私の技術検証テスト機は、DELL OptiPlex Windows 10 Proワークステーションです。このPCは、1TBのSSDに換装済みで、Windows 10 ProのHyper-VおよびHyper-V Managerを活用して、WindowsとLinuxのテスト環境を構築。段階的にRAMを64GBに拡張し、専用のテストマシンとして活用する計画です
購入後しばらくして、時折起動に失敗する現象が発生し始めました。起動に失敗すると画面は真っ暗で、メーカーロゴやBIOSの画面さえ表示しません。ただ、ビープ音が[1-111-11]というパターンで鳴り、電源ボタンのランプはアンバー色に変わります。この状態になると、再起動を試みても改善されず、数日間放置すると突然正常に起動することがありました
最終的に起動しなくなり、メーカーサイトでビープ音を調べたところ、音のパターンはRAMを正しく認識できないことを示しています。そこで、筐体を開けて16GB DDR4のRAMの装着を確認し、障害対応の基本であるRAMの抜き差しを試みましたが、症状は変わりません
筐体を閉じる直前に、RAMが2/4番スロットにあることに気づき、1/4番スロットに移設しました。結果、問題なく起動し、その後の数回の再起動テストでシステムの不安定性が解消されたことを確認しています
このことで、障害対応においては「物理層の確認が最初のステップ」であることを改めて認識しました。シンプルな解決策でしたが、その原因を見つけ出すまでの過程は、貴重な経験でした
いつもアクセスありがとうございます。「障害解析は物理層から」を再確認したことを共有します。引きつづきよろしくお願いします