極楽とんぼ倶楽部

わたしの大好きなごはん(お米)、日本酒、美方郡香美町小代のことを語ります。

農作物の花( ミズナ)

2011年03月28日 | 農作物の花
ミズナ(水菜)の花
壬生菜(みぶな)の訛
アブラナ科の一年~二年生葉茎。ハクサイと同種だが、葉は細裂。冬から初春にかけて収穫。塩漬けとして、または煮て食用とする。キョウナ、ヒンスジナともいう。

農作物の花( ハクサイ)

2011年03月28日 | 農作物の花
ハクサイ(白菜)
アブラナ科の一年生または二年生葉菜。植物分類学上はカブ・コマツナなどと同種で、中国北部の原産。明治初期に導入。漬菜などとして食用。山東・芝(チーフー)・包頭連(パオトーレン)など多数の品種があり、中には結球しないものもある。

小代民謡(4)

2011年03月17日 | 私のふるさとの情報
養蚕農家の糸挽歌。養蚕農家の妻や娘が座繰り機で繭の糸繰りをしながら唄う民謡。


一.思案ぞこない したもなわしだ
    倅の糸なら 繰り戻さずに
  倅の糸のよに 繰り戻されりゃ
    わしもこのよに 苦労せぬ

二.嫁にゃ行きます 世話しておくれ
    しゅうと 小じゅうとのない所へ
  しゅうと小じゅうとは そりゃある覚悟
    とかく 継子のないとこへ
  来いといわれて その行くよさは
    足の軽ろさよ うれしさよ

小代民謡(3)

2011年03月17日 | 私のふるさとの情報
木挽き、出稼ぎ(杜氏)を唄った民謡です。

一.妻と言われりゃ 名はよいけれど
    一期おなごとあ 浅ましい

二.山の奥でもよ 三軒家でも
    住めば都よ わが里よ

三.木挽さん達や 一升めしくろて
    牛が寝たほど ばばたれた

四.木挽さん達や 夜ひるひきゃる
    夜は島田の 袖ひきゃる

五.酒屋百日 大名暮らし
    前に六尺 たてならぶ

六.酒屋男は あひるかかもか
    あさも早よから 水の中

七・酒屋男は ほたるの虫は
    しまいかねて 火をともす

八.今朝(けさ)の洗い場は 三石六斗
    君を休ませ わしがでるよ

九.宵には酛取る 夜中にゃ甑(こしき)
    朝の洗い場の 水つらさ

十.今朝の洗い場は 誰方でござる
    わしの殿御あ(とのご)で なけにゃよいが

小代民謡(2)

2011年03月17日 | 私のふるさとの情報
一.わしが小代の 代官所なら
   よなべ臼ふみ やめさしょに

二.寝たい ねぶたい 朝ねぼしたい
   朝のお膳の すわるまで

三.ひいておくれよ 一番びきを
   二番びきなら 誰でもひく

四.わしはお前に ひきまわされて
   ついて回るも えろうござる

五.秋の庭仕事は 日の暮れるもの
   忍び夜妻よ 気をせくな

六.臼ひきしたら 門(かど)にでてみやれ
   花の十九が 待ちゅござる

小代民謡(1)

2011年03月17日 | 私のふるさとの情報
兵庫県美方郡香美町小代地域の民謡で春の農作業の様子の唄ったものです。

一.五月一日泣く子がほしや
    オーサ デタカイヤ
  畦に腰かけ オイオイ
    乳のましよ
  五月一日たんぼで暮らす
    オーサ デタカイヤ
  次の一月 オイオイ
    野で暮らす

二.わしがはじめて 田の草とれば
    ナギやオモダカ みな残る
  さまの心は 言わいでも知れる
    身振りそぶりで すぐわかる
  けさの草刈り どなたがお先き
    可愛いとのごが つゆはらい

嫁入り唄

2011年03月16日 | 私のふるさとの情報
兵庫県美方郡香美町の小代地域で昭和50年ころまで結婚式で唄われていた「嫁入り唄」です。
「門出」花嫁の家を出るときに唄われ
「道中」は花嫁宅と花婿宅の道中に唄われます。
そして花婿の家に到着して「嫁渡し受け取り」が唄われます。
唄うのは、菅笠、紺の股引にワラジばき、青竹作りの息杖(いきづえ)姿の若者です。

門出  
  蝶よ花よと 育てた娘
  今日は他人の 手に渡す
  今日は日も良い 日がらも良いし
  連れて行きます 花嫁を
  さらば行きます 双親さまよ
  長のお世話に なりました

道中  
  目出度めでたが 三つ四つ五つ
  五つ重なりゃ 五世の松
  お前百まで わしや九十九まで
  共にしらがの 生えるまで

嫁渡し受け取り  
  来たぞ来たぞ 殿御さんの宅に
    据えて納める 末までも
  連れてきました 花嫁さんを
    納めますぞえ 床の間に
  貰い受け取る 荷物とともに
    往(い)なしゃせもせにゃ 帰しゃせぬ
  主人大国 お内儀(かみ)さん恵比寿
    こんど来た嫁 福の神

イカナゴくぎ煮の季節到来

2011年03月02日 | 私のふるさとの情報
瀬戸内に春を告げるイカナゴの群れ。3月3日に漁が解禁になります。
イカナゴのくぎ煮作りに あなたも挑戦してみませんか!?

