情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

OpenOffice.org分岐LibreOfficeを日本語化

2010-09-30 08:22:12 | オープンソース
匠技術研究所
OpenOffice.org分岐LibreOfficeを日本語化


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
OpenOffice.org分岐LibreOfficeを日本語化し、日本語のデフォルト設定を入れてみました。ポイントは、

1.OpenOffice.orgの日本語ランゲージパックを導入する
2.IPAフォントをインストールする
3.OpenOffice.orgの日本語機能拡張を導入する

導入の手順は以下のとおりです。
1.OpenOffice.orgの日本語ランゲージパックを導入する

日本語化の為の日本語ランゲージパックは以下のOpenOffice.org用を使いました。日本語ランゲージパックをを導入すると、メニューなどLibreOffieの操作に関する部分が日本語になります。

ダウンロード先:http://download.openoffice.org/all_beta.html
日本語を選択し、ダウンロード。実行すると「OpenOffice.orgが無い」と言われるので、LibreOfficeのフォルダを指定します。


次に、日本語固有の特性、日本のドキュメント文化に合わせた機能拡張をします。
IPAフォントと日本語機能拡張アドオンのインストールです。

2.IPAフォントをインストールする
先ず、機能拡張アドオンのインストール前にIPAフォントを導入します。複数のフォントをパッケージにしたZIPファイルのダウンロードが簡単です。IPAexフォント(2書体)とIPAフォント(4書体)を導入しました。

ダウンロード先:http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/
ZIPファイルを展開します。コントロールパネルからフォントフォルダを開くと、メニューの[ファイル]に[フォントの追加]が現れるのでクリックします。展開したフォントのフォルダを指定してフォントを追加します。

3.OpenOffice.orgの日本語機能拡張を導入する
拡張機能の導入は、以下のファイルをダウンロードし、ダウンロードしたファイルをダブルクリックすることで導入できます。この機能はOpenOffice.org日本ユーザー会の貢献と成果です。

ダウンロード先:http://extensions.services.openoffice.org/project/DSFJ

以上の拡張でLibreOfficeがOpenOffice.orgの日本語版のように見えます。しばらくこれで使ってみます。



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OpenOffice.org分岐LibreOfficeをインストールし日本語入力を試す

2010-09-29 07:38:30 | オープンソース
匠技術研究所
OpenOffice.org分岐LibreOfficeをインストールし日本語入力を試す


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
OpenOffice.orgからの派生版LibreOfficeを早速インストールしました。まだ英語版のパッケージしかなく、各言語パッケージはありません。今のところ、OpenOffice.org 3.3 Beta版のブランド名の変更程度だと思います。メニューなどは英語版のままでも私の環境WindowsXP SP3では日本語で入力ができました。



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OpenOffice.orgの分岐The Document FoundationがLibreOfficeをリリースへ

2010-09-28 20:31:49 | オープンソース
匠技術研究所
OpenOffice.orgを引き継ぐThe Document FoundationがLibreOfficeをリリースへ


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Oracle(旧SUN)が支えるOpenOffice.orgから分かれたThe Document FoundationがLibreOffice Betaをリリースしました。現在のLibreOfficeはまだ英語版しかありませんが、既にWindows/Linux/Linux 64bit/Mac OS Xの上で動作します。

よかったですね。ちょっと不安を感じていました。OpenSolarisが止まり、分岐ができたように、OpenOffice.orgも分岐ができました。社会的な影響はむしろOpenOffice.orgの開発停止の方が大きいので、今後どうなるのか心配でした。オープンソースには素晴らしい生命力がありますね。

ただ、先般のオープンソースカンファレンスでは、心配な話はなく、電子文書書式のオープンな標準化にマイクロソフトも力を入れている旨の話をなさる方もいらっしゃいました。

これで一安心。とにかくみんなで使うことが最大の貢献ですので、先ずは使ってみましょう。

The Document Foundation(英文)へ
The Document Foundation press release(PDF,English)へ



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OpenSolarisを引き継ぐIllumosとOpenIndiana

