多摩爺の「こりゃ美味い(その22)」
下関「ふくフライカレー」 道の駅・蛍街道西ノ市(山口県下関市)
将棋の藤井四冠の、竜王タイトルの奪取に因んで、帰郷している間に自らに課した宿題は、
タイトル戦のおやつに食べた「長門ゆずきち」スイーツと、
勝負メシ(昼食)に食べた「ふくカレー」を食べることだった。
「長門ゆずきち」スイーツは、長門市の道の駅「センザキッチン」で食べてクリアしたので、
あとは「ふくカレー」を・・・ どこで食べるかになっている。
関門橋を望む壇ノ浦サービスエリアのレストランに「ふくカレー」があるのを知ってたので、
帰京で新門司港フェリーターミナルに向かうとき・・・ 立ち寄って食べようと思ってたんだが、
実家へと向かう県道沿いの道の駅「蛍街道西ノ市」に、トイレ休憩で立ち寄ったら、
なんとレストランに「ふくカレー(正確にはふくフライカレー)」があるから・・・ びっくり。
こりゃ・・・ ここで食べないわけにはいかないだろう。(そんな義務はないが・・・)
急遽、女房に昼メシすることを提案し、
トイレ休憩を改め、ランチ休憩にすることにした。(たんに腹が減ってただけ。)
フライで出てきた大きさから察するに、おそらくカナトフク(シロサバフク)だろう。
お刺身用で、超高級なトラフクでないことだけは確かだが、
地元では、フライや唐揚げでよく食べてる・・・ お馴染みのフクであり、
カラッと揚がってて、白身のサクサク食感が堪らなく美味い・・・ まさに、これがフクである。
さらに嬉しいことに、ホカホカのライスは今年この地(下関市豊田町)で取れた新米だと、
入り口と店内に掲示してあり・・・ 得した気分になるからチョーラッキーであり、
これで自らに課した、あまあまの宿題もクリアすることができた。
とはいえ・・・ ただ一つだけ残念なことがあるとすれば、
じっくり時間をかけて、溶けるまで煮込まれてるからだと推察するが、
野菜などの「ふくフライ」の脇役になるはずの具材が、見当たらないことだろう。
「ふくフライ」に加えて、新米のライスも、ピリ辛のカレーも美味しくて、
別にイチャモンつけてるわけじゃないので、気に障る表現だったらご容赦願いたい。
閑話休題
カレー繋がりで恐縮だが・・・ 山口県の名産を使ったご当地カレーといえば、
「ふくカレー」と「くじらカレー」を直ぐに思い浮かべるが、
ちょっと変わったカレーでは「岩国レンコン」を使ったレトルトカレーも売ってるそうだ。
食べたことはないが・・・ 「岩国海軍飛行艇カレー」というネーミングで、
挽肉と一緒に「岩国レンコン」を煮込んだキーマカレーらしい。
「くじら」はお肉だからイメージわくけど、「レンコン」はどう調理してあるんだろうか?
個人的には「レンコン」の素揚げが好きなので「ふくフライ」のように揚げてあるなら良いんだけど、
レトルトだと後乗せが出来ず、サクサク感は出せないし、
挽肉やカレールーと一緒に煮込んであるらしいので、
キーマカレー好きなら良いけど・・・ ちょっと、イマイチ感がないでもない。
因みに一般的なレンコンの穴は八つだが、穴が九つあることが特徴の「岩国レンコン」は、
柔らかな肉質感と、シャキシャキした歯触りも絶妙で、素揚げの美味さは絶品だけに、
どこかのレストランでメニューにあれば、是非とも食べてみたいと思ってる。ふく(河豚)のフライが二つ入った、ちょっと辛めの「ふくフライカレー(790円)」
ライスは、ここ(下関市豊田町)の田んぼで取れた新米だから・・・ これがまた美味い。入り口を見れば、どこかの温泉宿の雰囲気だが、そのとおりに入浴施設も兼ね備えており、
県内ではけっこう人気が高い・・・ 道の駅である。
下関には7年住んでいましたが、旧市内なのでねえ。
馴染みの無い地域です。
一度、温泉宿に泊まって、そういえば、くちサメも、ふくを食べました。
白子も、炙って貰いました。
ふくカレー、今度、壇ノ浦SAで見てみます。
蛍街道西ノ市は、どちらかといえば山間部ですから、私も「ふくカレー」があるとは思っていませんでした。
とはいえ、ちょっと前までは豊浦郡豊田町でしたが、
いまは下関市豊田町ですから「ふく」のブランドにあやかっても悪くはないと思います。
なかなかの美味でしたよ。