ヘリコプタプタプさんからです

あなたへのおたより

出汁と味噌のこと

2022-07-18 12:58:00 | レシピ
うちの食卓の出汁と味噌のこと。


【つくりおき出汁】

麦茶を冷やしたりするポットに、小さく割った昆布・削り節・干し椎茸をいれ、湯冷ましをいれて一晩以上置くと、作りおきの冷たいダシ汁が出来る。


味噌汁や鍋などの出汁はもちろん、めんつゆ等を割るときの水代わりに入れると風味が増す。

水を入れ換えて2~3回使える。

水出しできなくなったら、中身をそのまま鍋に移して加熱すると、出汁や具になる。


冷たい蕎麦には、この出汁にめんつゆと濃口醤油を同量ずつ入れると、ちゃんとした蕎麦つゆっぽくなる。
とろろ蕎麦やおろし蕎麦の時に違いがよくわかる。


*水はミネラルウォーターでもいいが、湯冷ましより傷みやすいので注意。

*梅干しを一緒に入れると日持ちしやすくなる。

*最後に加熱せず捨てる場合は、削り節は無しでも良い。
(鰹節は加熱しないとちゃんと出汁がでないので、加熱せずに捨てるなら、入れない方がいいと思う)

*とろみが出る場合があるが、酸味や臭みがなければ昆布のフコイダンなので大丈夫。

*使用期限は自分の舌と感覚を信じろ。
心配なら加熱しろ。
(たぶん5日くらい大丈夫だと思う)



【味噌】

大きめの保存容器(タッパー)に、赤味噌、白味噌、麹味噌など数種類の味噌を入れ、冷凍庫保存すると楽しい。


その時の気分で好きなところを掬うと、毎日違う配合の味噌汁が出来る。


*どうしても量が多くなるが、冷凍庫保存なら発酵が進まない。 

*味噌は凍らないから大丈夫。普通にお玉とかで掬える。




【赤味噌】

赤味噌は、普通の合わせ味噌などと同じ感覚で使うと美味しくできない。
そもそも違うもののような気すらする。

赤味噌を使うときは、ダシ強め、味噌少なめにすると一気に美味しくなる。

お吸い物を作るときくらいの出汁を意識して、濃いめの出汁に調味料で味をつけるくらいの感覚で味噌を入れる。

イメージ的には、他の味噌の半分の量くらいでいいはず。
出汁がよく出る豚汁などは、赤味噌で作ってみると美味しい。
 


【味噌ソース】

白味噌(合わせでも良い)に、酢・オリーブオイル・牛乳または豆乳を同量入れてよく混ぜ、味を見て塩で味を整える。 

ちょっとマヨっぽいソースになるので、玉子系とかチーズ、ジャガイモ、鶏肉、白身魚のあたりとよく合う。


普通に味噌とマヨネーズを半々で混ぜただけでも美味しいけどね。

クレしん映画ほとんど観たことないけど【ヘンダーランドの大冒険】観た

2022-07-15 16:04:00 | 感想
*クレヨンしんちゃんの知識がほとんどない人間が書いた「ヘンダーランドの大冒険」の感想です。
ネタバレ少々。


「さあ、子供たちが観るファンタジー系冒険アニメを作りますよ!」って感じの映画だった。

画面全体がくすんだパステル寄りの色で統一されてて、背景が絵の具で描いたみたいになってて、ぜんぶが絵本みたいな雰囲気で好きだった。

さらっと観られる、おとぎ話っぽい作品だったなぁ。


観ながら思ったことを連ねると


・雛形あきこの出かたよ

・「群馬ヘンダーランド」って、「埼玉ゴズニーランド」以来の良い名前

・北関東一って小さめの括りのわりには、観たことないレベルで大規模なのね、ヘンダーランド

・↓コレでわかるのも、コレで見つかると思ったのもスゴい





・見てるうちに「ゴーストランドの悲劇」を連想し始めるくらいには切迫感がある

・”しんちゃんが考える三大ヒーロー”が出てくるの、めっちゃいい

・ぶりぶりざえもんのテンドン、もはや安心感がある

・エロ系の下ネタに手加減がないな

・いい人のふりして家に入り込んでみんなを洗脳していくス・ノーマン・パーの感じ、この世で一番怖いサイコパスのやつじゃん

・5才児が両親のいない家で怖い思いをする上に、両親を助けるために”怖い場所”へ向かっていくの、胸が苦しくなる
しかも、ひとりで電車や知らないおじさんのトラックに乗って行くのね

