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天皇賞・秋(2014)考察。

2014-10-30 22:58:42 | 競馬考察

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ジェンティルドンナやエピファネイア、関東の雄フェノーメノにしても、本来確固たる中心的存在となるべきベテラン古馬勢がどうもこの天皇賞を、JCあたりに照準を合わせ、その本番を見据えた叩き台としての一戦という位置づけが濃厚のような気がしていて、これは今の番組体系からして必然的なことではあるだけに、もし波乱があるとしたら、後のJCや有馬よりもこの天皇賞の可能性が強い。今年は皐月賞馬イスラボニータが順調にセントライト記念を勝ち、一躍有力候補NO.1に名乗りを上げて本命視されている。3歳時のフェノーメノが同じようにセントライト記念勝ちから天皇賞をエイシンフラッシュの2着として健闘したように、イスラボニータもかなりの確率で連対するものと予想できる。連対ということは2着をも盛り込んだ想定でアプローチをするという意味で、それはイスラボニータが15番枠というやや外目の枠を引いたことから、実績では内枠時に断然その能力を発揮してきたわけだし、内枠有利のコース特有の特徴から連軸の中心としては最適でも、頭ひとつとして狙うのには多少リスクがあるというわけだ。

刺客としての存在でいえば天皇賞の傾向で、毎日王冠組の敗退馬から狙うのがセオリーというものがあり、今年はいくらレベルが低かったという評価があったとしても、それは毎日王冠のTR的な要素が前提なわけで、一見フロックにも映った上位入線馬でも、結果的に次走の天皇賞では波乱の立役者になっているという歴史があるのだ。その中からうまい具合に内寄りの枠に収まったスピルバーグとディサイファが前走なかなかいい終いの脚を見せてきたなというのが印象で、両頭とも東京コースを得意としているのは共通していえる。この格下感がなんとも言えない穴的要素満載なところを強調していて、両頭とも関東馬でこの2頭の馬単裏表の組み合わせなら妙味が出てくるのではないだろうか。

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