やっ！
タョーさんだよ！
大戦中
ナチスがユダヤ人に行なった実験に
人格をコントロールするという名目で
一日数回
被験者を鏡の前に立たせて
鏡の向こうの自分に話し掛けさせ
例えば
『お前は誰だ？』
と言わせ…
精神の変化を
観察記録していったという。
実験開始後
１０日間経過したころには
異変が見られ始めた。
判断力が鈍り
物事が正確に把握できなくなり
そして３ヶ月経った頃には
すっかり自我崩壊し
『自分が誰だか分からなく』
なって狂ってしまった。
というのを以前本で見たんですが
当事好奇心旺盛だった友人と私は
「ウソくさいねwww
試しにやってみよう♪」
という事になった。
その夜
自宅の姿見の自分に向かって
「お前は誰だ？」
とやってみた。
夜中…閉めきった部屋だったので
不気味極まりないのですが
テンションが上がってたので
怖くは無かった。
しかしすぐに
気分が悪くなり吐き気を催し
（私の顔が
キモかったから
では無いんですwww）
これは…やっぱ
ヤバいんだなと思って私はやめた。
次の日
友人に…
怖くてちょっとしか出来なかった
と言うと
「ダッセー！
あんなもん
怖くもなんともねぇよ♪」
と馬鹿にされました。
そしてこの話題は
ここで終わったのです。
しばらく経って…
鏡の話など忘れてしまった頃
友人が…
しばしば
学校を休むようになった。
登校している時に
何かあったのか？と聞いてみたが
「ん…何でもない…」
どこか上の空のような感じでした。
それから数日後…
夜中急に友人から電話が掛かってきた。
そしていきなり友人が
『俺って…オレだよな？
俺って…○○(本名)だよな？』
と今にも
泣きそうな声で聞いてきた。
私が
「何おかしな事…言ってんだよ？
お前は○○だよ！」
と答えると
『そっか…そう…だよな…』
友人は少し落ち着いた様子で
こう続けた。
『実は…あの後も
何度か鏡に向かってやってたんだ。
別にナルシストな訳じゃないんだけど
鏡の自分に話し掛けてると
不思議と気分が良かったんだ…
何かどんどん
自分が自分じゃ無くなっていく
感覚が気持ちいいんだ…』
「それは…ヤバいだろ？」
『いいんだ…いや…大丈夫だから…
これでいいんだ…だいじょうぶ
いや…コレでいいんだ…ダイジョウブ…
コレデ…ダイジョブ…イインダ…』
と壊れたオーディオみたいに繰り返し
私が
「おい！」
と言った瞬間
電話を切ってしまった。
心配になって
もう一度電話を掛けてみたが
なかなか出ない。
１２回コールしたところで
やっと出た友人はこう言った。
『オマエ…誰ダ？』
断線しそれから二度と
電話は繋がらなかった。
そして友人は
全く学校に姿を見せなくなった。
全く連絡のつかないのを
不安に思った親が
友人の下宿先に行ったらしいが
すっかり頭が狂ってて
親の顔も認識できなくなってて
唖然とする両親を尻目に
ヘラヘラ笑いながら
洗面所の鏡に向かって
ずっと話し掛けてたんだって…
鏡に映った自分に。
友人は実家に連れ戻され
地方の病院に入院したので
詳しいことは分からない。
今では精神状態も
大分良くなったらしい。
ただ…友人の病室には
自分が映る鏡や鏡面の金属製の物は
一切置いてないのだという…
私もまさか
短時間であんなに
おかしくなるとは
思わなかったんだけど…
ナチスの鏡の実験には続きがあって…
被験者を合わせ鏡で行なったところ
通常の倍の速度で
精神に変調が見られたという。
そう！
友人の洗面所の鏡は
三面鏡だったんです。
家に大きめの鏡がある方は
一度試して貰いたい。
鏡に映った自分の眼を見ながら
『お前は誰だ？』
何か不安感というか
奇妙な感覚に囚われるかと思います。
暗示にかかりやすい人は
お手軽かつ
簡単に狂うことができるので
絶対に継続してやらないで下さい。
やるなよ…
絶対にやるなよ…(￣ー￣)ﾆﾔﾘ
↑これは
【絶対にやらないで！】
と言われればやりたくなる
ダチョウ倶楽部的
人間の深層心理の
習性を突いた見事なじっけｎ（ｒｙ
狂〓たまこ〓人