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出張や旅行など、困るのが、スマートフォンやスマートウオッチといった機器の充電だろう。

〇 移動時間や外にいる時間が比較的長い場合に困るのが、スマートフォンやスマートウオッチといった機器の充電だろう。出張や旅行時は紛失も考慮し、普段使いとは別の充電器やモバイルバッテリーを用意しておきたいところだ。

安価な充電器やモバイルバッテリーは通販サイトで1000円程度から購入できるが、100均ショップにも多くの製品が売られている。

大電力、USB PD対応の小型充電器。

ダイソーで売っていた「PD急速充電ACアダプタ」は、USB PD(USB Power Delivery)対応の小型の充電器。USB PDはUSB Type-C端子に対応する給電規格。規格上は最大100W(20V/5A)の電力を供給できるが、本製品は最大20W(9V/2.22Aまたは12V/1.67A)までだ。充電する機器や充電器、USBケーブルのすべてがUSB PDに対応している必要がある。充電時間を短くできるうえ、大電力を必要とする機器もUSB端子で充電できる。USB PDに対応しない機器と接続した場合、通常のUSB端子と同等の給電になる。

ダイソーで購入した「PD急速充電ACアダプタ」。充電規格USB PDを利用でき、対応する機器を使うと充電時間を短縮できる
画1、ダイソーで購入した「PD急速充電ACアダプタ」。充電規格USB PDを利用でき、対応する機器を使うと充電時間を短縮できる。価格は770円(税込み)

現在売られているType-C端子を備えるスマホやタブレットの多くがUSB-PDに対応する。Lightning端子を持つiPhoneも「USB-C - Lightningケーブル」か、それと同等のケーブルを利用するとUSB PDによる急速充電を活用できる。iPhoneの場合、USB PDを使うことで充電開始から30分ほどで本体バッテリーを50%充電できるとしている。

PD急速充電ACアダプタは最大20Wまで出力でき、スマホやタブレットの充電に適している。USB端子はType-C。充電にはUSB Type-Cケーブルが別途必要だ。外形寸法は幅28×奥行き46×高さ46ミリメートル(実測値)とUSB PD対応で最大出力20Wの製品としては小型だ。プラグは折り畳み式なので、持ち運ぶときに邪魔にならない。

価格は770円(税込み、以下同)。100均ショップの製品としては高価だが、家電量販店や通販サイトで同等の製品を買おうとすると1000円以上はする。小さくて軽いため使い勝手も良い。予備の充電器として1個持っておきたいところだ。

幅28×奥行き46×高さ46ミリメートルでかなり小型。プラグも折り畳み式で持ち運びに便利だ
画2、幅28×奥行き46×高さ46ミリメートルでかなり小型。プラグも折り畳み式で持ち運びに便利だ。

ソーラーパネルを備えるモバイルバッテリー。

ダイソーで販売していた「ソーラー充電モバイルバッテリー」は、ソーラーパネルを備えたモバイルバッテリー。価格は1100円と100均ショップの商品としては高価だが、通販サイトだとソーラーパネル付きのモバイルバッテリーは2000円弱で売られている。1100円は安いと感じる。

モバイルバッテリー本体にUSB Type-A端子を2個備え、2つの機器を同時充電できる。ただし、最大出力電流は2端子の合計で2.1A(USBの電圧は5Vなので、電力に換算すると10.5W)と少ない。USB Type-C端子も備えるが、モバイルバッテリーへの充電専用端子であり、機器の充電には利用できない。

ダイソーで購入した「ソーラー充電モバイルバッテリー」。ソーラーパネルを搭載したモバイルバッテリーだ
画3、ダイソーで購入した「ソーラー充電モバイルバッテリー」。ソーラーパネルを搭載したモバイルバッテリーだ。価格は1100円(税込み)

本体の外形寸法は幅80×奥行き80×高さ15ミリメートルで、モバイルバッテリーとしてはかなり小型だ。カバンに入れても邪魔にならない。ただし、その分バッテリー容量は少ない。パッケージには「5000mAh」と容量が記載されているが、説明書に記載されている定格容量は3100mAh。スマホのバッテリーを50~75%程度充電できればよいだろう。

2個のUSB端子の脇には白色LEDライトを搭載しており、電源ボタンを長押しすることで点灯する。LEDライトは明るくはないものの、非常用の照明としては役に立ちそうだ。

