですね!
ではでは!