docomoに続きイー・アクセス(EMobile)がLTE高速携帯通信参入を表明
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
携帯電話網を使った高速通信技術であるLTEのサービス提供が始まって、まもなく一年になろうとしています。LTEはデーター通信帯域が大きく、低遅延かつ高速であることが特徴です。
私自身も、このブログでdocomo Xi(クロッシィ/クロッシー)の紹介を続けてきましたが、私の行動範囲では概ねFOMA HIGH-SPEEDでの接続です。一方エリアは広がりつつあり、この秋間もなくXi(クロッシィ/クロッシー)網に対応したスマートホンも登場します。
先般、docomoに続き、イー・アクセス(EMobile)が2012年3月に、LTEによる通信サービスを開始する旨発表がありました。イー・アクセスはEMobileブランドで携帯データー通信サービスと携帯電話サービスを展開しています。すでに下り42MbpsのDC-HSDPA方式での高速通信サービスを提供しています。LTEの場合下り112Mbpsに高速化したい旨の発表がありました。
どのような方式であれ、携帯高速通信サービスは、利用する場所の電波状況で通信速度は大きく異なります。公式に発表される通信速度は「最良の通信環境の場合」の数値なので、単に数値を比較しても意味がありません。しかしながら、来年は携帯高速通信サービスが100Mbpsの時代を開くことは間違いありません。個人向けの固定電話が縮小傾向にあるように、個人のインターネット接続も携帯高速通信サービスに置き換わって行きます。
では、地上系のひかり回線に未来がないのかと言えば、それは違います。今は光回線で地デジもインターネットもできます。docomoの開発の方が「地上系の高速化が先行して、携帯系が追いかける構図は変わらない」とおっしゃっていましたが、それは携帯系の高速通信サービスも最後は地上系と結ばれるので自然な流れです。ADSLが登場し、光に置き換わりつつあるように、HSDPAが登場し、LTEに置き換わる構図は変わりません。ADSLが「パッと消えて無くならない」ように、HSDPAもLTEも長期に亘り並行利用が続くと思います。
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