極楽とんぼ倶楽部

わたしの大好きなごはん(お米)、日本酒、美方郡香美町小代のことを語ります。

たまごかけごはん

2008年11月02日 | 日記
炊き立ての熱々御飯にたまごをかけて食べる、シンプルだけどこんなに美味しいものは日本にしかない。日本旅館の朝ごはんの定番にまでなっている。
最近では、たまごかけごはん専門店まであり、日本たまごかけごはん楽会までできている。ついに「365日たまごかけごはん」なる本まででるにいたっている。
  
365日たまごかけごはんの本―世界最速スローフード
T.K.G.プロジェクト,高木 伸一
読売連合広告社

このアイテムの詳細を見る


卵かけごはんの店 但熊 兵庫県豊岡市但東町栗尾916


『地産地消』のすすめ

2006年04月01日 | 日記
○ 将来の私たちの食べ物

 人口増加と生活水準の向上により、食料需要は飛躍的に増加すると見込まれ、将来的に深刻な食料問題に直面することが懸念されています。
世界の人口は、現在63億人ですが、2050年には90億人になると予測されています。世界人口は1950年に25億であったものが、2000年には60億に増えました。増加する人口に必要な食料は、農地の開墾と肥料や農薬の使用、栽培技術の発達等で単位当たりの収量の大幅な増加により生産を増やし確保してきました。しかしながら、地球上には開墾可能な場所はほとんど残されていません。また、栽培技術も限界にきつつあり、収量の増加もあまり期待できません。
このようなことから、将来的に深刻な食料問題に直面することが懸念されています。
 その前兆を思わせるようなことが最近起きています。
昨年の秋頃から、ちくわやかまぼこ、プロセスチーズが小さくなっています。
かまぼこは、スケソウダラの漁獲量が減っている上に、BSE(牛海綿状脳症)の世界的な広がりで、欧州で牛肉などの代替としての需要が起きているためです。
また、日本のチーズの大半は豪州産チェダーチーズを原料として作られていますが、人口増加と経済発展の著しい中国などで乳製品の需要が増え、世界的に原料価格が高騰しているためです。

○ 日本の台所事情

 私たちの日常の食べ物は豊富で何不自由なく、世界の中でも最も豊かな食生活をしています。
その台所事情は将来のことを考えると不安になるような状況にあります。
日本の食料自給率は、米が100%ですが、小麦14%、大豆3%、野菜80%、牛肉44%、魚介類49%、砂糖類34%、油脂類13%と非常に低い状況です。牛などの飼料の自給率が25%であることを考えると牛肉の実質の自給率はかなり低くなります。
 私たちの食料を生産している国内の農地は約500万ヘクタールですが、輸入農産物の生産に必要な農地面積は、国内農地の約2.5倍の1200万ヘクタールともいわれます。
その輸入食料は、自給率の比較的高い野菜・果物でも、86カ国から、魚介類に至って116カ国から輸入されています。私たちの食生活がいかに世界中の農地、海に頼ったものになっているか理解していただけると思います。
 将来の世界的な食料問題を考えると、国民生活を守る上で食料自給率を少しでも上げることが重要となってきます。

○ 地産地消のすすめ

 食料を遠くへ運ぶことは、輸送や貯蔵に要するエネルギーがたくさん必要とし、地球温暖化等の環境のためには好ましくありません。できるだけ消費地に近いところで生産することが好ましいことになります。
そのために、身近なところで生産された食べ物を食べるという「地産地消」を行うことが重要となってきます。
この地産地消は、身近なところで生産された、安全・安心でおいしい農産物を食べるということですがそれだけではありません。
私たちは農林水産物を食べることで間接的に水・空気・土壌などの地域の環境を食べています。したがって、地域の環境が悪くなれば私たちの食べる食べ物も悪くなるのは当然です。私たちは、水も空気も土壌も安全なところで育てられた食べ物を食べてこそ健康になれます。地域の環境を保する農林水産業を支えないと健康にはなれません。
「地消」には地域の農林水産業を支えるという大事な意味があり、そのことにより、地域の環境を守ることです。「地産」は、ただ作るだけでいいということではありません。地域の環境を良くする働きを認めて消費者が買ってくれるのだから、地域の環境を良くする作り方をしないとそれを裏切ることになり、生産者の責任は大きくなります。
このように地産地消により、安全・安心な農産物が生産され、地域の環境が保全され、さらに、結果として地域の自給力が向上します。
地産地消は、地域経済にも貢献します。
他地域や外国から農産物を運んでくると地域のお金が出ていくだけです。地域で農産物を作り消費するということは、種、肥料・農薬、その他の資材を地域で買うことになり、地域内でお金が循環します。また、直売所に、安全でおいしいものを求めて、他地域から1時間も2時間もかけてやって来るようになると、他地域からお金が入ってくるようになります。
単に安いからといって外国のものを買うより、身近で生産されたものを買うほうが地域経済にとってもいいのです。

○ おわりに

 地域で生産されたものを優先的に買うことで、地域の農業が元気になり、地域の環境が良くなります。ほうれんそう一束、大根一本が100円のものでも、価格や見かけだけでなく、どんな方法で生産したものか、だれが作ったものか、どこの地域で生産されたものかを意識して買うことで消費者の意思が生産者に伝わります。その選んで買うという意思表示の結果で農家の生産する食べ物の質が変わり、地域の農業や環境も変わってきます。
 安全・安心なもの、健康に良さそうなもの、環境にも良さそうなものを選んで買うようにしましょう。

都市内の農家の悩み

2005年05月14日 | 日記
先日、西宮市内の農業を行っている青年に話を聞く機会があった。
その青年によると、最近の人たちは野菜などを作っている畑で平気で犬を遊ばせる。
それだけならまだしも、子供が栽培しているトマトを取って食べても注意しない。取らないでといってもなぜいけないのかというような顔をしてる。
さらには、畑をゴミ捨て場みたいにゴミを捨てていく。本当に困ってしまう。という。

こんな話を聞くと日本人のモラルはどうなってしまったのだろうかと心配になる。
これが戦後の個人の権利や自由を主張する教育の結果なのか。