映画と渓流釣り

流れ星の彼方

 3月中旬、今にも桜がほこびそうな暖かい日が続きました。今年も都留漁協の解禁がやって参りました。今までお世話になっていた元漁協長が去年亡くなられ、仏前にお参りをしてきました。十年近く前に都留漁協員にしていただいた御礼を申し上げましたが、年の流れはこんな形でもクッキリと表れるものなんですね。残念ではありますが仕方の無いことでもあります。合掌。

 今度年券の配布を世話していただく理事の方に挨拶に行くと、大変面倒見の良い方でお昼までご馳走になってしまいました。ご主人自ら麺を打ち御汁まで拵えた絶品の饂飩です。わたくしも料理好き(奥様がまるで料理をいたしませんので、年間300日は賄っています)なので、麺も打てば出汁もとりますからその料理の手間の掛かり方や腕前の確かさは分かるつもりです。本当にご馳走様でした。美味しかったです。

 さて、お魚釣りはどうかといえば、そこそこにと言った所です。川茂には珍しく重機が入りませんでしたので、川の流れ自体は殆ど変わっていません。大型虹鱒も沢山いるのでしょうが、この連休にはお目にかかれませんでした。山女魚は田野倉から落合までの放流されていない地区に、飽きない程度散らばっておりました。しかしながら、やはり本番は桜が散ってからですね。

 土曜日の夜、丸二日のお魚釣りを終え秋山温泉の露天風呂に浸かり、満天に立ち昇る湯気の彼方を見上げれば、流れ去る星が一つ。天国へ逝かれた元漁協長かもしれません。
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