2010-09-28 14:15:13 | オープンソース
匠技術研究所
OpenSolarisを引き継ぐIllumosとOpenIndiana


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
OpenSolarisの開発が停止しましたが、それを引き継ぐプロジェクトが生まれています。カーネル部分を開発するIllumosプロジェクト、その上のソフトウエアを開発するOpenIndianaプロジェクトです。このような形でソフトウエアが生き存えていくことは、オープンソースの生命力を実感できます。

どちらも生まれて間もないプロジェクトなので、今後の成果物が待たれるところです。OpenSolarisはLinuxの開発モデルとは異なり「全てのソースコードがオープンとなっていない」ことに注意が必要です。OpenSolarisのライセンスCDDLで公開された部分は今後のプロジェクトで引き継がれるので、公開されていない部分を置き換える形で開発が進められます。

私はOpenSolarisのZFSを使いたいので、今後はIllumosやOpenIndianaにお世話になります。

■OpenSolarisを源流とする開発プロジェクト
Illumos Project(英文)へ
Illumos = Illum + OS = "Light + OS"
このプロジェクトは成果物はソースコードであり、LinuxでいうLinus氏をはじめとするカーネル開発のプロジェクトの位置づけです。LinuxでいうRedhat、SuSE、Ubuntu等のLinuxカーネルにユーティリティを組み合わせた配布仕様(ディストリビューション)を企画する立場ではありません。

Illumos Projectの解説資料へ
http://www.illumos.org/attachments/download/3/illumos.pdf

Project OpenIndiana(英文)へ
OpenSolarisに相当する配布仕様(ディストリビューション)を企画するプロジェクトです。
Project OpenIndianaの解説資料(PDF)へ



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会津若松市のOpenOffice.org導入苦労秘話

2010-09-10 12:41:21 | オープンソース
匠技術研究所
会津若松市のOpenOffice.org導入苦労秘話


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
福島県会津若松市ではOpenOffice.orgを市役所の標準オフィスソフトとして採用しています。自治体でのオフィスソフトの前面切り替え例として、この導入にかんする報道も多く、ご存じの方も多いと思います。

先般のオープンソースカンファレンス Fall/Tokyo 2010での.Govermentトラックでのパネルディスカッションの中で「切り替えにご苦労なさったのでは?」という質問に対し、会津若松市の方は「もともと市役所システムは専用端末なのでオフィスソフトの利用者が多かったわけではない。担当により互換性維持のためMicrosoft Officeを残しているので、大きな問題はなっかた。」とお話がありました。

このことは、報道では判りにくいところで、実は「多くの市職員がオフィスソフトを日常的に使っていない」環境からの移行だったのです。即ち「これから使うオフィスソフト」としてOpenOffice.orgを標準と定め職員用の各PCに導入したという意味合いの方が強いのです。

逆に「だからこそ移行ができた」わけで、今後は会津若松市を例として、自治体では「OpenOffice.org」の採用が進むと思います。



会津若松市トップ>市政ガイド>市の取り組み>ODF導入>普及・啓発
オープンソースカンファレンス2010 Tokyo/Fall

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秋田県大館市は市職員がOSS/Atsterisk IP PBXで電話システムを構築

2010-09-07 13:49:22 | オープンソース
匠技術研究所
秋田県大館市は市職員がOSS/Atsterisk IP PBXで電話システムを構築


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
オープンソースカンファレンス2010 Toko/Fallでは自治体とオープンソースソフトウエアにフォーカスした.Govermentトラックが開催され、自治体のオープンソースソフトウエアへの意識的な取り組みの状況を知ることができてたいへん有益なセッションでした。

自治体でのOpenOffice.org等オープンソースの利用が進んでいることがしばしば報道されるようになってきました。秋田県大館市では市役所の電話システムをオープンソースPBXとして著名なAsterisk PBXを使ったIP電話システムに置き換えています。

市役所職員さんの内部提案で導入が進んだそうで、導入コストと運用コストの大幅な削減を実現しています。「自分たちでやったから安いのは当たり前」との指摘もありますが、それは「その通り」です。大館市はAsterisk PBXの構築も、内部配線も、IP電話の手配も自前で行っており「市役所が汗をかく」を実践したのです。即ち構築した電話システムのの責任は市役所が負っています。

