◯ 対応するスマホやイヤホンを持っていたら注目、ワイヤレス充電器の選び方。
スマホやイヤホンなどで、ワイヤレス充電に対応した製品が増えている(図1)。ワイヤレス充電は充電ケーブルを使わず、機器を充電器に載せるだけで充電できる手軽さが魅力。対応機器を持っている人は要注目だ。
現在、ほぼすべてのワイヤレス充電対応機器は、WPC(ワイヤレスパワーコンソーシアム)が策定した国際標準規格「Qi(チー)」に対応している(図2)。ワイヤレス充電器はQi対応の製品を購入すれば間違いはない。
最近よく目にするようになった「MagSafe(マグセーフ)」と「Qi2(チーツー)」は、磁石で充電器と機器を固定するマグネット式のワイヤレス充電規格だ(図3)。
Qiは充電器と機器のそれぞれが内蔵する充電コイルを合わせて充電する仕組みだが、コイルの位置がずれると充電が遅くなったり止まったりする欠点があった(図4)。新規格はこの欠点を解消するために開発された。コイルの周りに配置した磁石で充電器と機器を固定する。現状、対応機器はiPhone(12以降)くらいだが、今後はAndroidスマホなどでも対応機器が増えると目されている。