情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

Windowsで常駐型bash+awkプログラム-BusyBoxでレジストリを使わず簡明に実装

2023-11-25 23:05:24 | Windowsの備忘録
Windows上のシステムプログラムをBusyBox+bash+awkで書いている



BusyBox.exeを使えば、Linuxで一般的なbashとawkを組み合わせたプログラムが、Windows上でも同じように動く。LinuxそのものをWindows上にインストールするなど複雑な準備も不用だ

Windows上のBusyBoxは、Linux分野でよく使う、Linux風のコマンドの集合体だ。私は、使い慣れたbashとLinuxのツールを使った常駐プログラムをBusyBooxを実行環境として動かしている



Windows上のBusyBoxは二つの実行環境がある。

1) BusyBox.exeを起動し、その中で指定したコマンドやスクリプトを実行する
2)Windows上にBusyBoxの用途毎のディレクトリ構造をインストールし、その中で実行する

どちらも、Windowsのインストーラーを使うことはないのでレジストリに書き込むこともない。そのため、同居するアプリケーションへの影響はほぼ無いと考えて良いだろう

私は、Windows上でBusyBox.exeを起動する方法を使っている。この方法だと実行環境への依存性が極めて少なく、移植も簡単だ。即ち、寿命の長いプログラムを作ることができる

Windows 10上で開発、2017年から実行してきたBusyBoxプログラムを、Windows 11上に移植した。Windows環境に依存する実行パスやファイルのパスの変更等、実行環境の変化に基づく軽佻な調整で動作した。これは、開発時の期待だった長寿命プログラムそのものだ

いつもアクセスありがとうございます。Windows+BusyBoxでbashやawkを使って書いたシステムプログラムを実行できることを共有します。windows10からwindows11への移行も順調でした
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Windowsのシステム管理-Windowsから現在と最大の物理RAM容量をコマンドで取得

2023-11-24 12:24:20 | Windowsの備忘録
特別に物理RAMの大きいワークステーションを組むことになり、搭載できるRAM容量を調べる必要がある。PCハードが備える搭載可能な最大のRAM容量は、以下の例のようにして知ることができる

■SurfaceLaptop 4 / Windows 11 Pro
拡張性はない。購入時指定サイズが表示されている

PS C:\Users\taniy> wmic memphysical get maxcapacity
MaxCapacity
16777216

PS C:\Users\taniy>


■DELL Precision T3620 / Windows 11 Pro
現在は32Gを実装しており、最大64Gまで搭載できることが判る

PS C:\Users\PC> wmic memorychip get capacity
Capacity
8589934592
8589934592
8589934592
8589934592

PS C:\Users\PC>

PS C:\Users\PC> wmic memphysical get maxcapacity
MaxCapacity
67108864

PS C:\Users\PC> 

いつもアクセスありがとうございます。Windows OSから見た、現在の物理RAM容量と、実装できる最大のRAM容量の取得コマンドを共有します
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Altman氏がOpenAIからMicrosoftへ-科学とビジネス

2023-11-21 07:27:50 | AI,IoT,SensorNetworking
Altman氏がOpenAIのCEOを解任された。そしてMicrosoftの新しいAI研究部門を率いることになった

MicrosoftはOpenAIへの投資、Altman氏の参加で、Chat型AIを実社会に実装し、一気に企業態を変える

Altman氏は、Microsoftが積み重ねてきた資産と資源をビジネスのAPIとして活用することを選択したのだろう。Microsoftはこれまで以上に、Altman氏の活動を支えChat型AIのビジネスをリードすることになる。Chat型AIの基礎研究は、これまで同様OpenAIを活用すれば良い

Altman氏はOpenAIに在職中、Microsoftの巨額な投資を引き出した。MicrosoftはChatGPTを様々な自社プロダクトに融合させ、大きく変化させようとしている。検索のあり方を、いわばGoogle型=Google/list型から、Bing/chat型に変えたことだ。人の思考をなぞるchat型は、人になじみやすいと感じる

私も検索の入り口はChatGPTになりつつある。Bing検索がChatGPTの融合系であるBing/Chatに置き換わってからは、ChatGPT4またはBing/Chatで課題解決を始め、キーワードの確認と広がりを知るために、Google検索を活用している

Microsoftはオープンソース分野でも強力な支援者だ。Windowsの標準機能でLinuxが動く仕組みWSLで、シームレスで自然なマルチOS環境を提供している。そのLinuxのソースコードの中心部をホスティングしているGitHubもMicrosoftの一部門だ。Linux Foundationのプラチナメンバー13社の内の1社として、オープンソースの開発プロジェクトを支えている