500台程の内線電話機と20台ほどの電話会議システムが動作しており、アクセス回線はBフレッツにNTTひかり電話ビジネスタイプ45chを収容しています。

このようにこれまでの「ベンダー丸投げ」から「自己責任」の考え方に移行することで、大幅なコス削減を実現し、外注は配線工事用の穴あけ工事程度です。「丸投げでないリスクを負う」のは市役所ですから、いささか失礼な表現ですが内部配線工事もいわゆる素人工事です。

これまでの費用計算は成り立たないモデルのなので、過去丸投げで受注してきた電話系システム系の目線で「実は工事費が要らないのであれば、費用はインテグレータに任せても同じ程度です」との評価は当たらず、比較の対象を間違っています。

秋田県大館市役所は有償のSIPサーバーも買わずDELLのサーバーにLinux + AsteriskでPBXをこさえ、SIP電話機も輸入品の安価な製品です。SIP電話のPoE機能の不良率が高く、導入にはご苦労なさったようですが、その苦労は「市役所職員」がしているので「外注費にははねかえらない」のです。

もちろん、市役所職員の稼働費を必要とする構築費に積算すべきことは理解していますが、もともと安価な機器を選択したこと、配線がLAN配線となり専門知識が必要な電話工事とは異なることから大幅な費用削減が実現したのです。併せて安定稼働後の保守費の発生もないので、運用も格安で行っています。

前の記事の「長崎県庁」と同じく「自治体職員が汗をかく」ことが、自治体システムの低コスト化に結びついていますが、共に「オープンソースソフトウエア」を利用してシステム費用を抑えています。

オープンソースソフトウエアは決して万能ではありませんが、自己責任で利用をすることで、これまでにない費用削減効果を得ることができます。それこそ利益を追求しない自治体などにふさわしいものです。

次回は、福島県会津若松市を紹介します。

Asteriskで秋田県大館市のIP電話導入(PDF)
資料:大館市役所総務部総務課 主任主事 中村 芳樹様
提供:オープンソースカンファレンス2010 Tokyo/Fall

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長崎県の電子県庁システムは自治体責任でオープンソース化と地元発注

2010-09-06 22:40:53 | オープンソース
匠技術研究所
長崎県の電子県庁システムは自治体責任でオープンソース化と地元発注


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
オープンソース カンファレンス2010では、自治体特集のセッションが組まれています。このセッションでは、自治体の電算システムのオープン化への取り組みの詳細な取り組みが発表されています。

今後、何度かに分けて長崎県の電子県庁システムの構築の考え方を紹介します。

長崎県では県庁の電子化に約8年前から取り組んでいます。もちろんそれ以前に、県庁システムが汎用機で構築されていました。そのダウンサイジングと、周辺諸業務の電子化が「電子県庁化」というテーマで実施されています。

長崎県庁の取り組みは、他の自治体とは明らかに異なることを、長崎県総務部理事(情報政策担当)島村様の説明を聞いて理解しました。

一般的な自治体システムと根本的に異なることは「自治体が責任を持つ・地域のために汗をかく」ということです。

1.設計の責任は自治体が負う
2.発注の責任は自治体が負う
3.運用の責任は自治体が負う

これまでの自治体システムでは入札条件に「同等システムの構築の経験を有すること」との記載があります。即ち、県庁システムを受注できるのは既に経験のある開発会社のみであり、中小の開発会社は「入札条件を満たさない」のです。

長崎県の電子県庁システムの参考入札条件は

◆同規模システムの開発実績を問わない
◆オープンソースを用いる
◆発注単位を500万以下になるように分割する

です。これらの条件と先の1.-3.の責任をはっきりと打ち出すことで、電子県庁システムの発注先の殆どが県内のソフト開発事業者になり、地域振興に直結しています。即ち、これまでのように「県庁情報システムの仕事はメーカー系、大規模事業者系の仕事」ではなくなったのです。

このことは、地域振興としても画期的なことです。肝は「自治体が責任を持つ・地域のために汗をかく」という当たり前のことを実現したのです。

脱 おんぶにだっこ~利用者による利用者のためのクラウドシステム(PDF)
資料:長崎県総務部理事(情報政策担当)島村 秀世様
提供:オープンソースカンファレンス2010 Tokyo/Fall

