ヘリコプタプタプさんからです

あなたへのおたより

クレしん映画ほとんど観たことないけど「激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者」観た

2022-05-19 18:22:00 | 感想
*までクレしん映画もテレビアニメもほとんど見たことがない人間が書いた「激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者」の感想です。
ネタバレは、少し。

この前から急にクレしん映画を観始めて、これが5本目になる。

アニメのシリーズ映画って皆そうなのかもしれないけど、作品によって画面全体の感じやキャラクターデザインが全部違うし、毎回色んなジャンルのお話になってるのね。
今回の「ラクガキングダム」は、冒険ファンタジーという感じかな?


見ながら思ったとこと連ねていくと

・山田裕貴くんとぱみゅちゃん、普通にめちゃくちゃうまいな。
違和感無さすぎて、キャスト確認した後でもう一回見直したわ。

・毛深い褐色の美女、フェティッシュ過ぎる。

・幼子が二人もいるのに、いつも部屋がキレイな上に、朝から焼き魚と小鉢と味噌汁作るみさえ、すごい。
もっと褒められろ。

・しんのすけの画力、5才のそれではない。

・ニセななこ、頼もしい。
開始40分で「あたしは、このあとコイツに泣かされる」と悟った。

・腰に「むき出しの千歳飴」つけたまま行動するの、やだわ~。
実質、ハエ取り紙じゃん。

・ぶりぶりざえもん、存在は知ってたけど、こういうタイプの人だったんだ。
この人メインの回もあるなら、1度ちゃんと観ておきたいな。

・ゆうまくんのお母さん、デニムの裾からポケットの生地が出てるタイプのパンツを穿く方の人なんだ。
その割りに渋い店やってんね。
後を継いだのかな?
元はゆうまくんのお父さんとやってたのかな?

・あれだけの知能指数を持つシロを外に繋いでおくのは、ちょっとかわいそうな気がしてきたな。

・しんのすけは、5才にして色んな辛いお別れを知りすぎてないか?

・「無責任な群衆」「残酷な集団心理」みたいなの出てくると、自動的に「デビルマンの串刺しシーン」と美輪さんが歌う「群衆」が頭に浮かぶのよね。

・無事解決したとはいえ、ウルトラマンが来た後くらいの被害出てるな。


ここまで5本のクレしん映画を観てきて、クレしん映画ってのは「子供たちが観ること」に重心を置いてつくられてるのと、「大人に真っ直ぐ向かってきてる」のがあることがわかった。
で、今回のはちょうど半々だなと思った。

かなり「名作絵本感」があるというか、「お子様と、お連れの大人の方へ」というところが重視されてた感じ。
メッセージ的にもそんなに深く鋭くエグってこないキレイなものだったし、泣かせ方も期待通りで、正に「大人も子供も楽しめるアニメ映画」だったと思う。

見終わってからキャストとか調べたんだけど、「ゲスト声優が描いた落書き」ってのがみんなめちゃくちゃ怖くて笑った。
クレヨンで描くのって、難しいよね。

あと、「みんながTwitterに上げてる絵も、ちゃんとラクガキとしてパワーを送れてたらいいね」て思った。


クレしん映画ほとんど観たことないけど「ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」観た

2022-05-17 15:06:00 | 感想
*今までクレしん映画もテレビアニメもほとんど見たことがない人間が書いた「ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」の感想です。
ネタバレあり!!

ものすごく、めちゃくちゃガッツリとしたロボット映画だった。
ダメだってそんなことしちゃ。そりゃ泣くって。

本題の前に、とりあえず観ながら思ったことを連ねていくと

・またコロッケ出てるやん!
なに?クレしん映画じゃコロッケは普通に声優枠なん?

・ロボひろしが子供たちを助けるとき、よその家の子たちを先に助けて、一番最後にしんのすけに向かって「掴まれ」って言うのいいな。
息子を信用してるんだね。

・たまに町で急に何か言ってくる偉そうなジジイって、ロボットだったんだ…。
人間かと思ってたからムカついてたけど、ロボットならしゃーないか。プログラムだもんね。

・あ、だからコロッケなんだ…。ちゃんと理由があって呼ばれてたんだね。
これって、五木ひろし側にも許可とってるのかなぁ。

・ロボひろし…そんな悲しいこと悟るなよ…最後に「お前はいい子だ」は反則だよ…

・冒頭で満開だった藤の花が、最後は散って実がついてるっていう、粋な時間経過の表現ね。
見終わったときの切ない気持ちにちょうどいいやつ。



で、全部見終わって思ったこと。

この映画は、ロボットものの作品によく用いられる「純粋にこちらへ愛情を向けてくるロボットを"機械"として扱えるか」というテーマに、「心まで全く同じに出来ている "愛する人のコピー" を、お前は "コピーだから" という理由だけで殺せるか」というテーマを組み合わせてくるという "鬼の脚本" である。
観る者を真っ直ぐ殺しにかかってる。
殺すつもりでやってきてる。