これからのソフトウエア開発環境にChat型AIが統合され始めており、ソフトウエア開発者は、自身のアイデアをより高速に育てることができる時代に移った。厳格な論理性を持つソフトウエア開発は、もともとAIによる開発アシスタントが最も適している分野だ。この時代の変化でソフトウエア開発に求められるスキルは全く変わる

Chat型AIはオープンソース開発と融合し、ソフト開発のあり方を変革、加速する。そのスポンサーの代表にMicrosoftがなったのだ


いつもアクセスありがとうございます。Chat型AIを育ててきたAltman氏がMicrosoftへ移ることへの思いと背景への考察を共有します。
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ヤマハNVR/SWX/WLXでのWi-Fi実装:NVR700W+SWX+WLX222のLANマップ

2023-11-19 08:20:10 | ヤマハ通信機器
ヤマハの無線LAN機器でWi-Fiネットワークを構築している
ヤマハのWi-FiアクセスポイントWLXシリーズは、何といっても使いやすいことが特徴だろう

ヤマハのRTX/NVRルーター、SWXスイッチとWLXアクセスポイントでネットワークを構成すると、ルーターのGUIから各機器を統合管理できる。これは構築時に加え、長期に渡る運用でもとても便利だ

実は、ヤマハWLXだけでも、複数台のグループ管理が可能で、設定を一箇所に集約して管理することができ、とても便利に使うことができる


使用機材
ルーター:NVR700W(LAN/WAN/WWAN)
スイッチ:SWX2110P-8G(PoEx4)
アクセスポイント:WLX222(3台)

上流から各機器工場出荷状態のまま接続。管理するための設定はとても簡単。NVR700Wのヤマハ独自のL2MSによる管理機能をONにすることで、自動的にこの画像のようにつながる。NVR700WのGUIから見えてしまえば、各機器のGUIを呼び出すことができ、稼働確認はとても簡単だ。

今回の機器選択のポイントは、
- ルーター上流はLANのみではなく、モバイル網接続も考慮した
- 無線LANアクセスポイントにはPoE給電する
- 無線LANアクセスポイントはグループ化して一括管理する

これに加えて弊社から遠隔支援を行う自社開発のEasyRASで遠隔接続しており、困った時のサポートを可能にしている

いつもアクセスありがとうございます。ヤマハルーター、スイッチとアクセスポイントの統合管理機能を共有します。
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NURO光をRTX830で接続しLAN側は1GbE+VLAN

2023-08-16 21:59:06 | 通信ネットワーク
NURO光をヤマハRTX830に収容し、LAN側はSWXシリーズの複数のVLANスイッチを経由して有線にて測定したもの。十二分に高速だ。

上記画像ではSo-netになっているが、実際の契約はNURO

インターネットのスピードテストは、測定条件で大きく変化することに留意したい。同じ回線でも測定ごとに異なる
測定するPCの性能でもスピードが変化する。この測定はWindows11+i7のラップトップPCでLANアダプタは本体内蔵。ラップトップとしては高性能な機種だ

私は、ネット接続の開通確認として、スピードテストを行っている。「概ねの速度」を知っていると、後日速度の課題が発生しても性能が出ているのか、出ていないのかの判断がつきやすい

また、途中で100Mbpsのケーブルが使われていることも、ほぼ検出できる。


いつもアクセスありがとうございます。NURO光のスピードテストの結果を共有します。
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Windowsでのマルチディスプレイは上下方向にも拡張可能

2023-07-30 08:11:12 | 仕事環境改善
事務所での仕事では常にマルチディスプレイを使っている。広いディスプレイはやはり効率が良い
これまで、物理的な配置は、左右に並べる形が主だった。上下に並んでいても、左右配置と同じ設定を使ってきた

ふと、設定画面で配置を上下にしてみた。なんと上下にカーソルが渡っていく。マウス操作と視線が一致するので、とても自然に操作ができ、圧倒的に楽になった



上:4Kディスプレイ
下:FHDノートPC

下のノートPCのHDMIポートと上の4Kディスプレイに接続

いつもアクセスありがとうございます。マルチディスプレイの上下方向での拡張を共有します
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ヤマハRTX1300/830でIPsecVPN-本社集約設定のポイントと実速度例