モバイルバッテリーの充電は、ソーラーパネル以外にUSB端子からも可能だ。前述のUSB Type-C端子のほかに、モバイルバッテリー充電用の端子としてmicroUSB端子も備える。長さ10センチメートルのmicroUSBケーブルが1本付属するが、短いため若干使いにくい。

説明書によるとソーラーパネルはあくまで補助充電機能だとしている。ソーラーパネルによる充電能力は、仕様に記載されている数値を信じるなら90mAh。単純計算になるが、定格容量が3100mAhのバッテリーを90mAhの電力で充電すると、34時間以上かかる。ソーラーパネルの特性上、光の強さによってさらに充電性能が低下することも予想される。ソーラーパネルによる充電はあくまでも緊急時のものと割り切った方がよいだろう。

ソーラーパネルによる太陽光充電の普段使いは難しそうだが、小型で持ち運びに便利なため、電源を喪失した緊急時のために持っていてもいいだろう。

幅80×奥行き80×高さ15ミリメートルと小型。ソーラーパネルは充電能力が低いため、あくまで緊急時用としている
画4、幅80×奥行き80×高さ15ミリメートルと小型。ソーラーパネルは充電能力が低いため、あくまで緊急時用としている。

Apple Watch専用、770円の充電器。

Apple Watchのバッテリーは1~2日程度しか持たず、継続して使うならこまめな充電が必要になる。充電は非接触充電だが独自規格であり、「Apple Watch磁気充電ケーブル」という専用アクセサリーが必要になる。その実売価格は5000円弱と高価で、予備のケーブルを買うのを踏みとどまってしまう人も多いだろう。また、1メートルと長さのあるケーブルなので持ち運びもしにくい。

ダイソーで購入した「WATCH-CHARGER」。Apple Watch専用の充電器
画5、ダイソーで購入した「WATCH-CHARGER」。Apple Watch専用の充電器。
価格は770円(税込み)

そこで便利なのがダイソーで売られていた「WATCH-CHARGER」だ。USB端子に直接挿すタイプのApple Watch専用充電器で、Apple Watch本体を充電台の上に載せるだけで充電できる。充電台にはマグネットが組み込まれており、Apple Watchをピタリと設置できる。価格も770円で専用アクセサリーよりも破格の安さ。小さいので持ち運びもしやすい。

USB端子に直接挿す。パソコンのUSB端子などでも使いやすい。小型なので持ち運びにも便利だ
画6、USB端子に直接挿す。パソコンのUSB端子などでも使いやすい。小型なので持ち運びにも便利だ。

ビジネスホテルで便利に活用、マルチタップ+USB充電器。

ビジネスホテルなどでは、部屋の卓上にあるコンセントの数が限られる場合が多い。中には使えるコンセントが1個しかないといった部屋もあり、そんな状況に備えてマルチタップを持ち歩いている人も多いだろう。そんな人に便利なのが、キャンドゥで販売していた「コンセントタップ2個口 USB2ポート」だ。

キャンドゥで購入した「コンセントタップ2個口 USB2ポート」。マルチタップとUSB充電器が1つになった製品だ。ワッツやシルクといった店舗でも同じ製品が売られていた
画7、キャンドゥで購入した「コンセントタップ2個口 USB2ポート」。マルチタップとUSB充電器が1つになった製品だ。ワッツやシルクといった店舗でも同じ製品が売られていた。価格は550円(税込み)

1口のコンセントを2つに拡張するマルチタップに、2個のUSB端子を備えており、USB充電器としても利用できる。2つの挿し込み口は向きが異なるので、大きめの電源アダプターなども挿しやすい。

外形寸法は幅22×奥行き30×高さ185ミリメートル(実測値、プラグ部を除く)と小型。挿し込み口の向きが異なるので大きめの電源アダプターも挿しやすい
画8、外形寸法は幅22×奥行き30×高さ185ミリメートル(実測値、プラグ部を除く)と小型。挿し込み口の向きが異なるので大きめの電源アダプターも挿しやすい。

USB端子の出力は2個合計で2.4Aまで。1端子につき最大2.4Aまで出力できるので、大電力を必要とするタブレットの充電にも使いやすい。挿し込み口やUSB端子の間隔は十分に確保しているので、それぞれに挿したプラグやコネクターが、邪魔になるようなことはなかった。

外形寸法は幅22×奥行き30×高さ185ミリメートル(実測値、プラグ部を除く)で、挿し込み口やUSB端子の数の割には小型。コンセントを増やしつつ、ちょっとしたガジェットを充電するのに便利だ。


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