映画と渓流釣り

森田芳光を悼む

 やっぱり早すぎますよね。
この先、往年の傑作を越える作品が撮れるとは思いませんが、「間宮兄弟」「武士の家計簿」程度の佳作はまだまだいけたはずです。
 我々世代にとって、森田は沈滞した日本映画に新風を吹き込んでくれた革命児でした。ぴあフィルムフェスティバルから商業映画に入っていった黎明期を切り開いた人でもあります。当時、学生映画(8mm)をつくり、ぴあへ出品していたわたくしには輝く光であったのです。「の・ようなもの」「家族ゲーム」「それから」次々に映し出される森田ワールドは魅力的でした。
 晩年は小さくまとまった職業監督になってしまいましたが、北川景子ちゃんにあれだけ号泣されれば本望でしょう。映画青年であったわたくしの一時を潤してくださったことに感謝いたします。
ご冥福をお祈りいたします。合掌。
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