2023-07-17 05:28:07 | ヤマハルータ
ヤマハルーターでのVPN接続を実装している。本社またはセンターから各事業がインターネット抜けする形式は多い

その構成を取るときの事業所側のポイントは以下の通り

・トンネルを普通に開通しセンター側ルータのプライベートIPと疎通を確認する
・センターのVPN接続用グローバルIPをスタティックにネットに向ける
・デフォルトルートをトンネルに向ける
・DNSの稼働を確認する<多くの場合調整が必要
・スピードテストサイトで疎通を確認する

このようなステップで本社-事業所間VPNを開通し、事業所側でネット速度を確認した。速い!多分休日未明だから

本社側(四国)= RTX1300
事業所(関東)= RTX830


いつもアクセスありがとうございます。分散事業所の本社集約型のネット接続の要点と実測値を共有します
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PowerShell入門-PSスクリプトが実行できない-実行環境をセット・リセットする

2023-07-10 10:35:59 | PowerShell
Windows PowerShell環境でスクルプトを書いている。WindowsのPowerShellスクリプトは、デフォルトではユーザーが実行できない。使い始めるときは、PowerShellに「スクリプトを実行する」ことをセットする



■必ず管理者権限のPowerShellで実行する
設定と解除
必要がないときは、勝手な実行を抑止するために戻しておいたほうが安心

PS C:> Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
PS C:> Set-ExecutionPolicy Restricted

■PowerShellの実行権限を設定する
■■実行権を管理するコマンドレットSet-ExecutionPolicyのヘルプ

PS C:> get-help Set-ExecutionPolicy
名前
Set-ExecutionPolicy

構文
Set-ExecutionPolicy [-ExecutionPolicy] {Unrestricted | RemoteSigned | AllSigned | Restricted | Default | Bypass | U
ndefined} [[-Scope] {Process | CurrentUser | LocalMachine | UserPolicy | MachinePolicy}] [<CommonParameters>]

エイリアス なし

注釈
Get-Help を実行しましたが、このコンピューターにこのコマンドレットのヘルプ ファイルは見つかりませんでした。ヘルプの
一部だけが表示されています。
-- このコマンドレットを含むモジュールのヘルプ ファイルをダウンロードしてインストールするには、Update-Help を使
用してください。
-- このコマンドレットのヘルプ トピックをオンラインで確認するには、「Get-Help Set-ExecutionPolicy -Online」と入
力するか、
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=113394 を参照してください。


■権限の関係で実行できないときのエラーメッセージ

PS C:> .\lanStatProto.ps1
.\lanStatProto.ps1 : このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、ファイル C:\lanStatProto.ps1 を読み込むことができません。詳細については、「about_Execution_Policies」(https://go.microsoft.com/fwlink/?Link
ID=135170) を参照してください。
発生場所 行:1 文字:1
+ .\lanStatProto.ps1
+ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
+ CategoryInfo : セキュリティ エラー: (: ) []、PSSecurityException
+ FullyQualifiedErrorId : UnauthorizedAccess
PS C:>

いつもアクセスありがとうございます。PowerShellの第一歩を共有します。PowerShellは時々書いています
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Linuxサーバを自動的かつ定期的に電源OFF-ONする-Cronとリブータを連動

2023-07-08 17:55:50 | 仕事環境改善
Linuxサーバを定期的にかつ自動的にハードウエア・リセットする仕組みを実装した。Linux/Cronと、いわゆるリブータとの連動での実現だ

このサーバーは、USB3で外付けミラーHDDを三系統接続している。そのうちの一系統が、動作がおかしくなる。その際は、サーバーを再起動すると概ね復旧するが、まれに復旧に失敗する。その際は、電源をOFF/ONする再起動を実施することで回復ができる

この運用障害を、一週間に一度自動再起動することで回避できないかを試行する。この仕組みは、監視カメラなどでも有用だ



実機は15TほどをUSB3のミラーHDDで運用している。サーバーとその周辺装置のUSB3外付けHDDは同じ電源管理システムの管理下にある。電源管理システムは、サーバーの稼働監視をすることができ、電源OFF-ONを自動化できる

いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所で運用している大規模Linuxサーバーの自動電源OFF-ONと再起動情報を共有します
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企業内オンライン技術研修の2023年版教科書が完成-今年からフルカラー化

2023-07-08 17:42:17 | 企業内技術研修
企業内オンライン技術研修は、企業様との契約に基づき実施している。オフライン研修でお世話になり始めてから、もう十年ほどになる

