たもちゃんの模型工房

主に私が製作した模型について書こうと思います。

008 南ことり 『生涯初の美少女フィギュア❗️ まさかコレを作るとは‼️』

2022-09-18 12:30:00 | 趣味
皆様こんにちは😃
いつも応援ありがとうございます😊

今回のお題はバンダイのフィギュアライズラボシリーズ第3弾『南ことり』です。


・・・・いや、皆様の気持ちはわかりますがちょっと説明を😅。

 当ブログはおかげさまで様々な方に御覧いただいている様でして、メカ物以外も御紹介しようかと。(メカ以外はこの子しかいませんが😭)
 『メカ』を期待されていた方申し訳ございません。どうかお付き合いください🙇‍♂️

 という訳でこの子、ご存知無い方の為に簡単な解説を。アニメ『ラブライブ』に登場するキャラクターです。高校生の女の子達がスクールアイドルの全国大会(ラブライブ)の優勝を目指して頑張るお話。大変好評でシリーズ化され、2022年現在も最新作が進行中です。
 なお、この子は『第59回全日本模型ホビーショー』のイメージガールもつとめており、本キットはそのイラストをモチーフにしているそうです。
(イラストはこちら)


ほぼ同じアングルです。

(私事でお恥ずかしいですが)むしろ家族が大好きなアニメでして、本キットも家族にせがまれて製作する事になりました😅

 本件、あらためて申し上げますが『プラモデル』です。

『コレが⁉️』




 お店で完成見本を見た時は思わず二度見してしまいました。
 原型をスキャンしてデータ化(設計図化)したのか?よくこんな複雑な形状を金型に(=金属に、ですよ⁉️)彫り込めましたよね❗️
 今時のプラモデルらしく配色ごとのパーツ分割なので組み立てるだけで塗り分け不要❗️
 のみならず、何と『お顔』は多色成形により瞳、口が1パーツ化‼️
 更に❗️その『お顔』はピンクのプラで裏打ちされているので、ほんのり血色ばって人肌の様に見えるという芸の細かさ‼️

 美少女なんて無縁の私でも可愛い女の子が作れます‼️

 恐るべし❗️まさにバンダイ脅威のメカニズム‼️🤣


 さて、この子をどうしたものか?
 先述のお顔をはじめ、各パーツも繊細なモールドと形状です。発色も女の子らしく淡い感じで美しい。これは出来るだけ活かしたいですね。
 ただし『プラモデル』の宿命ですが、金型成形の都合上、どうしてもパーツの合わせ目が出てしまう箇所があります。顎、髪の毛、脇、腰、腰後ろのリボン。
 合わせ目は目立たない位置にありますし(それだけでも凄い技術❗️)、気にしなくても良いかも知れません。しかしながらこういった細かい処理を怠ると途端に『人』に見えなくなってしまいます。人体に『合わせ目』や『隙間』なんてありませんから。できるだけ丁寧に仕上げたいですね。

 そこで私が用意したのがこちら。

 ランナーを細かく砕いてセメダインに漬け込む事1日。

専用のカラー接着剤の出来上がりです❗️
 コレをパーツの接合部にタップリと塗布して接着。

1週間程かけてしっかりと乾燥。後は耐水ペーパーで磨いてやればこの通り❗️

全く判らなくなります。😊。


顎はここまで仰ぎ見てもかなり自然になりました。

腰後ろのリボンやアゴ、脇や腰も同様の処理です。ほとんどわかりません😊

 次に塗装です。
 髪の毛、スカートの装飾などに立体感を出すため水栓ペンで軽くスミ入れしています。
 私はメカ専門です。いつもの調子でスミ入れしたらベッタリ重くなってしまいました😭。蛍光ペン(普通の蛍光マーカーです🤣)でやり直し。女の子ですから軽く、淡く、優しい感じに。



向かって左側がスミ入れしたパーツです。

 メカとこうも違うのかと思いました。😹

 お化粧もしています。タミヤのウェザリングマスター(ピンク)で『ほお紅』を。折角なので家内に頼みました。


 爪や白いヘアバンド等、細かい箇所も丁寧に。こういった地道な作業の積み重ねの有無で仕上がりに差が出ます。

 最後の仕上げ。成形色が美しいのでそれを活かす様に。身体は艶消しクリアーで落ち着かせ、衣装はパールで。ステージ衣装はキラキラ輝いていた方が可愛いですよね😊。
 特に青い部分は『PIGMENT』の『エフェクト顔料/デュオクロムBG』という顔料を取り寄せ、クリアー塗料に溶かして使用しました。