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OpenSolaris(134+)を基にNexentaCore Platform v3.0がリリース

2010-08-21 11:42:22 | オープンソース
匠技術研究所
OpenSolaris(134+)を基にNexentaCore Platform v3.0がリリース


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
基本ソフトのコアはOpenSolaris(134+)を源流とし、ミドルウエアやアプリケーションはUbuntu/Debianを源流とするNexentaCore Platformのv3.0がリリースされています。

The Netenta Project

NexentaCore PlatformはNexenta Systems, Inc.が支援するオープンソースプロジェクトnexenta.orgの成果物です。基本ソフトのコアはOpenSolarisを源流とするため、Solaris由来の特徴であるZFS,DTrace,Crossbow等を利用することができ、ミドルウエアとアプリケーションはUbuntu8を源流としており13,000パッケージを利用することができます。

特にミドルウエア・アプリケーションの管理は100%Native Debian environmentと記述されており、いわゆるapt-get環境で管理することができるようで、やはりDebianを源流とするUbuntu流の管理ができれば、運用管理が楽になります。

Nexentaの基盤であるOpenSolarisが終息しますが、NexentaはOpenSolarisと共にOS/Net(ON)を源流としています。OS/Netの現在のコードを基にするIllumos Projectの成果物に基本ソフトのコア部分は置き換えられる予定です。

OpenSolarisからILLUMOSプロジェクトへ


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大阪府交野市がLinuxデスクトップ、オープンオフィスを採用

2010-08-17 19:28:51 | オープンソース
匠技術研究所
大阪府交野市がLinuxデスクトップ、オープンオフィスを採用


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
大阪府交野市がLinux/Xubuntuデスクトップとオープンオフィスの運用開始をアナウンスしました。
交野市ではWindows2000のサポート終了に伴う措置としてLinuxデスクトップとオープンオフィスの採用を決め、運用を開始しました。このプロジェクトの成果は大阪府内自治体で共有されるそうです。

交野市のプロジェクトでは、OpenLDAPでの統合認証環境を備えており、Microsoft製品は他の自治体、政府との互換性維持のためだけに使います。

大阪府交野市:オープンソースソフトウェアの採用開始のページへ


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OpenSolarisからILLUMOSプロジェクトへ

2010-08-17 18:12:37 | オープンソース
匠技術研究所
OpenSolarisからILLUMOSプロジェクトへ


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
OpenSolarisの終息が現実のものとなりましたが、OpenSolarisと極めて近い関係のILLUMOSプロジェクトの発足が2010年8月3日にアナウンスされました。

www.illumos.orgのページへ

Illumos launched as OpenSolaris derivativeへ

このプロジェクトでは、OpenSolarisも源流とするOS/Netを源流としてillumosを開発するプロジェクトです。illumosは、OpenSolaris、Solarisとの互換性を保つ予定です。当面はこちらの開発状況をウオッチすることになりそうです。


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OpenSolaris終了をSOURCEFORGE.jpでも紹介

2010-08-16 23:48:24 | オープンソース
匠技術研究所
OpenSolaris終了をSOURCEFORGE.jpでも紹介


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Oracle(旧SUN)発のOpenSolarisプロジェクトは終息となりますが、SOURCEFORGE.jpでも関連記事が公開されました。

SURCEFORGE.JP:OpenSolarisプロジェクト、Oracleの意向により終了へ


上の記事にもあるように「Solaris開発が最優先」ということです。オープンソースコミュニティの開発をSolarisに反映する流れではなくなりました。

もちろん、他のUNIXもクローズドソースです。MacOS X、HP-UX、AIX等エンタープライズ分野で活躍しています。SunのOpenSolarisのモデルはオープンソース化することで、より多くの知の集合を目指したものでしたが、SUNを吸収したOracleは、結局自社での開発体制に戻します。もともとオープンソースではなかった基本ソフトをオープンソース化する試みは、結局クローズドソースに戻すという形で終わります。

類似の例としてInterBaseというDBMSがあります。InterBaseはもともとクローズドソースでしたが、2000年にInterBase6がオープンソース化され、その後クローズドソースに戻りました。InterBase6を源流としてInterBase互換DBMS
FireBirdがオープンソースDBMSとして生まれ、今はInterBase、FireBirdはよく似たDBMSでありながら全く別の成長を歩んでいます。