◎ おいしいくぎ煮 の作り方


○ 上手に仕上げるポイント
a.鮮度の良い、いかなごを選ぶこと。
b.煮汁を手早く捨てること。
c.手早くさますこと。
d.大きく厚手の鍋を使用すること。(1回に1kgが限度)

○ 材料
イカナゴ ・・・・・・・・・1kg
濃口醤油 ・・・・・・200cc
砂糖(きざら) ・・・・・・・230g
酒 ・・・・・・・50cc
みりん ・・・・・・150cc
土しょうが ・・・20g~50g

1.イカナゴの用意
イカナゴを洗い、しっかりと水を切る。土しょうがは皮付きのまま細かく千切り
にする。
2.鍋の用意
鍋よりひとまわり小さいアルミホイルに指で多めの穴を開けた落しぶたを作って
おく。 2.鍋の用意
鍋よりひとまわり小さいアルミホイルに指で多めの穴を開けた落しぶたを作って
おく。
3.したごしらえ
調味料と土しょうがを合わせたものをしっかり煮たたせる。
4.鍋に入れる
煮たったところに、イカナゴ1kgを一度に入れ 、イカナゴの間にだしが均等に回
るように素早く手でかき混ぜる。
5.火加減の調整
2の落しぶたを入れ、強火で一気に煮 立たせ、 吹きこぼれない程度の火加減で
煮る。この時、イカナゴにアワがまんべんなくかぶさっている状態にする。はし
等で絶対にかきまわさない。
6.火を止める
アワが鎮まり、イカナゴの間に小さなアワが出るくらい煮汁が減った時、中火~
弱火にして落としぶたを取る。煮汁の残りの量を確かめながら煮つめ、少しの煮
汁が残っている状態で火を止める。
7.仕上げ
煮上がったら、平ざるにかえして残り汁を切り、すばやく冷ます。※好みにより 白ゴマをかけてください。

◎ くぎ煮のだし巻き

○材料
卵3個
だし汁(卵の量の1/4)
くぎ煮適量
塩少々・薄口醤油少々・砂糖少々

○作り方
①. 卵はよく溶きほぐし、冷めただし汁と調味料を混ぜ合わせる。
②. 卵焼き器を熱し、油を薄く塗り、中心にくぎ煮が来るようにだし巻きを焼い ていく。

◎ イカナゴのから揚げ

○ 材料(4人前)
イカナゴ200g
市販のから揚げ粉40g
片栗粉 60g

○ 作り方
①. イカナゴを洗い、よく水を切る。
②. ビニール袋の中に、から揚げ粉と片栗粉を入れて、よく混ぜる。
③.②のビニール袋の中に、イカナゴを少しずつ入 れ、袋をふって、まんべんなく粉をからませる。
④.イカナゴについた余分な粉をふるいおとす。
⑤.④のイカナゴを180~190℃の油でサッと揚げる。
※お好みにより塩やレモン汁をかけてアツアツをお召し上がりください。

◎ イカナゴあつあつ釜あげ

○材料
イカナゴ
塩水
ポン酢

○作り方
①. 新鮮ないかなごを用意し、さっと水洗いしておく。
②. 大きな鍋に湯をわかし、塩を入れる。(4%程度の塩水)
③.沸騰したお湯に、イカナゴを入れ、浮かび上がってきたらザルですくい上げ
る。
(注  湯2リットルに対し1カップ程度ずつ作ってゆき、お湯の温度を下げない
のがコツ)
④.取り上げたイカナゴを、温かいうちにポン酢をかけてお召し上がり下さい。
※釜あげをさらに天日で2~3時間干すと「かなぎちりめん」の出来上がり。大
根おろしでお召し上がり下さい。
(いかなごの大きさ、天気により干す時間は異なります)

◎ イカナゴのサラダ

○材料
イカナゴの釜揚げ200g    マヨネーズ40g
カイワレ大根1パック     ねりわさび適量
ラディッシュ3個

○作り方
①. かいわれ大根を洗い3cmに切り、水を切る。
②.マヨネーズとわさびを好みの味にあわせる。
③.いかなごの釜揚げとかいわれ大根に、②のマヨネーズをあえて出来上がり。
☆イカナゴの釜揚げはマヨネーズと相性抜群!  どんなサラダにも合います。

◎イカナゴの吸い物

○材料
生イカナゴ200g      薄口醤油小さじ1
ミツバ少々          塩・酒少々
水4カップ

○作り方
①. イカナゴを水洗いしておく。
②. 水を鍋に入れ沸騰させて、イカナゴを入れアクをすくいながら煮る。
③.イカナゴが煮あがったらしょうゆ、塩、酒を加えて味をととのえる。
④.おわんに盛り、きざみミツバを入れる。
※お好みでワカメ・とき卵等を入れても美味しく召し上がれます。