こんな致死量こえた組み合わせのものを「楽しいアニメ映画ですよ」みたいなフリして出してきちゃいけない。
ケツとダジャレで糖衣されてるのでスルッと飲めるけど、普通に死ぬ。


黒岩仁太郎の最大の罪は、「人間のコピーロボットを作るときに、元の人間の愛情までコピーした」てことだよね。
それは、あまりにも残酷すぎる。
「人間の心を模倣しているが、所詮は機械」でなければ、生まれた時点で不幸しかない。

でも、この映画は「ロボとーちゃん」てタイトルの作品だから、「とーちゃんがそのまんまロボットになること」で訴えかけてくる形になる以外無いわけだ。
そしたらまぁ、こうなるよね。
しゃーないね。

しゃーないとはいえさ、本当のひろしの記憶と愛情を持ったまま、ロボットであることを受け入れていくの、辛かったなぁ…。
もう、ロボひろしも含めての家族でやってけばいいじゃん…。

見終わったらなんかもう「洗い立てのタオルケットにくるまって寝たい」ってなっちゃった。
クレヨンしんちゃん怖い。
泣き疲れたから終わるね。


ほとんどアニメに触れてこなかった人間が「パプリカ」を観た感想

2022-05-13 20:30:00 | 感想
*今までアニメ・漫画をちゃんと通って来なかった人間が書いた感想文です。
ネタバレは、無いと思う。

素直に、面白かった。

元々この作品の存在は知っていて、チラッと映像くらいは見たことがあるくらいだったので、てっきりスゴく難解で概念的な内容なのかと思ってたけど、観てみたら意外と分かりやすかった。

ちゃんと受け手が理解できるように、作り手が歩み寄ってくれてたので、安心した。
あと、アニメ知らない私でも「知ってる声の人がたくさん出てる!」と思った。


この手の作品は、「記憶」と「夢」とか、「あの人の記憶」と「この人の記憶」とか、「夢」と「空想・妄想」の境目を曖昧にすればするほど分かりにくくなると思うけど、そこら辺がとてもスッキリ整理されてていたように思う。


多分、このジャンルのこういう作品は、すでに色んな人が解説とか考察とかやってると思うので、私はそこまで突っ込んでいくことはしないけども、割りとシンプルなカラクリが巧く組合わさって出来てるように思った。

"頭のいい、とても正常な人が、たくさんの知識を土台に造り上げた極彩色のビックリハウス"という感じ。


全然 "狂ってない" のが、逆に面白かったなぁ。

一番印象的なあのパレードのシーンも、めちゃくちゃな物がめちゃくちゃに並んでるように見えて、キチンと秩序が守られているというか、ルールに沿って並べられていて、「ちゃんとしてんなぁ」と思った。


見終わってから思ったけど、たしかに "サーカス" とか "パレード" とか "映画" や "舞台" を大勢が並んで見るというのは、「みんなで同時に同じ夢を見ている」ということなのかも知れないね。
"遊園地" や "テーマパーク" もそういう場所だよね。
これが、そういう「 ”共有された夢” が現実を壊していくという ”映画(夢)” 」なのも面白い。


これって、原作が筒井康隆さんなのね。
つまり「パプリカ」は、はじめは小説という「一人で見る、個人的な夢」として生まれて、映画になることで「みんなで見る夢」になったのね。

そう思うと、この「パプリカ」という作品自体のあり方というか、変化のしかたが、一番奇妙に感じられてくる。


だんだん書いてて自分で「シャラ臭せぇな」と思えてきたので、この辺で終わらせます。

多分、近々「妄想代理人」と「東京ゴットファーザーズ」も観ます。

では。


クレしん映画ほとんど見たことないけど「バカうまっ!B級グルメサバイバル!!」観た

2022-05-11 18:15:00 | 感想
*今までクレしん映画もテレビアニメもほとんど見たことがない人間が書いた「バカうまっ!B級グルメサバイバル!!」の感想です。
ネタバレは、少し。

タイトルから「しんちゃんたちが、美味しいものたくさん食べるのかな?」と思って観たけど、そうではなかった。
そして、めちゃくちゃちゃんとサバイバルしてた。

内容をざっくり説明すると、「B級グルメカーニバル」というイベントに"けんさん"という焼きそば名人がやって来るので、けんさんの焼きそばを食べるために かすかべ防衛隊 のみんなが大人に内緒でお出掛けする。
でも、バスを間違えて迷子になっちゃった…しかも、大事な秘伝のソースを預かってしまったから悪いやつらが追いかけてくる!
ソースを守れ!かすかべに戻れ!その前に、お腹すいた!焼きそば食べたい!
みたいなお話。

個人的な感想としては、ここ数日で「天かす学園」「引っ越し物語」と観てきて、今回の「B級グルメ」が一番心が動いた。


心に浮かんだことを連ねていくと

・しんのすけのサンバ衣装、良すぎる。
これだけでもう観て良かったまである。

・コロッケさんに、語尾「コロ」でしゃべらせるの、大丈夫?
わりと屈辱的なんじゃないの?
あと、コロッケさんにコロッケの役をさせるとこまでいって、コロッケさんに似せないのなに?
他のゲストのときは完全にご本人で出してたのに?なんで?