・リアルな感じになったときのひろしって、阿部寛に似るのな



最後までずっと絵がきれいだった。
「そんな童話のような綺麗ごと」が「ある」ていう、綺麗な映画。



私いつもクレしん映画を観るときはwikiで出演者と公開した年を調べるんだけど、検索かけると結構な割合で「(タイトル) 怖い」てサジェストされること多いのね。

クレしん映画は基本的に「日常に変なものが入ってきて、いつもの生活が壊されてしまうのを防ぎ、いつもの生活にもどる」ていう流れだから、怖くなりやすいのかもしれない。

ヘンダーランドもトップに「怖い」がサジェストされてたけど、確かに両親が両親じゃなくなるとか、家の中に入り込んだ人物の異常さに自分だけが気づいているとか、怖い人は割と怖いのかもね。

私はかなりファンタジーっぽい気がしたかな。



あと、冒頭のバスのシーンで急に私が今まで触れたことのなかった子がツッコミ役として配置されてて「だれ???」てなった。




なんだろう、お父さんが自己流のボクシングしてそうな。
お母さんが毎朝のお弁当作る行程をインスタにあげてそうな。
夏の夕方に家のガレージでバーベキューしてそうな。
活気のあるご家庭で育ってそうな彼。

今後またどこかでお目にかかるのかしら。

ナイト シャマラン監督の「OLD」観た

2022-07-10 16:43:00 | 感想
*ナイト・シャマラン監督の「オールド」を観た感想です。
ネタバレは、たぶん無い。


前情報が出た時から気になってた作品。
公開された時、大槻さんが「面白かった」ってツイートしてたけど、他の人の感想はあんまり見なかった気がする。


「シャマラン監督で、”どんどん年を取っていくビーチ”に閉じ込められる話です」て言われて期待するものが、全部あったね。

もちろんそれ以上のものもあったし。


「閉ざされた場所に、色んな年齢や属性の人が集まって、みんな一斉にすごい早さで年取っていったらどうなるでしょーかっ?」ていうお題に対するシャマラン監督の答えがこれなんだろうな。

このお題で色んな人の答えを見てみたい。
多分、どんなメンバーを詰め込むかで性格出そう。


この映画のメインになってる年取るのが早くなるビーチは、時間が早く進んでる訳じゃなく、なんか色んなものが細胞に作用して、肉体的な成長、老化が早い場所らしい。

で、劇中「じゃあ、なんで髪とか爪とか伸びまくらないの?」「髪とか爪は既に死んだ細胞だからだよ」みたいな説明台詞があったんだけど、既に伸びた部分は死んだ細胞でも、伸ばす部分の細胞は生きてて髪や爪を作るから、やっぱり伸びまくるし、抜け変わりまくるんじゃないの?

死んだ細胞の塊の「死体」が早く朽ちていく場面あったけど、矛盾してない?

細胞がすごい早さで新陳代謝するってことは、全身めちゃくちゃ垢だらけになったりするのでは?

という疑問がすごい沸いてきてしばらくなにも入ってこなくなったので、いっそそこら辺は無視して進めてほしかった。



最後まで観た感想としては「わ~、年取るの早いから、あんな事とかこんな事とかめっちゃ起きる~大変や~」というのを楽しめば良い映画」という感じ。

細かいとことか、最後どうなるとかは、そんなに重要じゃない。
「わ~大変~」てなったらいいだけ。


「シックスセンス」の監督作品だから、「シックスセンス」みたいな物凄い展開があると期待して観ると少しガッカリするのかもしれない。
でも、あんなアイディアはそうそうでないわよ。
なくても十分面白かったと思う。

「忘れられない作品」ではなくとも「観て損はない映画」ではあるはず。


クレしん映画ほとんど観たことないけど【アクション仮面VSハイグレ魔王】観た

2022-07-08 18:54:00 | 感想
*クレヨンしんちゃんの知識がほとんど無い人間が書いた「アクション仮面VSハイグレ魔王」の感想です。
ネタバレ少々。


いやぁー、いい映画でしたね。
大人も子供もニコニコして見てられる。


私は大人になってからクレしんを観始めたから、しんちゃんたちを「5才の子たち」と思って見てるので、大人のいない場所でお腹空かしてたり、やたら辛い状況で頑張ってると、すごくハラハラしてしまうんだけど、今回のしんちゃんはすごく安心して見ていられた。

