シンザン記念2017最終結論。

　
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【本命馬】07アルアイン

　競馬の歴史は常に繰り返される。2017年シンザン記念での”歴史は繰り返される”ということの意味はただひとつ、タイセイスターリーが兄を意識してロケットダッシュを決めることなのである。川田騎手は前走出遅れをやらかした負債を必死に取り戻そうとゲート内待ちで発馬一点に気を遣うであろう。こうなるとタイセイスターリーが演じるいきなり2馬身先を進む淀みのない流れに俄然生き々々と折り合って流れるように好馬体を揺らせていくのがアルアインなのである。V.シュミノー騎手の最後の直線でのコース取りになんとも感心する。万葉Sでのタマモベストプレイを復活させた腕捌きが見事で、今後も人気馬に乗せたら安心して中心視しても良さそうな騎手だ。アルアインの前走も内埒沿いの狭いところへ突っ込む時の追い出しのタイミングが秀逸で、まるで往年の藤田伸二騎手の、ここしかない！という気概に満ちた迫力を感じさせる。馬の能力をきっちりと出し切ってくれる印象だった。このシンザン記念でも期待できる。枠も7番枠なら絶好と言ってもいい。もう一頭の人気馬ペルシアンナイトのM.デムーロ騎手は果たせるかな、いい馬が回ってきたぞなどと悠々と終始したり顔でレースに臨むことができるだろうか。ハービンジャー産駒が重賞レベルのスピード競馬に対応可能なのか。前3走の超スローのまやかしの最速の上がりを強調材料として通用するかどうか疑問なのだ。それでも外国人騎手が内枠でパフォーマンスが上がるセオリーを軽視せず、無謀に切るようなことはしない。あとは自在性の素質を開花しつつあるブレイヴバローズも侮れない。

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