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オリラジ中田&福田萌夫妻シンガポール移住決断!一般人に移住は簡単じゃない

お笑いコンビ・オリエンタルラジオの田中敦彦さんと妻でタレントの福田萌さん一家がシンガポールに移住するそうな。
一般人には移住は簡単じゃないよ~。
でも、お2人は芸能人でお金もあるからきっとセレブな地域でセレブなコンドミニアムなんかにお住まいになるのでしょうな。

イスタンブール風景 tataraworks


お2人は30代後半。
私も30歳を前に、飛んでイスタンブールしたけれど……。


私の友人は家族で某国へ移住した。
夫は外国で起業を目指し、その為に必要なスキルや知識を得られる日本企業で働きながらしっかり資金を貯めた。
彼のビジネスに必要なセスナの免許も取得。
だが、移住後の生活は甘くなかった。
妻(私の友人)が鬱になった。
結局1年で日本に帰国し妻の故郷で暮すことになった。



私の友人はバックパック一つ背負って海外旅行に行き、平気で野宿をするような豪快な女だった。
男に襲われる心配より熊に喰われる心配をしなければならない、そんな人だ。
そんな彼女をご主人は「世界のどこに行っても生きていける人」と思ったそうだ。


帰国した彼女が言った。
「旅行とは違うのよーーー!!!」 


日本だろうが外国だろうが、住むとなれば人間関係が生まれる。
英語がぺらぺらで会話に支障がなかろうと隣近所の人達は黄色い猿にそれほど好意的ではない場合もある。
育った国、環境、慣習、宗教など生活の背景も全く違う。
当然ながら差別があるのだ。


熊よりもやっぱり人間が一番怖い……。


私が移住したいと考えたのは、ハッキリ言って日本の将来を悲観したからだ。
日本沈没…それしか頭になかった。


最初はリタイアした日本人に人気のアジアの国にしようかな、と思った。
テレビで、日本より物価が安いから安い家賃で広くて立派な家やマンションに住め、お手伝いさんまで雇える素敵な国、みたいな特集がよく放送されていた。
しかし、調べてみると「日本での預貯金が2000万円以上ある人」という条件があったりして私なんぞには到底無理だった。
老後の2000万円の壁はあの頃からあった。
日本で暮そうが外国で暮そうがね。


そんなわけで、ご飯が美味しい国に移住しようと考えた。
何を食べても飲んでもお腹を壊す国じゃとても無理だけど、ご飯が美味しければそこそこやっていけそうな気がした。
森川久美さんの漫画『イスタンブル物語』が好きだったこともあり、本当に住めるかどうか確かめる為にイスタンブールに行った。



到着した日、元軍人のホテルのオーナーから注意事項を並べられた。
どこそこに行ってはいけないとかどういう人についていってはいけないとかそういうことだったが、恥ずかしかったのは「うちの従業員の可愛い男の子には手を出すな!」って言われたことだね。
日本人女性は適当な用事でボーイを呼びつけて部屋に引きずり込もうとするがホテルの信用に関わるからそういう真似はするなよ、との厳重注意だった。
顔から火が出るとはまさにこのことだ。


今の若い人達は知らないか。
かつてアメリカなんかでは日本人女性のことをイエローキャブなんて呼んでたんだぜ。
おかげでいいとばっちりだった。
同じ日本人として恥ずかしいことこの上なかったわ(`Д´)ノシ


私がただの旅行客だったら決して言わないことだろうが、旅行に来たわけではないことは告げてあったので生きていくのに必要な最低限の話をしてくれた。
安彦良和さんの漫画『クルドの星』なんかでクルド族がどういう人々か知っているつもりだったけれど、一生あの土地で住むとなると民族間のいがみ合いは日本人の私には理解しがたいものだった。
日本は単一民族国家じゃないけれど、民族が違うからって武装した人達が国内でもめているわけじゃないからね。



なんやかんやで楽しく過ごしていたけれど、住むとなったら話は別だと思い知った私はあっさり日本へ舞い戻った。
水が合う人もいるだろうが、やはりお金の価値の差が一番の理由かな。
ただご飯は本当に美味しかった(^~^)


今、私が住んでいる県では中国より中東へビジネスは移りつつある。
中国人は留学生より観光客ポジションになり、代わりに大学周辺でよく見かけるのはイスラム系の男女となった。
おかげでケバブも大学の近辺で気安く食べることができる。
スーパーでもハラールは充実している。


もし、あのままトルコ移住を決意したとしても後にISなんかが暴れ狂うことになったからね、きっと怖くなって日本に舞い戻ったことだろうな。
こんな状況の日本でも結局私にはここが一番住みやすいのだ。


