こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
MicrosoftによるYahoo!買収が一旦終息しました。Microsoftにとっても、Yahoo!にとっても得るものはなく終わりました。ただ、この買収交渉で際立ったのは、Googleの強さです。その点はMicrosoft、Yahoo!両社にとって、改めて今後のビジネス展開の難しさを明示するものになっています。
Yahoo!の規模でも今後のビジネスの舵取りが難しいところで、Microsoftのネットビジネスはどうなるのでしょうか?
Googleが成功したのは、強力な検索エンジンを持ったことです。この検索機能は検索の優劣で論じられていた、ポータルサイトのあり方をあっさり突き崩しました。今回の主役Yahoo!もGoogleの検索エンジンを使っていた時期があります。
Yahoo!やMicrosoftはGoogleに優る情報提供力を持つことができるのでしょうか?どちらも、Googleに肉薄しているわけではありません。どちらも、Googleのよさを知りながら、より豊富な資金力がありながら、Googleをかわすための方策を具体化することができませんでした。
Microsftは別の事業があります。ネット事業の生き残りを考えると、Microsoftのほうに分がありそうです。しかしながら、規模の拡大はGoogleと並ぶ検索力、単にエンジンの優劣ではなく、利用者が使いたいと思うポータルとしての利便性をどこまで打ち出すことができるでしょうか。
Googleはブラウザ上にアプリケーションを載せてしまおうとしています。このことで、基本ソフトの違いが吸収されてしまいます。日本語では「日本語変換機能」が必要ですが、このように言語に特化した変換機能が必要な言語圏以外では、LinuxとFirefoxだろうが、WindowsとFirefoxだろうが操作性はほとんど同じです。
MicrosoftはgoogleやFirefoxが実現しているインターネットの世界を支えている技術が、オープンソースコミュニティに支えられていることを、それがMisofotのさまざまなビジネスに与える影響を、最も実感しています。
Microsoftは検索ビジネスや広告ビジネスを主力にすること、すなわちメディアビジネスを収益の柱とすることは、Googleの規模からすぐにはできません。それは、Microsoftにとっては、それだけのビジネスです。
大事なことはGooleがアプリケーションをブラウザ上に移行することで、Microsoftのビジネス基盤である、基本ソフトの分野やオフィスソフトの分野が揺らぐことです。
ソフトウエアは「ただだから使う」ということではありません。使い易い方向への改良が続くものを使うのです。このブログも、WindowsXPの上のFirefoxで書いています。基本ソフトの部分はMicrosoftですが、主たるアプリケーションであるブログ製作環境を表示しているのは、オープンソースで開発されたFirefoxです。InternetExplorerも無料ですし、WindowsXPについてきます。が、より使いやすい環境を覚えてしまうと「インストールの手間」を乗り越えて使います。
Microsoftのオフィスソフトの分野は、今後互換ソフトの改良がすすむことで、ユーザの選択肢が増え、低価格化がより進みます。基本ソフトの分野はGoogleのように「基本ソフトを意識させないアプリケーション」の登場で「基本ソフトはどれでもよい」方向に進みます。
「Microsoftはどうすればいいのでしょうか?」
この質問は「これから自分たちのシステムをどう作っていけば良いのか?」と一致します。
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MicrosoftによるYahoo!買収が一旦終息しました。Microsoftにとっても、Yahoo!にとっても得るものはなく終わりました。ただ、この買収交渉で際立ったのは、Googleの強さです。その点はMicrosoft、Yahoo!両社にとって、改めて今後のビジネス展開の難しさを明示するものになっています。
Yahoo!の規模でも今後のビジネスの舵取りが難しいところで、Microsoftのネットビジネスはどうなるのでしょうか?
Googleが成功したのは、強力な検索エンジンを持ったことです。この検索機能は検索の優劣で論じられていた、ポータルサイトのあり方をあっさり突き崩しました。今回の主役Yahoo!もGoogleの検索エンジンを使っていた時期があります。
Yahoo!やMicrosoftはGoogleに優る情報提供力を持つことができるのでしょうか?どちらも、Googleに肉薄しているわけではありません。どちらも、Googleのよさを知りながら、より豊富な資金力がありながら、Googleをかわすための方策を具体化することができませんでした。
Microsftは別の事業があります。ネット事業の生き残りを考えると、Microsoftのほうに分がありそうです。しかしながら、規模の拡大はGoogleと並ぶ検索力、単にエンジンの優劣ではなく、利用者が使いたいと思うポータルとしての利便性をどこまで打ち出すことができるでしょうか。
Googleはブラウザ上にアプリケーションを載せてしまおうとしています。このことで、基本ソフトの違いが吸収されてしまいます。日本語では「日本語変換機能」が必要ですが、このように言語に特化した変換機能が必要な言語圏以外では、LinuxとFirefoxだろうが、WindowsとFirefoxだろうが操作性はほとんど同じです。
MicrosoftはgoogleやFirefoxが実現しているインターネットの世界を支えている技術が、オープンソースコミュニティに支えられていることを、それがMisofotのさまざまなビジネスに与える影響を、最も実感しています。
Microsoftは検索ビジネスや広告ビジネスを主力にすること、すなわちメディアビジネスを収益の柱とすることは、Googleの規模からすぐにはできません。それは、Microsoftにとっては、それだけのビジネスです。
大事なことはGooleがアプリケーションをブラウザ上に移行することで、Microsoftのビジネス基盤である、基本ソフトの分野やオフィスソフトの分野が揺らぐことです。
ソフトウエアは「ただだから使う」ということではありません。使い易い方向への改良が続くものを使うのです。このブログも、WindowsXPの上のFirefoxで書いています。基本ソフトの部分はMicrosoftですが、主たるアプリケーションであるブログ製作環境を表示しているのは、オープンソースで開発されたFirefoxです。InternetExplorerも無料ですし、WindowsXPについてきます。が、より使いやすい環境を覚えてしまうと「インストールの手間」を乗り越えて使います。
Microsoftのオフィスソフトの分野は、今後互換ソフトの改良がすすむことで、ユーザの選択肢が増え、低価格化がより進みます。基本ソフトの分野はGoogleのように「基本ソフトを意識させないアプリケーション」の登場で「基本ソフトはどれでもよい」方向に進みます。
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