多摩爺の「時のつれづれ(霜月の35)
孫の笑顔が良薬になった。
私たち老夫婦が、インフルエンザに罹患したわけではないが、
二人の孫が通う保育園では、20名を超える園児が罹患しているらしく、
できることなら1週間ぐらい、自宅で保育をしてもらえないかとの連絡があったようで、
先週末、共働きの息子夫婦が二人の孫と一緒に・・・ ヘルプの依頼にやってきた。
幸いなことに、孫二人は罹患してないので・・・ 元気ハツラツである。
それはそれでとっても良いことであり、即答でOKしたは良いが、
息子夫婦に伝えることができなかったことが、一つあって、
口には出さなかったが、二人で顔を見合わせ、あうんの呼吸で言葉を呑み込んでいた。
悩みの種は・・・ 9月末に発症した女房の帯状疱疹のことである。
痛みの強さは、かなり和らいできていたものの、
安心のため半年毎に行っているCT検査(小さな動脈瘤の経過観察)を、先週半ばに受けた際、
きつい姿勢のまま、体を動かせない状態が10分弱続いたところ、そこに痛みがぶり返してしまい、
その日から三日経つが、体を動かすのも難儀なぐらい、大変なことなっていたのである。
痛くもないのに、痛いなんて・・・ 田舎芝居の役者じゃないので、心配してたんだが、
孫がやってきて、ニコッと笑いながら「おばあちゃん、大丈夫?」のひと言で、
痛くて堪らなかったはずの女房が、急に元気になるんだから・・・ 驚きを隠せなかった。
息子夫婦がやってくる直前まで、ホントに横になって唸ってたのに、
孫の顔を見た途端に、ソファから立ち上がって抱き寄せると・・・ 瞬く間に顔色が良くなり、
息子夫婦が帰宅する際には、駐車場まで付いてくるし、
「なんか元気になったみたい。」と言うから、いったいなにが起きたのかである。
病は気からと言うが、そんなになま易しいものではないと思うものの、
面倒を見なきゃという・・・ 自分に求められた使命的なものを自覚すると、
気持ちが前向きになり、心に内在する治癒力が目覚め、想定外の活躍をしてくれたのだろう。
なんて言ったら良いのか・・・ 表現に窮するが、
それはまさに、先人たちが事ある毎に云っていた「病は気から」という格言を、
目の当たりにした瞬間だったと・・・ 云うしかないだろう。
それは、瓢箪から駒が出たのかもしれないし、
はたまた元気な孫の笑顔が・・・ 変毒医薬の引き鉄になったのかもしれない。
元気すぎる孫の相手を、女房に半分でも託すのは厳しいだろうから、
私が二人の面倒を見るしかないと、なんとなく覚悟を決めていたが・・・ ところがどっこいだった。
保育園で蔓延しているインフルエンザによって、休まざる得なくなったが、
それによって、孫と過ごす時間が増えると分かった途端、
女房の体調が回復に向かうなんて・・・ マジで「なんてこったい。」である。
高熱を出して、休まざる得なかった園児たちには、大変申し訳ないと思うが、
インフルエンザさまさまとは・・・ まさに、このことかもしれない。
さらに回復に向かう、極みつけになった・・・ とってもナイスなひと言があった。
女房が下の孫(4歳男児)に「◯◯ちゃん、なにか食べたいものある?」
「おばあちゃんが好きな物を作ってあげるからね。」と、優しく話しかけると、
孫がすかさず「ウーバーイーツで良いんじゃない。」と言ったもんだから・・・ もう大爆笑
たぶんテレビを見ていて覚えたんだろうが・・・ あまりにタイミングが良すぎて、
女房は、笑うと脇腹から胸に掛けて、まだ痛みが走るようだが、
そんなことはお構いなしに、大きな口を開けて大笑いしてるんだから、これにはびっくりだった。
完治は、まだまだ先のようだが・・・ どうやらピークは過ぎたようである。
切っ掛けはインフルエンザの猛威による、孫たちの緊急避難だったが、
まさか、まさか、孫たちの笑顔が、回復の切っ掛け(良薬)になるとは・・・ 思いもしなかった。
来週から、女房と娘は、大阪に住む義妹夫婦と一緒に実家に戻り、
亡き両親の荷物を整理する予定を立てていて、帰れるかどうか心配していたが、
どうやら、なんとかなりそうである。
あとは全速力で、回復に向かってほしいと願ってやまない。
特に期限を決めてるわけじゃないが、帯状疱疹が完治するまでは、
掃除でも、洗濯でも、買い物でも、皿洗いでも・・・ なんでもこい、どんとこいである。
お孫さんから奥様への
「Uber Eatsでいいんじゃない?」に驚きながらも笑ってしまいました。
お孫さんからお祖母ちゃんに言う場合も良いですね。
おかげさまで寒い朝なのに温かい気持ちになりました。
どんな名医もお薬もお孫さんには勝てませんね。
素敵なお話をありがとうございます。
完治なさるまでは、お大事なさってくださいね。
Uber EATSがなんだか、分かってないはずなのに、CMの影響というか効果は絶大ですね。
ホントに、みんなで大笑いしてしまいました。
痛みがあったと思いますが、久々に女房の笑顔を見たような気がしました。
孫に感謝ですね。
病は気から、そう思います。
ウーバイーツ 笑いました。
あちこち痛み1日1日を長く感じながら過ごしていますが、前向きに頑張っています‼️
病は気から・・・ 病気で苦しんでいる方には、なかなか言えない言葉ですが、
気持ちの持ちようと笑顔は、ホントに大切だと思います。
ウーバーイーツって孫が言ったあとに、息子が婆ちゃん料理だからバーバーイーツかもねと言ってました。
私は「おっ、面白いことを言う。」と思いましたが、女房と嫁には受けていませんでした。
こういったところでスベってしまうのは、私譲りかもしれませんね。
奥様の、一日も早いご快復をお祈りいたします。
元気になりすぎて、痛みがぶり返しませんように!😄
本当によーく分かります。ビデオ通話で話すだけで元気になります。筆舌では尽くしがたい可愛いさですから、奥様がお元気になられたのは十分理解出来ます。でも、ご主人様の優しさにも再び感心しています。素晴らしいご夫妻の力で、お孫様も元気で、奥様のご実家のお片付けもサクサク出来ると思います。奥様のご容態が一日も早く全快になりますように!なおとも
仰るとおり、孫は宝物ですね。
ピークは過ぎたようですが、しばらくは後遺症(神経痛)との戦いが続くとクリニックの先生も言ってましたが、
正直なところ、ここまで酷いとは思いませんでした。
来週の半ばから1週間、女房は義妹夫婦と一緒に帰郷しますが、
孫のお迎えがあるので、私は残ることにしました。
道中の無事を祈っとくよと言ったら、私が一人で居る方が心配だと切り替えされてしまいました。
どっちもどっちの、口数が減らない似たもの夫婦だと思います。
お孫さんの「Uber Eatsでいいんじゃない?」には爆笑です
どうぞ奥様ご無理しませんように!!
ご心配をしていただきありがとうございました。
家事も率先してやれば、慣れるし、苦にもならないですね。
ときどき後回しになりますが、なんとか頑張ってます。