ヤマハルーターRTX1210は新設計で性能一新
いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「ヤマハルーターRTX1210は新設計で性能一新」です。
ヤマハルーターRTX1210は現行機種RTX1200の後継機です。外装は金属筐体に変わり、前面パネルのレイアウトはほぼ同じです。背面は電源ケーブルを止めるフック付きの汎用三ピン電源コンセントと電源スイッチしかありません。この部分は筐体を窪めており、背面での電源ケーブルの干渉を軽減できる設計になっています。
外装は大きな変化を感じませんが、中身は新設計で、今の時代に合わせて素直に変化しています。私が選んだ「新設計」の大きなポイントは、以下の通りです。
1.CPUアーキテクチャが違う
PowerPC系を採用し、これまでのMIPS系から変更になりました。RAMも256MBと倍増しています。
2.スループットが違う
全般的にハードウエア処理性能が向上したので、ルーティング速度最大2Gbps(*)でGbEをフルに扱うことができます。VPNスループットも大幅に向上しており、1.5Gbps(*)になりました。
(*)メーカー発表値、全二重、双方向動作合計値。
3.NAPT数が違う
NAPTセッション数が65,534と大幅に増えました。多数のセッションを使うことが当たり前になった、Web接続を余裕をもって処理することができます。
これまでのRTX1200の設定を引き継ぐことが可能となっており、RTX1200からのリプレースや、既設RTX1200との混在利用を円滑に進めることができます。
RTX1210の発売開始は2014年11月で、もうすぐです。
匠技術研究所ではRTX1210の設定スクールを2014年12月開催開始を予定して、開発を進めています。詳細は2014年10月下旬にお知らせします。
引き続き、発売が近まったヤマハRTX1210のトピックを紹介していきます。