ご訪問ありがとうございましたm(_ _)m

コメント一覧

tataraworks-lynx50
@29qlove ラムネちゃんとキーちゃんのママん様、コメントありがとうございます。
確かにインフラは大事ですよね。
実はトルコ初日はお風呂のお湯が出ませんで、寒い時期だったのでブルブル震えながら頑張って頭だけ洗いました(笑´∀`)
外国で不便を味わうと日本ってほんとインフラが充実しているんだなとつくづく有り難く思いますね。
海外赴任…そうですよね、旦那さんについていく奥さんは自分が本当にそこに行きたいわけでも住みたいわけでもないんですものね。
精神的にきついことはあると思います。
外国の方はわりとあからさまに態度で区別してきますよね。
あと、出身国とかうっかり間違って、スコットランド人をイギリス人だと思って喋ってたら、激怒したスコットランド人に魂抜けるくらい怒られました。
日本人だったら、韓国人や中国人に間違われてもそこまで怒りませんよね。
日本は男尊女卑が酷いように言われるし、女性の社会でのポジションも低くて遅れているように言われますが、外国のニュースでも「初の女性~」と言われている時点でその国だってイマイチなんだよって気がします。
いずれにせよ、ここではないどこかで生きると決めたら、細かいことを気にせずドーンと覚悟を決めるしかないですよね。
それができりゃ誰も苦労しませんが。ははは(笑´∀`)
tataraworks-lynx50
@sugichan_goo 炎のクリエイター様、コメントありがとうございます。
すみません、国名を書いていませんでしたね。
私が最初に調べたのはマレーシアで、日本人の移住が国家ビジネスであった為、お金持ちウェルカムだったのです(笑´∀`)
福田萌さんの話を聞いて千秋さんが将来は娘さんとハワイへ拠点を移したいみたいなことを仰っていたようです。
確かに日本人でゆとりがある方はハワイがいいのでしょうね。
そして、医療は気になりますよね。
お腹が痛いを伝えるだけでも日本語なら「キリキリ」とか「しくしく」とか表現がたくさんありますが、外国語はそこまで細かく伝えられない気がしますし。
それでも若さゆえで思い切って移住を決断できるかもしれませんが、今現在の私はただのおばちゃんなのでもうそんな気力がない状態です(笑´∀`)
29qlove
私も若い頃や子供が産まれる前まではすることがそうそう無くシアワセ暇人だったのでよく海外旅行もしてましたが…
やはりお国柄の違いというか…旅行するなら楽しいが、イスラム教辺りの国ではとにかく『異教徒』を隣人としては受け付けない何かを感じたし、やはり私たちは彼らにとってはただの『旅行者』なんだと感じることが多かったです。
住むとなればインフラはかなり重要。日本のようにインフラが整っている国は少ないです。また、気候の違いもかなり鬱を誘うものになるんだとか。やはり湿度がちょうど良い国で育ったから、湿度や気候が違うだけで肌や体調に異変が。短期の旅行だとそれは重要なチェックポイントにはなりませんから、海外移住して鬱を発症!という事例は夫の前の会社(外資系大手)ではよく聞く事でした。
海外赴任させるのに、夫婦で懇談に呼び、特に奥様が性格的に耐えられるかどうか?をチェックされるんだそうです。性格的にはチェッククリアしても、やはり気候や風土、文化に馴染めず…という事はよく聞きましたね。
夫の兄夫婦も転勤先の中国で何年か住んでいたことがありましたが、兄嫁はお手伝いさん達とうまくいかず…なんだか分からない中国語で怒鳴られたり、複数で派閥を作られて大変だったみたい。床を拭いた雑巾で食卓を平気で拭かれたり(多分それは普通の行為みたいらしいですが…w)子供たちへの扱いも酷いもので『もうあの国に行くことは無い』と言っていたのを懐かしく思い出しました…(笑)
当然ですが世界ではまだまだ男尊女卑は蔓延ってるし、女性と言うだけで軽視されてしまいます。
やはり、開拓民としての相当な覚悟がない限りは難しいんだと思います。(。-_-。)
sugichan_goo
こんちは。(*⌒ー⌒*)ゞ

凄いですね? そういう野宿とか冒険心がある方って、
見習いたくともできない小心者だから‥‥‥
公園の土管の中で野宿するとか、
とんでもなく怖がりも虫嫌いも手伝って出来ないです。

そんなワシも移住には興味があるんですが、
成功者はハワイやオーストラリアへ行くとか耳にします。
シンガポールも2000万ですか‥‥‥
羽を大袈裟に広げても苦しいかもですが、
一番心配なのは衣食住ではなくて「医食住」なんだと考え、
踏み込めずにいますよ‥‥‥時が来れば相談させてください。

いつもありがとうです。(^_-)-☆応援!

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