*クレヨンしんちゃんの知識がほとんどない人間が書いた「ヘンダーランドの大冒険」の感想です。
ネタバレ少々。
「さあ、子供たちが観るファンタジー系冒険アニメを作りますよ!」って感じの映画だった。
ネタバレ少々。
「さあ、子供たちが観るファンタジー系冒険アニメを作りますよ!」って感じの映画だった。
画面全体がくすんだパステル寄りの色で統一されてて、背景が絵の具で描いたみたいになってて、ぜんぶが絵本みたいな雰囲気で好きだった。
さらっと観られる、おとぎ話っぽい作品だったなぁ。
観ながら思ったことを連ねると
・雛形あきこの出かたよ
・「群馬ヘンダーランド」って、「埼玉ゴズニーランド」以来の良い名前
・北関東一って小さめの括りのわりには、観たことないレベルで大規模なのね、ヘンダーランド
・↓コレでわかるのも、コレで見つかると思ったのもスゴい
・見てるうちに「ゴーストランドの悲劇」を連想し始めるくらいには切迫感がある
・”しんちゃんが考える三大ヒーロー”が出てくるの、めっちゃいい
・ぶりぶりざえもんのテンドン、もはや安心感がある
・エロ系の下ネタに手加減がないな
・いい人のふりして家に入り込んでみんなを洗脳していくス・ノーマン・パーの感じ、この世で一番怖いサイコパスのやつじゃん
・5才児が両親のいない家で怖い思いをする上に、両親を助けるために”怖い場所”へ向かっていくの、胸が苦しくなる
しかも、ひとりで電車や知らないおじさんのトラックに乗って行くのね
・リアルな感じになったときのひろしって、阿部寛に似るのな
最後までずっと絵がきれいだった。
「そんな童話のような綺麗ごと」が「ある」ていう、綺麗な映画。
私いつもクレしん映画を観るときはwikiで出演者と公開した年を調べるんだけど、検索かけると結構な割合で「(タイトル) 怖い」てサジェストされること多いのね。
クレしん映画は基本的に「日常に変なものが入ってきて、いつもの生活が壊されてしまうのを防ぎ、いつもの生活にもどる」ていう流れだから、怖くなりやすいのかもしれない。
ヘンダーランドもトップに「怖い」がサジェストされてたけど、確かに両親が両親じゃなくなるとか、家の中に入り込んだ人物の異常さに自分だけが気づいているとか、怖い人は割と怖いのかもね。
私はかなりファンタジーっぽい気がしたかな。
あと、冒頭のバスのシーンで急に私が今まで触れたことのなかった子がツッコミ役として配置されてて「だれ???」てなった。
なんだろう、お父さんが自己流のボクシングしてそうな。
お母さんが毎朝のお弁当作る行程をインスタにあげてそうな。
夏の夕方に家のガレージでバーベキューしてそうな。
活気のあるご家庭で育ってそうな彼。
今後またどこかでお目にかかるのかしら。