InterBase/FireBirdはもともとコンパクトでメンテナンスが楽なDBMSです。私もネットワーク分析系のシステムの一部としてクローズドソースのInterBaseを24時間365日稼働するDBMSとして使っています。



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これまでのOpenSolarisプロジェクトは一旦終了へ

2010-08-15 13:16:31 | オープンソース
匠技術研究所
これまでのOpenSolarisプロジェクトは一旦終了へ


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
これまでのOpenSolarisプロジェクトは一旦終了します。とにもかくにも、OpenSolarisは終わりました。これまでのOpenSolarisがSolarisのリリースに先駆けて新しい試みを試す場としての役割(Redhat Enterprise LinuxとFedoraの関係のような)はなくなります。OracleはOpenSolarisを積極的にアップデートすることはなくOracleが開発するSolarisの内OpenSolarisのライセンスCDDLに関わる部分だけが公開されるようです。すなわち、Oracleがオープンソース・コミュニティーによる開発を積極的に支援することはありません。

もちろんOpenSolarisそのものはちゃんと動作する基本ソフトですし、今のバージョンを使い続けることには問題ありません。しかしながら、バグ修正や、機能追加のための変更の提供はSolarisのリリースタイミングに依存するため、これまでのようにその都度更新が公開されることはありません。

[osol-discuss] OpenSolaris cancelled, to be replaced with Solaris 11 Express
Posted: Aug 13, 2010 8:40 AM


OracleのSUN買収に伴うOpenSolarisの取り扱いは、大変残念な結果となりました。OracleはOracleでありSUNではないのです。おそらくMySQLも将来的には同じ道筋を辿るのではないでしょうか。オープンソースプロジェクトが大企業の買収により支援されることで経済基盤を得ることができると思っていましたが、このようにじわっと終焉を迎えることが現実のものになりました。質の高いオープンソース基本ソフトとして期待していただけに残念でなりません。

OpenSolarisの方向性がはっきりしたことで、これまでのOpenSolarisのライセンスに基づく開発コミュニティーの役割もはっきりしました。OpenSolarisのコードを発展させるオープンソース・コミュニティーはOracleのリリースするOpenSolaris関連ソースコードとは距離を置くことになります。そうしないと最新事情に基づく不具合修正などが反映できないからです。私としてはこちらの活動に期待していますし、Solarisだけでなく、他のオープンソース基本ソフトに影響を与えるくらい良い基本ソフトになって欲しいと切に思います。


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オープンソースカンファレンス2010仙台は5月22日土曜開催

2010-05-09 23:49:11 | オープンソース
匠技術研究所
オープンソースカンファレンス2010仙台は5月22日土曜開催


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
オープンソース関連の情報収集と情報交換にとても役に立つ「オープンソースカンファレンス2010仙台」が2010年5月22日土曜日に開催されます。参加費無料です。
私もなるべく参加できるよう時間調整を進める予定です。オープンソースカンファレンス(OSC)はオープンソース関連の企業、団体が集まって開催されています。
私にとって今回の目玉は

1.会津若松市におけるオープンオフィスの活用とコミュニティへの貢献
2.【パネルディスカッション】自治体へのOSS導入の現状と課題(仮)
3.住友電気工業でのOOo導入事例

2.と3.が重なっているのでどちらにするか迷っています。

大規模なオープンソースプロジェクトの様子を知ることができます。

最後のライトニングセッションと番外編の懇親会はとても楽しいですよ。

今年は地域ごとに開催されるので、コミュニティーとは無縁の方がオープンソース関連の活動がどう行われているかを知る良い機会です。私も最初はこわごわ参加しましたが「体験して良かった」と思っています。
案内・申し込みはこちら

オープンソースカンファレンス2010 Sendai - オープンソースの文化祭!