製作途中ですが元の色味はこんな感じです。このままでも素晴らしいです。
で、私が衣装をパール塗装したのがこちら。元々のイメージを大事にしつつ、挑んでみたくなるのはモデラーの性ですね😅。


この子を製作するにあたり、ネットで色々な方の作例を拝見させて頂きました。実はこの特殊なパールはそこで紹介されていたものです。(この場を借りてお礼申し上げます😊。)


 さて本件、2021年6月頃無事完成いたしました。


 (手前ミソですが)可愛いですね😊。
 組み立てるだけで誰でも簡単に可愛らしい『ことりちゃん』が作れてしまいます。本当に凄いキットです。
 当ブログは有難い事に色々な方にご覧いただいておりますが、この子はプラモデル未経験の方にもお勧めです。(ネットだとやや値上がり傾向にあるようですが😅)機会があれば是非❗️

がんばりました。

最後までお付き合い頂きありがとうございました😊。


 

 

007 1/32 サーバイン(MAXファクトリー)

2022-09-03 19:40:00 | 趣味
皆様お待たせいたしました。

前回のビルバインご覧頂きありがとうございました😊。
素人の趣味レベルですが興味を持って頂けたら嬉しいです。なかなか更新できずにすみません。

今回はMAXファクトリー製1/32サーバインです。
 80年代後期に発売された説明不要の『伝説のキット』ですね。素晴らしい造形です。ソフビでここまで出来るとは...。衝撃的なクオリティです。
 .....しかしながら当時の私には歪みやすいソフビキット完成させる技術が無く手が出せなかったです。実際にお店に飾ってある作品で自立しなくなってしまった物を目にした事がありましたし。
 私はこのキットを2003年頃キャラホビで入手しましたが、『完成後も歪まない、いつまでもしっかりと自立した物を作れるか』がテーマのひとつでした。

 で、完成したのが下の写真です。


格好良いですね。😊
製作は2011年頃だったと思います。
 外観はほとんどいじっていませんが一点だけ。キットのままだと脚がもっと鳥脚的というか、逆関節?という位反り返っています。異形感がありとても格好良いのですが、私の好み(わがまま😅)で股、膝の取付角度を調整し、より人体に近いラインにしました。
 完成後も歪まない様にパーツの内側に瞬間接着剤を塗りまくりました。本当はポリパテで裏打ちしたかったのですが、2011年製作当時は使いこなせませんでした😭。
 バラストとして脚の爪に鉄の塊を挿入したので安定して自立します。

これで完成。と、思いきや...‼️

年々徐々にのけぞり、2017年頃にはこの様な姿に😭。オーラコンバーターは元々下げた状態の造形でしたが、自重でさらに垂れ下がってしまいました。

 そこで2018年頃改修。



一度分解して荷重のかかる腰と腿はドライヤーで温めて元の形状に戻し、ポリパテで裏打ちして歪まない様に。この頃は『1/35ビルバイン』を製作した後なのでポリパテを使いこなせてますね。

 オーラコンバーターも内部にステー(真鍮線)を仕込み垂れ下がらない様に。同時にもっと角度をつけて跳ね上がった感じに。実は2011年製作当時から気になっていました。


 胴(背中)との接合部にできてしまった隙間はポリパテで埋め、元キットのディテールに馴染ませました。

完成後の追加工作ですが自然に見えますね😊



眼の周期ももう少しキツめにスミ入れし直しました。この方が締まって見えます。

カラーリングについても少し。OVA劇中のサーバインですが、超密度の描き込みがなされた止絵(ハーモニー処理と言うそうです。)は青っぽく見えます。それに対し、セル画で動かす際は薄いバイオレットです。シーン背景の差と言えばそれまでですが、細部の塗り分けも違うような...。
 かなり迷いましたが自分のイメージ通り、まずは青っぽい止絵をモチーフに塗装しました。(今回、ブログ用に撮影し直しましたが、ライティングのせいかかなり白く見えますね。実際は改修前の写真の様にもっと青いです。)

そう、『まず』は。

80年代当時、同シリーズとして『ウェルビン』も企画されていたそうな。是非見たかったですね。PLAMAX版で復活して欲しいです。
 という訳で本件、2022年8月現在でも健気に自立し続けています。
 がんばりました。
 こんな素人ブログですが応援してくださって本当に嬉しいです。
 最後までご覧頂きありがとうございました😊