多摩爺の「旅のつれづれ(その25)」
ドラゴンアイ 八幡平(秋田県仙北市)
「松島(宮城県)」を経て、「奥入瀬(青森県)」を満喫した東北旅行の三日目は、
「奥入瀬」から南に下った、岩手県と秋田県の県境付近にある「八幡平(秋田県)」へと向かった。
ここでのお目当ては・・・ 鏡沼にこの時期限定で見ることができる「ドラゴンアイ」である。
5月の下旬から6月の中旬にかけて、八幡平の「鏡沼」に積もった残雪が、
初夏の陽差しに照らされて溶けていくとき、中央部に竜の目のような輪ができることから、
誰が名付けたか知らないが「ドラゴンアイ」という愛称で人気になっているらしい。
どうしても・・・ その「ドラゴンアイ」が見たくて、
前の週から、天候と気温の1週間予報を確認しながら、鏡沼の情報を取っていたのだが、
残念ながら・・・ 4~5日程度、遅かったようである。
期待していた鏡沼に残雪はあったものの、すでに「ドラゴンアイ」の形は崩れていた・・・ 残念!
まっ、こればっかりは仕方ない。
山には山の、池には池の、残雪には残雪の都合があるし、天候や気温にだって都合がある。
さらに、こちらも親の三回忌などで、5月の下旬は帰郷せねばならなくて、外せない都合があった。
そんなこんなだから・・・ またの機会があるかどうかは分からないが、
「鏡沼」に残された「ドラゴンアイ」のなごり雪が見れただけで、良しとするしかないだろう。
個人的な思いを、未練がましく言わせてもらえば、八幡平の「ドラゴンアイ」ルートじゃなく、
ここに平泉(中尊寺、毛越寺)の見学を入れて欲しかったのだが、
残雪だけの「ドラゴンアイ」でも、女房と義妹は思いに浸って感動してるんだから、
まっ、これも仕方がないことで、またの機会に期待するしかないだろう。
八幡平を後にしたとき、時計の針はすでに12時ちょっと前、
これから今宵の宿泊地「蔵王」に向かって、ロープウェーで山頂を目指す予定だったが、
カーナビが示す予定到着時間は16時40分、ロープウェイの最終便はたぶん17時だから、
間に合わないこともないが、ここでメシも食わずぶっ通しで運転して、よもやがあったら難儀なので、
蔵王ロープウェイは翌朝に回し、まずは近くのサービスエリアで昼メシにすることに相成った。
昼メシは前沢サービスエリアで、盛岡三大麺の一つでもある、つるつるシコシコの冷麺、
食レポは後日しようと思っているが、ちょっと気がついたことがあるとすれば、
東北道のフードコートメニューは、東名や新東名のそれと比べ・・・ 総じて、1割ちょっと高い。
文句言いながらも食ってんだから・・・ なにをか言わんやだが、
みみっちいというか、ケチくさいと言われるかもしれないが・・・ やっぱり高いと思った。
素人の浅知恵で申し訳ないが、100円から150円ぐらい値下げして、
お客様の回転率に傾注した方が、売上も利益も上がると思うが・・・ 如何なものだろうか?