・けんさんと紅子の関係なに?
絶対カラオケでデュエットしたことあるだろ。
「けんさんのソース」とか、隠語だろ。

・ピギーちゃん可愛い!ピギーちゃん可愛い!!!!!

・めっちゃ熊野古道みたいなとこ来てるやん…
5歳の子たちがこんなに歩いて、お腹すいても泣かないでビスケット分け合って…心配すぎるし、可哀想すぎるし、かすかべ防衛隊みんな強すぎる…

・みんなで作ってみんなで食べるの美味しいね!

・大人たちの言いつけを破るかすかべ防衛隊と、大人の言いつけに縛られてたグルメッポーイさんか…

という感じでエンディングに入った。

エンディングでは、風間くんがお母さんに飛び付いて泣いてるところが出てきて「風間くんも泣くんだね」なんて思って、ねねちゃんもマサオくんも泣いてて、「やっぱりみんな5才だね」と思ってたら、ボーちゃんは泣いてないのね。
で、ボーちゃんだけお父さんもお母さんも来てないのね。
野原家のといるの。

「ボーちゃん?!???!?!」
てなったよね。

ちょっと待ってボーちゃん。なに。そこなんかあるの?そこなんかあるならさ、「天かす学園」のときの強さとか、「好き」の意味がさ、重さがさ、変わってくるじゃん。
嘘でしょ?
ボーちゃん?????!?

…愕然としたよね。


当然ずっと観てきた人は知ってるんだろうけどさ、なんせあたし、初だからさ…。
いや、軽く調べたらハッキリどういう設定とかはないみたいだけど、でもあそこでボーちゃん泣けないのも、抱きつく相手がいないのもキツい。
めっちゃ頑張って、めっちゃ我慢して、めっちゃ強かったじゃんボーちゃん…。

はああぁぁ。
あっそう。そうなんだ、ボーちゃん…。


というわけでね、「天かす学園」で かすかべ防衛隊を理解して、「引っ越し物語」で野原家を理解して、「B級グルメサバイバル」でボーちゃんを知るって言う、結果「観る順番、正解だったね」ってことになったわけだけど…
そっかぁ~ってなっちゃった。


この次、クレヨンしんちゃんの映画は「ラクガキング」と「ロボとーちゃん」を観る予定です。
着実にしんちゃんたちが好きになってきてます。
では。

怖がらないタイプの人間が「ドント・ブリーズ」を観た感想

2022-05-10 14:19:00 | 感想
*あんまりビックリしなくてホラー・グロ耐性も強めの人間の感想です。
ネタバレは、少し。

推しの話の中にチラッと出てきたので、気になって観てみました。

ざっくり説明すると、泥棒に入った家がヤバいヤツの家だった!逃げて!生きて!みたいなやつ。
で、そのヤバいヤツってのは、目が見えないこと以外最強の、ムキムキのおじいさん。強めの犬飼ってるし、家が軽めのからくり屋敷。

前情報全く無しで観始めたんだけど、観てて思ったのは、まず「ああ、こいういうタイプの怖い話なのね」と分かるまでが凄い早い。
「こんな早くにこの展開来て、このあと大丈夫?持つの?」と思ったけど、ちゃんと「なるほど、これはイヤですね」と思う仕掛けが用意されてて、しっかり楽しめた。


これはあれだよね。
ゲームの「リトルナイトメア」に出てきた腕の長い人と同じタイプの怖さだね。

"相手はめちゃくちゃ強いけど、目が見えてないから、音をたてずに潜んでいれば見つからない。
でも耳がすごくいいから気を付けて!すぐ近くに来ても動かないで!
しかも、ここは相手のテリトリーだねえ、自由自在に追いかけてくるねえ。怖いねえ"

ていうやつ。


ありがたかったのは、犬が出てくるけどその犬はケガひとつしないこと。
殺せるタイミングはあったのに、殺さないのね。
かわいそうにもならなかった。
犬が出てきたときから「犬ぅ…かわいそうにならないでぇ…」と思ってたから安心した。
もう、今どきはそういうのホラー映画でも徹底されてるのかな?
みんな、動物とか小さい子がかわいそうになる場面は観たくないもんね。


全体にビックリする仕掛けが多かった気がするので、ビックリが苦手な人が観たら結構怖いのかも。
グロは少しって感じかな。
血は出るけど、そこら辺は怖さの要素にしてないっぽい。
私みたいなビックリしない人間が観ても、「こんなんなったら嫌だわぁ」って思ったし、割りとさらっと観れる短めの映画だった。

おすすめ度は5段階で3くらい。
誰かと何か飲み食いしながら観るのにちょうど良いかも。