毎年教科書をアップデートしてきた。今年は、クラウドの機能提供形態の変化、大きな変化となっているAIとの関係、開発分野の大きな変化の追記が改定の主眼だ

さらに図表を理解しやすいように「教科書のフルカラー化」を実現した



教科書に盛り込めない部分は、別途資料を作ったり、実物カメラを使って、配信し、演習時にはリアルタイムで反映できるドキュメント環境を使い、進捗の共有や、最新の情報を共有する

配信側は、画面上の教科書への強調や注釈書き込みをしながら解説し、常にモニターで参加者にどう見えているかを確認

今年は、配信機材を更新し、より良い音質で会話ができるように工夫をしている。これが成功すれば、参加者の方の負担も軽くなると思う

(*)この研修は企業内技術研修で、一般公開募集での研修ではありません

いつもアクセスありがとうございます。2023年度の企業内技術研修が、この7月より始まりました。毎年改訂し、最新の情報を提供しています
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Windows 10 Proから11 Proへ移行-サポートされていないCPU対策はLinux化

2023-07-06 11:06:49 | Windows
私の環境では、Windows 10 Proは安定している。Windows 10の最終のメジャーリリースは、Windows 10 Version 22H2。現在配布されている最新版だ。この後は、マイナーな修正が2025年10月14日まで提供され、一般的な無償更新配布サポートは終息する



私の手元のワークステーションは、そこそこ古い。RAMの世代ではDDR3の頃がほとんどだ。ただ、OSディスクをSSD化しているので、仕事には全く問題なく使っている

でも確実にWindows 11 Proへの移行が必要だ。日常使うLaptop PCは一年ほど前からWindows 11 Pro。使い方にも慣れている。私はなるべくデフォルトに近い設定で使う。利用者の立場としてはWindows 10とWindows 11混在環境での課題を感じたことはない

今のWindows 10 home/Proでは、Windows Update画面でWindows 11 へ移行するよう促される


Windows 11 Home / Proに移行するには、Microsoftが提供するチェックツールを使い、PCハードウエアがWindows 11に対応しているか否かを確認する

私のWindows 10 Pro達の古いハードウエアは「CPUがサポートされていない」と診断される。とはいえ、Windows 10は全く問題無いので、PCとしての機能は満たしている



検索すると回避策らしきことも見つかるが、無理にWindows 11にすることは止めた。このまま約二年間使いきる。その間、アプリのクラウド化はさらに進み、Linuxのデスクトップ環境も、もっと良くなる。2015年にブラウザデスクトップ用にLinuxをインストールし、Linux上のブラウザを使えばほとんどのことができるだろう

2025年のWindows 10サポート終了問題は、確かに大きなインパクトがあるが、そのPCハードを活かす方法としてのLinuxも大幅に進化している。Windows 10 home / Proの賞味期限が切れた後は、高性能Linuxブラウザデスクトップか、Linux仮想サーバの基盤とすれば良い

いつもアクセスありがとうございます。Windows 10 home / ProでWindows 11にアップグレードできないハードウエアは、将来Linuxとして使うことにしました
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auひかり ホーム X(10)回線速度実測値-Linux+Edgeブラウザで観測

2023-07-03 08:03:57 | 通信ネットワーク
auひかりホームの10G回線を使っている。比較的ネットワークが混み始める時間帯に通信速度を測った

■auひかり X(テン/10G)回線の実測値
上りも下りもゆうゆうと1G越え。Linux UbuntuワークステーションとHGWの間に10Gb対応のL2スイッチがある。メタルの10G/1G有線LANだ

Linux上のブラウザMicrosoft Edgeで通信速度を測っている。デフォルトのFrefoxとEdgeを比較すると、明らかにEdgeの方が高速なようだ

スピードテストの結果は、テストの瞬間の速度。テストサーバー自体が10Gの通信をサポートしている必要があり、10Gを捌く処理能力が必要。さらに、インターネット合流点に10Gで接続する必要がある。理想的に10Gの測定をすることは難しい

この回線は何度もテストしているが、一番高速なときは下り8G弱、上り5G弱だ。実用上全く問題はない




この回線を使って、技術研修のLinuxワークステーションのデスクトップを配信している。IPv6/IPv4のどちらでもアクセスできる

いつもアクセスありがとうございます。弊社で使っているauひかり Xの実測値を紹介します。快適です
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IntelNUCを使ったWindows/SMB/SAMBAファイルサーバー構成の実例-Linuxで実装

