〇 パソコンとデバイスをスマートに持ち歩くバッグはどれ、お薦めはリュック型。
社会のコロナ禍対応も落ち着きを見せるようになり、「出社は週に数回」といった形で仕事をする人が増えてきた。しかし、普段は出社でたまにテレワークという働き方は意外に準備が面倒。そこでこうした新時代に向くパソコンと周辺機器を紹介する。
テレワークにより通勤する機会は減ったが、ノートパソコンや資料など、持ち歩く荷物は意外と多い。そのため、仕事道具を持ち運ぶバッグは重要だ。お薦めは、手持ちや肩掛けではなく、背負うタイプの「ビジネスリュック」だ。
黒基調で一見どれも似たようなデザインだが、もちろんテレワークに向くバッグの条件はある。図1に挙げた4つだ。特に重要なのはバッグの容量だ。マチが狭く、薄く仕上げたバッグもあるが、周辺機器も一緒に持ち歩くなら15~20L(リットル)前後あると安心だ。
● バッグ選びのポイントは?
図1 テレワークにお薦めのビジネスリュックの条件は、バッグの容量、対応するパソコンのサイズ、荷室やポケット数や使いやすさ、そして防水性能になる。
また収納できるパソコンのサイズ、荷室の数、ポケットの多さや使いやすさ、防水性にも注目したい(図2)。
図2、左は前ポケットが2つあるIncaseの「A.R.C. Commuter Pack」。メインとパソコンの荷室と収納が多い。右はエースの「ガジェタブル バーテクト」で、パソコンの収納が独立している。
前に抱えやすい薄型&スクエアのビジネスリュック。
ビジネスバッグブランドの「エース」が手掛けるビジネスリュックが「ガジェタブル」シリーズ。使用する素材などの違いで、複数モデルを展開する。「バーテクト」は、抗ウイルス・抗菌機能がある合成皮革を使ったモデル(図3)。合皮だが高級感ある仕上がりだ。完全防水ではないが耐水性は高い。
図3、本体には抗ウイルス・抗菌加工を施した「バーテクトクロス」を使用する。15Lの容量がある上位モデルで、15.6型までのノートパソコンを持ち歩ける
容量の違いで3種類を用意している。お薦めは15Lと一番大きなモデル。それでも厚さ10cmとスリムで、電車内で前に抱えるスタイルも取りやすい。また、スクエアなデザインなので、見た目以上に収納力があるのも魅力だ(図4左)。サイドポケットはないが、かばん内に収納した傘やペットボトルを取り出しやすいスルーポケットがある(図4右)。
図4、左はメインの荷室。ここにはタブレットや資料などを入れられるポケットを用意。傘やペットボトル用に作られたスルーポケットは、かばんの横にあるファスナーを開けるとアクセスできる(右)。
収納力と軽い背負い心地を両立した新作。
米アップル公認のバッグブランド「Incase」(インケース)。「A.R.C.」は、2021年に登場した新シリーズ。シンプルなデザインにテレワーカーに向く機能を詰め込んだ。図5の「Daypack」は容量20.9Lで16型までのパソコンとタブレットを収納できる。収納を増やしたいなら、容量23.7Lの「Commuter Pack」(図2左)もお薦めだ。
図5、小物収納に向いた前面ポケットを用意。この部分は止水ジッパーを採用する。両サイドにポケットもある。素材は水や汚れに強い撥水加工をしたポリエステルを使用。
多ポケットで使い勝手よし!スタイルも現代的。
アクティブなビジネスワーカーに向けたバッグを得意とする「Aer」(エアー)。2014年に米国で起業した新生ブランドで、ビジネスカジュアルに似合うデザイン、機能性などで注目されている。右の「Day Pack 2 BLACK」は、まさにテレワーク向きの一品。荷室は1つだが、限られたスペースの中でさまざまな物を整理して収納できる(図6)。
図6、表面は耐摩耗性のあるナイロン製。メイン荷室に15.6型までのパソコンを収納できるポケットを用意。表面はナイロンに防滴性の高いコーティングを施してある。
充電器やケーブルなどをまとめて収納。
便利なグッズも数が増えると、かばんの中で探しにくくなる。使い勝手を考えると、専用のガジェットポーチがあると安心だ。無印良品のポーチは安くて優秀。
ケーブルなどの小物の整理&持ち歩き。
必要な周辺機器などを整理できるツールボックス。取っ手付きなので持ち運びが楽で、ダイニングテーブルで仕事をしていてもすぐに片付けられる。