多摩爺の「時のつれづれ(長月の41)」
ライドシェアってなんだ?
「ライドシェア」って・・・ なんなん?
ワイドショーを見ていた女房が突然振り返って、そんなことを聞いてきた。
最近・・・ 「ライドシェア」とか、「オーバーツーリズム」だとか、
昨年の今ごろは、耳にすることすらなかった、小洒落たカタカナを聞く機会が増えてきている。
カタカナにすれば、なんとなくふわっとして聞こえるものの、
日本語に置き換えてみれば、「ライドシェア」は車の相乗りだが、実質的には「白タク容認」であり、
「オーバツーリズム」に至っては「観光公害」だというから、これは聞き捨てならない。
とはいえ・・・ 「オーバツーリズム」については、お客サイドのモラルの問題もあるので、
政治が口出しできる部分は限られてしまうが・・・ 「ライドシェア」に至っては、
高齢化と、過疎化が進む地方都市などでの「生活の足」といった人流にだけ注目が集まっているが、
物流に携わるドライバー不足も深刻で、
こちらは待ったなしで・・・ 政治の介入が必要になってると思う。
近々ドライバーが不足することについては、「2025問題」として以前にも記したことがあったが、
来年からは、団塊の世代の方々が続々と後期高齢者(75歳)となり、
仕事の第一線から退かれる方々が、一気に増えてくることから、
ドライバーという仕事を引き継ぐ人々が、圧倒的に足りなくなってくるのである。
なかでも、バスやトラックのドライバー不足は深刻で、
つい先日にも、年末に大阪で公共交通に関わる会社が、バス事業から撤退するとが発表され、
朝と昼のワイドショーで、数日話題になったことがあった。
そもそも大型免許の取得者が少ないことに加え、
今後も増える見込みが立ってないこともあり、完全に手詰まりの状態に陥っており、
少子高齢化がもたらす不安が、もろに出てしまっている。
鉄道輸送の一部復活や、ミニバスの活用などの代替案があるといえばあるが、
生活に影響が出る前に、その代替案が定着するか否かであり・・・ 不安は尽きない。
一方で、タクシードライバーの不足に関しては・・・ 普通免許を持ってる人が多いことから、
「ライドシェア」という、掟破りの奇策もあり、
一定の条件さえクリアできれば・・・ なんとかなりそうな気がしないでもない。
冒頭で述べたが、「ライドシェア」とは「白タク容認」であり、
現時点では掟破りの犯罪である。
お客を運ぶことが商売としてできるタクシードライバーには、
普通免許を取得した後、二種免許の取得が必要で、それを持ってないと仕事ができない。
まず、個人タクシーを生業とするドライバーには、二種免許を必須とするが、
タクシー会社に所属するという条件付きで・・・ 普通車の運転免許を持っていれば、
一定の条件をつけて、パートタイムのタクシードライバーとして契約したらどうだろうか?
一定の条件とは・・・ まずゴールド免許であることと、
近い将来、運転免許証とマイナンバーを紐付けが始まれば、紐付けすることを必須とすれば、
状況に応じて、違反の履歴確認が出来るので、そういった仕組みを確保しておきたい。
基本的に、交通事故や違反の有無については、自己申告とするものの、
違反があれば、契約を解除できることを条件とし、
抜き打ちで、会社から公安委員会へ違反履歴を照会することもあると、契約書に明記しておけば、
不良ドライバーの見極めにもなると思うが・・・ 如何なものだろうか?
さらに、パートのドライバーは自家用車で仕事をするが、
仕事中に事故が起きた場合は、自らの任意保険で対応することなく、
タクシー会社が、全責任を持って・・・ お客さま対応する条件も付け加えておきたい。
また、パートドライバーの車には、料金メーターが付いてないことから、
配車をする時点で行く先を確認し、地図アプリから距離を試算し、
予定される走行距離に応じた運賃を、予めお客とドライバーに伝えておけば問題ないし、
売上高は分かってるわけだから、パートドライバーとタクシー会社で月に一度、
タクシー会社が作成した給与明細で、預かり金(運賃)を精算すれば良いと思うがどうだろう?
