![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/96/b2cc7b45eddde8a35b488caf59d71731.jpg)
3/30の土曜日は
エル・グレコ展を観に
上野公園の東京都美術館へ行った。
年明けすぐに前売り券を買ったものの
なんだかんだで行く機会を逃し
終了寸前での観覧。
上野公園は
真冬に逆戻りしてしまったかのような
寒さで、それでも桜はピークの満開で
多くの花見客で賑わっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/2b/a32e879f040b2d54813fa3c2da6127bb.jpg)
そして美術館もやはり休日の賑わいで
かなりの混雑の中、
入口から順路を辿って
そのエル・グレコの作品を眺めていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/a3/9b89a2ba480e33ce3398a811bb372357.jpg)
印象に残ったのはまずはこの2作品。
『羊飼いの礼拝』
『神殿から商人を追い払うキリスト』
『羊飼いの礼拝』は
神の子イエスが降誕して聖母マリヤやヨセフ
駆けつけた羊飼い達がイエスを囲み
その威光を放っているイエスを中心に
誕生の祝い、喜び、感じる幸福感が伝わり
時間をかけて眺めた作品のひとつだ。
『神殿から商人を追い払うキリスト』は
これも文字通りイエスが商人たちをエイヤ!!っと
振り払う動きがなんともダイナミックで格好よく
下でひっくり返る商人の
なんとも滑稽さが眺めていて楽しい。
あと印象に残ったのは聖職者の肖像画。
どこでも顔は青白く、細く、
当時の禁欲的な信心は
キリストにすべてを委ねることで
自らの主体性を、
その内面まで見ることができたようで感慨深い。
そしていよいよというか
この展覧のクライマックスであろう
『無原罪の御宿り』。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/64/ce06a464b673b54fc4957666f193ca98.jpg)
縦350㎝近くある大きな作品。
ひときわライトアップが他とは違う。
う~ん
やっぱり凄い迫力。
渾身の思いが籠っている。
この作品を観ることだけでも
十分幸福の価値を感じるのは納得いく。
天使達で構成された
天上のオーケストラの
賛美を受けている
聖母マリアの天への視線が優しい。
愛情が溢れている。
観に行って良かった。
美術館を出て上野駅に向かうあいだも
しばらく残るその何とも言えない
現実離れした余韻。
まさにこの日の
エル・グレコ展での感動は
僕にまた、さらなる生命力を与えてくれた。
エル・グレコ展を観に
上野公園の東京都美術館へ行った。
年明けすぐに前売り券を買ったものの
なんだかんだで行く機会を逃し
終了寸前での観覧。
上野公園は
真冬に逆戻りしてしまったかのような
寒さで、それでも桜はピークの満開で
多くの花見客で賑わっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/2b/a32e879f040b2d54813fa3c2da6127bb.jpg)
そして美術館もやはり休日の賑わいで
かなりの混雑の中、
入口から順路を辿って
そのエル・グレコの作品を眺めていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/a3/9b89a2ba480e33ce3398a811bb372357.jpg)
印象に残ったのはまずはこの2作品。
『羊飼いの礼拝』
『神殿から商人を追い払うキリスト』
『羊飼いの礼拝』は
神の子イエスが降誕して聖母マリヤやヨセフ
駆けつけた羊飼い達がイエスを囲み
その威光を放っているイエスを中心に
誕生の祝い、喜び、感じる幸福感が伝わり
時間をかけて眺めた作品のひとつだ。
『神殿から商人を追い払うキリスト』は
これも文字通りイエスが商人たちをエイヤ!!っと
振り払う動きがなんともダイナミックで格好よく
下でひっくり返る商人の
なんとも滑稽さが眺めていて楽しい。
あと印象に残ったのは聖職者の肖像画。
どこでも顔は青白く、細く、
当時の禁欲的な信心は
キリストにすべてを委ねることで
自らの主体性を、
その内面まで見ることができたようで感慨深い。
そしていよいよというか
この展覧のクライマックスであろう
『無原罪の御宿り』。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/64/ce06a464b673b54fc4957666f193ca98.jpg)
縦350㎝近くある大きな作品。
ひときわライトアップが他とは違う。
う~ん
やっぱり凄い迫力。
渾身の思いが籠っている。
この作品を観ることだけでも
十分幸福の価値を感じるのは納得いく。
天使達で構成された
天上のオーケストラの
賛美を受けている
聖母マリアの天への視線が優しい。
愛情が溢れている。
観に行って良かった。
美術館を出て上野駅に向かうあいだも
しばらく残るその何とも言えない
現実離れした余韻。
まさにこの日の
エル・グレコ展での感動は
僕にまた、さらなる生命力を与えてくれた。