ヤマハ通信機器管理者へのWindows Terminal活用の薦め
Windows TerminalはMicrosoftがリードしてオープンソースで開発している、新しいWindowsのコマンドライン・シェルです。この5月の連休中に正式版の配布が始まりMicrosft Storeから無料でダウンロードできます。
これまでも、ネットワーク管理者は「コマンドプロンプト」を使ってきました。IPアドレスの確認や、ping、tracertなどネットワーク系の実行環境として今でも多くのシステム管理者が使う大切なツールです。
ネットワーク管理者は、ssh、telnet、tftpを日常的に使います。実はWindows PowerShellの5にはsshが統合されました。Linuxとオプションもほぼ同じ、ネイティブなコマンドとして動作します。では、telnetもあれば、好都合です。また、ヤマハ通信機器の設定のリモート取得にはtftpが欠かせません。
実はWindowsの機能追加メニューで、telnetもtftpも使うことができ、技術者の方であれば直ぐに設定できます。Windows PowerShell 5の環境一つでssh、telnet、tftpを使うことができると、画期的に便利です。対向のルータの設定画面を二つのTab内に表示して、見比べるなど簡単にできます。加えて履歴がバラバラにならないのでとても良いのです。コピペも他のアプリ同様、マークしてCtrl+C / Ctrl+V が使えます。
LAN内のヤマハ通信機器の設定をまとめて取得するには、PowerShellスクリプトを書けば複数台を、スクリプト一発で取得できます。
シリアルコンソールが無いのですが、これはWSLでのLinux shellでできる可能性があります。