こういった条件であれば、タクシー会社は自らの会社のドライバーに加えて、
パートタイマーを多く抱えることが出来、繁忙期の配車に難儀することもなくなるし、
パートタイムドライバーも小銭が稼げるので、
ウインウインの関係になると思うが・・・ 如何なものだろうか?
あまりにも単純に考えてるので、検証が必要だと思うが、このようなシステムが確立できれば、
「ライドシェア」が導入されても、タクシードライバーの仕事が奪われることもないし、
利用客サイドから見ても、タクシー会社からの配車だから不安がなくなり、
タクシー待ちの行列も、少しは緩和されると思うが・・・ 如何なものだろうか?
少し講釈が過ぎたようだが、
「ライドシェア」ってなんなんと、昨日女房が聞いてきたもんだから、
日本語にすると「白タク容認」だけど、
視点を変えれば、ちょっと良いシステムになるかもよと・・・ 付け加えておいた。
もしかしたら、大変な勘違いがあるかもしれないが、
素人の浅知恵と云うことで・・・ ご容赦願えればありがたい。
追伸
本題とは全く関係ないんだが、MLBエンゼルスの大谷翔平選手がトミージョン手術を行い、
大成功だったとの報告が、自身のインスタで報告されていた。
まずは良かった、良かっただが・・・ これからは関係者のアドバイスにも耳を傾けて、
休養を取り、体を労ることも仕事のうちだと自覚して欲しいと、ファンの一人として願ってやまない。
それにつけても・・・ 執刀医は超有名なスーパードクターだということから、
手術費用はいったい、いくらぐらいなんだろうか?
大門未知子(ドクターX)だったら、3000万円はくだらないと思うが、
こんなタイミングで、お金の話をして恥ずかしいが・・・ ちょっと気になっている。
この国では、新しいことを始めるとき、まず否定から始まりますが、
そろそろ、そういった考え方を切り替えるタイミングなのかもしれないと思ったりしています。
利用するのは、どんな人達なのかも良く分かりません?
利用者は、日本人ではなく外国人旅行者に多いのでしょうか?
僕は個人的にタクシーを利用する頻度は皆無です。
タクシー会社が人材不足だからと言って、ライドシェアーにどれ程のメリットがあるか?
運賃収入を含めて、現金売上からこれはキックバックでしょうか?
水屋商売で一般運転手から出来高で手数料を取るのでしょうか?
その代償が、事故の問題解決を保険弁護士にお任せすると
被害者交渉と賠償が出来る保険契約の確認でしょうか?
実務としては煩雑過ぎる気がします。また、タクシーの看板で物を言われる苦情に対応?難しそうですね?
タクシー会社は引き受けそうでしょうか?僕ならNOです。
基本に返ると、全くタクシーが利用できない状態でしょうか?
どうも見ていると、1時間待つのが嫌なのか?2時間以上もかかるのか?
この点がハッキリとしない?
何が言いたいかというと.....
例えばドイツですが、列車は常に遅延する。プラットホームは
突然に乗り場が変わる?こんな状態が一般的だと思います。
バスは相乗り状態のミニバス?満席にならないと出発しない?
庶民から相当な苦情が出ているのでしょうか?
良く分かりませんが、日本人の性格上、キッチリとしないのは
我慢が出来ない?どうも可笑しくないのかと反省します。
要は、自然の成り行きというのがあります。無理な物は無理。
今まで通りに生活を維持しようと我儘を言ってみても妥協が必要?
そろそろ日本人の根本的な考え方を変える時期かもしれません?
この問題は私のブログでチョットだけ振れたことがあります。
ですが、非常に難しい問題と痛感します。
結論から言えば、成るようにしか成らないと思います。
様々な角度からコメントをいただきありがとうございました。
私はそんなに難しく考えてなくて、観光での繁忙や、生活の足で困ったときに、手空きの人がお手伝いできたら、
お客さんも、タクシー会社も、パートさんも、ウインウインウインになると思っています。
保険や運賃、さらにはバイト代など、クリアしなきゃならない課題は、山ほどあると思いますが、
なにもしないで傍観するだけじゃ残念なので、こんな案もありますよ程度の思いで記してみました。