そんなこんなで・・・ 東北旅行の三日目(ドラゴンアイ見物)は終わり、
あとは前沢サービスエリアで昼メシ食って、
岩手県と宮城県を南北に端から端まで走り、山形県に入ったら東から西に進路を取ることになった。
なお、お昼に食べた盛岡三大麺の「冷麺」については、
後日改めて書かせてもらうこととして、旅行記の第三弾は、取りあえずここで締めさせてもらいたい。
追伸
この日は「ドラゴンアイ」も然る事ながら、午前中にハプニングがあったので、
そのことを記しておかねばならない。
旅先の1日は、美味しい朝食から始まると言っても過言ではなかろう。
ところが、チェックインした際、高級リゾートホテルでは考えられないような、
とんでもない案内をされていたのだった。
朝食は、夕食と同じバイキング会場ではなく、
せせらぎを聞きながら、ゆったりと食べられる川に面したテラス席を有料で予約していたんだが、
チェックインの際、7時10分前にお部屋に伺い、ご案内しますと言われていたのである。
一瞬「えっ?」と思いもしたが、さすが高級リゾート「やることが違うな。」なんて思って、
なに一つ疑うことなく、部屋で待っていたんだが、
7時10分前どころか、7時を過ぎてもお迎えが来ないので、会場に行ってみたら、
「お待ちしてました。」だから・・・ 「えっ、なにがどうなってるの?」である。
ひょっとしたら、私たちと本物のVIPを勘違いし、間違って案内したのかもしれないが、
それなりの宿泊料を取る高級リゾートで、さすがにそれはないだろうと思い、
若干ムカつきもしたが、朝から揉めても1日が面白くなくなるので・・・ 笑って許したが、
今度は運ばれてきた食事のメニューで、しくじってしまった。
食事メニューは、確認しなかった私が悪いのだが、
生ハムや新鮮な野菜が、やや硬いパンに乗ってる、スモーブローというお洒落なパンに加え、
チーズや乳製品がたっぷりのクラムチャウダーや、キッシュなど・・・ お洒落な料理が出てきた。
いまさらだが・・・ 私はチーズや乳製品が好みではないのである。
早い話、それしかないので、食べるものはパンと飲み物だけなのである。
「他にないの?」と、聞けば良かったんだと思うが、
気どってるわけじゃないけど、いざとなったら・・・ 情けないことに、それが聞けないのである。
会場への案内でケチが付いて、メニューで奈落の底だから、
後は心を落ち着けて、いかに安全運転するかだけ、できるだけ平常心を装いながら、
気がつけば八幡平に着いていたんだけど、
「ドラゴンアイ」までの徒歩20分が、キツいのなんのって、よく歩いたと思う。
ということで、いまさら愚痴っても仕方ないが、
三日目は朝から・・・ メッチャキツくて、
有名アスリートの言葉を借りるとすれば、自分で自分を褒めてやりたい1日だった。
そうそう、3日目の宿泊地・蔵王のホテルでも、ちょっとしたトラブルがあった。
クレーマーと思われたくなかったので、要らぬことは言わなかったが、
たぶん、コロナ禍の3年間で、従業員が大幅に入れ替わっているのは理解するとしても、
もう少し、しっかりしてほしいと思うが・・・ 如何なものだろうか?
[東北旅行の3日目(ドラゴンアイ)を総括したら・・・ こんなもんかな?]
観光地・鏡沼 ☆☆☆ ・残念、1週間遅かったかも?
昼メシ(冷麺) ☆☆☆☆☆ ・さすが盛岡三大麺だけのことはある。
ホテルの雰囲気(蔵王) ☆☆☆☆ ・浴衣の枚数が足りない考えられないようなミスあり。
〃 夕食 〃 ☆☆☆☆☆ ・山形牛の焼き肉がサイコーに美味かった。
〃 お湯 〃 ☆☆☆☆☆ ・天井が高く、雰囲気も抜群
〃 朝食(奥入瀬) ☆ ・コメントというか、言葉にできないし、したくもない。
鏡池に浮かぶこの残雪が、1週間遅れの「ドラゴンアイ」の成れの果てである。
八幡平レストハウス駐車場にあった展望台から・・・ 1枚パチリ
方角が正しいかどうかは分からないが、前方の高い山は、高さから見て岩手山かも?
五年位前の秋田周遊が初めての東北だったのですが、
東北って、、、
元々が寂れているような?
それは、ホテルやサービスのレベルでも。
それを東北らしいと愛でることもあるのかしらね。
さらに、コロナ禍は、大打撃だったらしいです。
元々低い観光地サービスレベルは、ほぼ、壊滅?
一旦、職員は大幅解雇となっていて、
今度は、人手不足が甚だしい。
ゆっくり東北らしく回復して欲しいです。
まあ、
サービスレベルって、日本全体で下がってますよね。
八幡平も蔵王も行きましたが印象は薄いです。
中尊寺は、2時間位ガイドと歩きましたが、
今度、ゆっくり再訪したいと思いました。
本当は前沢牛の牛丼が食べたかったのですが、長距離運転の時は麺類って拘りがあって、冷麺にしました。
仰るとおりで、あまり書きたくなかったのですが、十和田湖周辺は本当に寂れていてビックリしました。
早く活気が取り戻せると良いなと思います。