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Twitterの利用者2.8億人を支えるオープンソース

2010-04-28 22:42:42 | オープンソース
匠技術研究所
Twitterの利用者2.8億人を支えるオープンソース


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Twitter関連のソフトウエア開発関連の情報を得るために、Open Network Lab.のキックオフミーティングに参加してきました。その中で、Twitterの基盤を支えているソフトウエア群の殆どがオープンソースで開発されており、Twitterの運営のために改良したり、作ったソフトウエアもオープンソースで公開するそうです。

Twitterの登録利用者は既に1億人を超えており、非登録で読むだけの方のアクセスは、約1.8億人と推定されています。合計約2.8億人の利用者という、巨大なサービス事業になっています。

ビジネス面、システム面両面からたいへん興味深いシステムになっています。たいへんなデータ量を処理していますが、今使っているデーターベースはMySQLで、既にRDMSでは処理が追いつかないので、別のデーターベースへの移行を行うために、既にテストが始めているとのことです。

たいへん刺激になりました。また参加します。


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OpenSolarisでUSBメモリーをZFSで使う

2010-03-24 17:35:22 | オープンソース
匠技術研究所
OpenSolarisでUSBメモリーをZFSで使う


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
OpenSolarisではUSBメモリーを使うことができます。USBメモリーの容量も大きいのでzfsとして使います。
OpenSolarisで使うディスクはハードディスク、SSD、USBメモリー等一般的なものです。zfsで使うには事前にformatコマンドで利用する領域をSolaris用に設定しておきます。

■デバイスを見つける

# rmformat
Looking for devices...
1. Logical Node: /dev/rdsk/c4t0d0p0
Physical Node: /pci@0,0/pci8086,4f4d@1d,7/storage@7/disk@0,0
Connected Device: Kingmax USB2.0 FlashDisk 1.00
Device Type: Removable
Bus: USB
Size: 7.5 GB
Label: <Unknown>
Access permissions: Medium is not write protected.
2. Logical Node: /dev/rdsk/c5t0d0p0
Physical Node: /pci@0,0/pci8086,4f4d@1d,7/storage@8/disk@0,0
Connected Device: Kingmax USB2.0 FlashDisk 1.00
Device Type: Removable
Bus: USB
Size: 7.5 GB
Label: <Unknown>
Access permissions: Medium is not write protected.
#

■デバイスをformatする
formatコマンドのfdiskを使って、Solaris用パーティションのみにします。
bootしないのであればformatしなくても問題ないようですが、念のため。

■zpool createでミラーファイルシステムを作る
ZFSのディスク追加は簡明なので間違いにくくて良いです。

# zpool create bpool mirror c4t0d0p0 c5t0d0p0
# zfs list
NAME USED AVAIL REFER MOUNTPOINT
bpool 72K 7.14G 21K /bpool
rpool 4.57G 54.5G 80.5K /rpool
rpool/ROOT 2.52G 54.5G 21K legacy
rpool/ROOT/opensolaris 2.52G 54.5G 2.46G /
rpool/dump 1016M 54.5G 1016M -
rpool/export 136K 54.5G 23K /export
rpool/export/home 114K 54.5G 33.5K /export/home
rpool/export/home/cifs 25.5K 54.5G 25.5K /export/home/cifs
rpool/export/home/takumi 33.5K 54.5G 33.5K /export/home/takumi
rpool/export/home/takumi3 21K 54.5G 21K /export/home/takumi3
rpool/swap 1.05G 55.5G 96.4M -
#

簡単です。状態を確認すると。追加したbpoolと起動に使うrpoolがあることが判ります。

# zpool status
pool: bpool
state: ONLINE
scrub: none requested
config:

NAME STATE READ WRITE CKSUM
bpool ONLINE 0 0 0
mirror-0 ONLINE 0 0 0
c4t0d0p0 ONLINE 0 0 0
c5t0d0p0 ONLINE 0 0 0

errors: No known data errors

pool: rpool
state: ONLINE
scrub: resilver completed after 0h4m with 0 errors on Thu Mar 25 07:05:47 2010
config:

NAME STATE READ WRITE CKSUM
rpool ONLINE 0 0 0
mirror-0 ONLINE 0 0 0
c0d0s0 ONLINE 0 0 0
c3d0s0 ONLINE 0 0 0 3.61G resilvered

errors: No known data errors
#

他の基ソフトでミラー組むより楽ですね。


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