
PPTPパススルー設定をお忘れなく
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
お客様のショールームの開所準備で、ショールーム内無線LANの設定と、それを使った本社へのPPTP VPNを行いました。インターネット接続・無線LANまで他の方がご担当され、できているということで、私たちの担当はパソコン4台にPPTP VPNを設定し、パソコン-本社間のVPN経路を作ることです。
一台目の設定をしても、PPTP VPNがつながりません。本社のヤマハRTX1000のPPTP設定は、弊社が随所で設定しており、豊富な動作実績のあるものです。試験接続もしています。
WindowsXPは、長い間ユーザ認証の画面が出てエラー終了します。本社にはPingできるので通信経路は確保されています。そこで、本社側ヤマハRTX1000のログを見ると、PPTPのセッションでタイムアウトしています。これは経験があります。
ショールームをプロバイダ接続している某社の無線ANルータがPPTP VPNを通さないので駄目なのです。そこで無線LANルータの設定の確認を試みますが、設定画面にログインできません。「困った!」結局パスワードが判らずで、無線LANルータを再初期化してプロバイダ設定、無線LANを含めてやり直しでした。
PPTP VPNをインターネットルータ経由で通すには「PPTPパススルー」を許可する設定が必要です。メーカーや機種で初期値に違いがありますし、複数台のPPTP VPNセッションをサポートしないルーターもあります。
1時間の予定が2時間半ぐらいかかってしまい、お客様にもご迷惑をかけてしまいました。ネットワークの設定は、エンド間で管理しないと、結局二度手間になるという典型的な事例になってしまいました。
自宅からPPTP VPNをするときには、通信系路上のインターネットルータがPPTPパススルーを許可する設定にすることをお忘れなく。
VPNの四方山話/RTXVPN.COMへ
(*)OCN固定IPのお得情報あります。アクセスのほどよろしくお願いします。
(*)この記事の作成・投稿はWindowsXPとFirefox3上で行いました。
☆中小企業のIT活用に関する、ご質問・ご相談はお気軽にどうぞ!
