玉虫色の回想

日々のいろんな出来事を振り返ります。

バッテリーⅠ~Ⅳ。

2006年01月22日 01時37分06秒 | Weblog
今通勤の電車の中で、バッテリーⅣという小説を読んでいます。

Ⅳというだけあって、
もちろんⅠ~Ⅲもあります。

「2005 感動した児童書No1」
という、すごいのかすごくないのか
わからないお勧めでした。

ま、Ⅰ~Ⅳまで
すべて後輩から借りて読んでるので
それほど思い入れもなかったのですが。

が、しかし。

Ⅲの後半からものすごく面白くなってきました。
感動する小説
という先入観から僕は読み始めてしまったため
Ⅰ、Ⅱはそれほどだったのかもしれません。

ストーリーとしては
天才的な才能を持つが
自己中心的で自分にも他人にも妥協を許さない
口数の少ないちょっとわがままなピッチャーと
才能はある程度あるが、足りないセンスは
努力で埋めようとする
よく気が利き、誰とでも仲良くなれる
天真爛漫なキャッチャーが
ともにバッテリーを組み、
中学野球の頂点を目指す
というものです。

このピッチャーとキャッチャーとの
心のキャッチボールが見所です。
まさに男と男のぶつかりあいです。

ただキャッチャーのいるところに
最高のボールを投げたい、
それ以上でもそれ以下でもないピッチャーと
天才的な才能を持つピッチャーが
いつか俺を必要としなくなるのではという想いから
必死で練習し、天才に追いつこうとするキャッチャー。
そして、それら二人を取り囲む
個性豊かな家族、兄弟、友人、教師たち。


絶対感動する、とは言いませんが
中学、高校時代に部活に明け暮れた日々を送った人なら
お勧めです。
青春の香りをもう一度味わえるかもしれません。