2023-06-28 17:21:04 | AI,IoT,SensorNetworking
Intel NUC(Next Unit of Computing)とは、Intel社が企画販売しているお弁当箱のような小型PCだ。メモリやSSDは適宜選択・実装してOSをインストールする。OSはWindowsかLinuxを使うことができる

ハードウエアのスペックは様々。低消費電力機から、高性能機まで様々で、eMMCを内蔵し、Windowsをプリインストールした機種もある

Intel NUCあるいは、NUCのような小型PCにLinuxをインストールし、IoTゲートウエイ、自社開発リモートアクセスVPN EasyRASのゲートウエイ、LANの遠隔モニター装置として展開している

IntelNUCを使い始めた理由は、小型で堅牢な低消費電力の小型PCとしての用途だ。最初はRaspberry Piを使ったが、いくつかの実装を経てIntel PCの方が楽に安定したシステムができた。今はRaspberry Pi以外にも様々なデバイスがある

小型Intel PCは、事務所内のファイルサーバーやGitLabサーバにも使っている。概ね以下の構成だ

■小型Intel PCのファイルサーバ
OSはUbuntu Serverを、アプリはSAMBA4サーバーを、内蔵SSDにインストールしている。USB3インターフェイスで外付けディスクを接続。用途毎に使い分けている

全く不満無く活用している



いつもアクセスありがとうございます。今回はIntel NUC等小型PCを用いたシステム作りを共有します。とても便利になりました
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業務向けWi-FIのアクセスポイントが上限100Mbps接続だったものを改善

2023-06-27 04:54:00 | Wi-Fiアクセスポイント
ネットワークを組んでいると、いろいろな構築と出会う。今回は通信事業者が提供する業務向けWi-Fiの速度改善の例だ

こちらのお客様は、ほとんどの業務PCはWI-Fiでつながる。通信事業者のパッケージ付属のWi-Fiアクセスポイントを使っていた

VLAN対応のアクセスポイントに交換するために、交換前の通信速度を実測すると「あれ?100Mだ」。



原因をたどると「島スイッチ(HUB)側がオレンジ」で、アクセスポイントと有線LANが100Mbpsでリンクしていた。これが原因で速度が100Mbps以上はでないのだ

技術屋としては100Mbpsのリンクは改善すべきだが、利用者の方はこれまでこの速度で不満は全くない。業務ネットワークは100Mbpsがきっちり出ればそれでよいのだ。私も、構築時のおおよその目安としている

アクセスポイントを取り換えるので、細かな障害分析はしなかったが、どうも使っていたLANケーブルが怪しい。ケーブルは機器付属品でCat. 5eの表示があるが、4線しか配線していないもののようだ。取り外したアクセスポイントの箱にしまっておいた



アクセスポイントをVLAN対応機に交換した後の実測では、下りは200Mbpsと良好に改善した。無線区間を含めた遅延も大きく改善されている


無線LANは本当に難しい。実測値もその瞬間の参考値にすぎない。無線LAN区間が悪いのか、有線区間が悪いのか、ネットの混雑が悪いのかをちゃんと切り分けて分析することが肝要だ。この実例のように有線側が原因で思ったような速度がでないことに、何度も遭遇している

いつもアクセスありがとうございます。無線LANが100Mbpsしか出ない現場の共有です。

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USB-SATA-SSD/HDD等USB経由で大容量ディスクを接続-運用経験を共有

2023-06-26 07:57:28 | 仕事環境改善
USB3-SATA変換ケーブルでSSDを直結。ケース付きを使ってきたが、最近はSSDの場合はもっぱらケース無しだ

USB3は規格が沢山あって判りにくい。写真のUSBは青インターフェイスでUSB3シリーズ


これまでの経験では、2.5inchのSSDや、HDDは動作する。ただ連続稼働や負荷試験になる使い方はしていない

サーバーの外付けディスクとして、USB3-SATAケーブルのみで2.5inch SSDを接続した場合は、連続運用では支障がでた経験がある。ケース付きも含め、連続運用で電源アダプタ無しのSSD/HDD接続が増えており、支障があったのは、一例のみ。ケーブルの問題の可能性もある。今は外部電源供給機能付きケーブルに交換し、その後は一度も不具合はない

いつもアクセスありがとうございます。USB3-SATAケーブルでのSSD/HDD接続の様子を共有します
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