今まで観たクレしん作品のなかで、一番しんちゃんが子供らしくて、一番平和で、一番嬉しい終わりかただった。

「あらぁ~、しんちゃん良かったね~」てなった。


アクション仮面て、普通にめちゃくちゃカッコイイのね。
「テレビに出てるのは、本当にアクション仮面だった」なんて、そりゃワクワクするわ。


で、出てくるキャラクターが全員善人。
自分たちなりの考え方や、立場の違いがあるってだけで、みんな良い人だった。

悪役がカッコイイって素敵よね。


それに、お菓子のおまけの「すごく特別な当たり」が、大好きな憧れの世界への入場券になるってのはもう、最高のやつじゃない。

仲良しの動物とお話しできるようになるのも好き。

憧れのヒーローと一緒に敵と戦って、同じ技が使える流れも好き。

子供がワクワクするやつ、子供の頃にワクワクしたやつが、いっぱい詰まってた。



この前観た「暗黒タマタマ」ではひまわりが玉飲み込んでたけど、今回はしんちゃんが玉飲み込むのね。

玉、飲み込みがち。

まあ、飲みやすいからね。


昨日観たのが「カスカベボーイズ」でやたら怖くて難解だったもんで、落差がすごかったな。

私の好みとしては、こっちの方が好きです。




クレしん映画ほとんど観たことないけど【嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ】観た

2022-07-08 18:45:00 | 感想
*クレヨンしんちゃんの知識がほとんどない人間が書いた「嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ」を観た感想です。
ネタバレ少々。



最初始まったとき「え、ホラーなん?」と思ってたら、西部劇になって、そこからなんか色々あったけど、結局最初から最後までずっと怖かった。


なんなのこの、すごく不安になる感じ。
全てにおいて「なんで?」が明かされずに終わるのね。

なんっっっにもわからんかった。
「これをしたら、こうなりました」はわかるけど「なぜ、それをしたらそうなったのか」が、いっこもわからんかった。
随所に「映画の見せ場によくあるようなエモ展開」があるけど、そうなる理由がいっこもわからんから、ずっと不安なまま観てた。


あと、クレしんの世界で見たことない、妙にリアルな顔の人が出てくるの、すっごい怖い。

しかも妙にリアルで違和感があるのに、みんなこっちの味方なのね。
いい人ですよ~って言って近づいてくるんだけど、言ってることもやってることもどこか違和感があって、信じきれない。

なんかリアルな見た目で強めの暴力を受けてるのに、そんなにダメージを受けてないところも怖い。
「本当は妖怪とか、人形とかなんでしょ?」みたいな、人間であって人間でない感じの人ばっかり出てくる。

で、本当にみんな最後までいい人なの。
なんそれ。こわ。


特に物語のキーパーソンになる"椿"という少女は、他の登場人物とは明らかに違う空気感で「ギャグアニメの中に人間が混ざってます」という雰囲気だし、西部劇の世界なのに名前も姿も昔の日本の少女っぽい。
謎に裸足だし。

言動もまた「クレしんのキャラらしさがない」というか「個性がない」というか「定型の、無垢で不憫な身の上の少女」でしかない。

あまりに何もないから、最後にものすごい悪者に変わるんじゃないかと思った。
変わらなかったけど。



椿は結局、映画の世界で何の役割をしていて、知事とはどういう関係なの?
なぜ、普段は召し使い同然の使われ方なのに、なぜ封印された場所の近くまで連れていかれるほどの特別扱いを受けていたの?

そこは普通に「知事に囲われてた」てことで良いのだろうか。
権力者に囲われる不憫な少女?となると、またずいぶんと古い日本の物語的な設定だよね。



で、そもそもこの映画ってさ、展開をまとめると
異世界に入り込む

異世界に取り込まれることで周りがどんどん変わっていく
自分も徐々に変わっていく

繰り返される「異常」に慣れていく絶望感

打開に向けての希望を見つける

原因となる"大きな力"に立ち向かう

解放
ていう、完全に「怖い物語」のかたちをしてるのよね。

これが「映画の世界」でなく、「異常者が取り仕切る施設」だったり、「なにかの実験」だったり、「狂気的な独裁者の下につく」ていう話だともう、別のちゃんと怖い映画になる。

これをクレしんでやるんだ~てのは、確かに驚いたな。


でもなんかこう、終わったときにただただ「なにを見てたんだろう」と思う映画だった。
ずっと「なんでそうなった?」のままだった。
全部の理由がフワっとしてるように感じた。

これは、私の理解力の問題?
みんなはわかるの?



それはそうと、「暗黒タマタマ」を観たばかりで、みさえがまだ授乳期間中だと知ってしまったので、偽乳を入れてる場面がなんか感慨深かったです。