若竹七海さんの『ポリス猫DCの事件簿』のあらすじとネタバレ感想だよ。
猫島という架空の島で起きる事件をおまわりさんと猫が解決していくお話。
『ポリス猫DCの事件簿』
著者:若竹七海
発行:株式会社光文社
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葉崎市シリーズ
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『ポリス猫DCの事件簿』あらすじ
七瀬晶(ななせあきら)は、島民30人に対し猫が100匹もいる通称「猫島」の臨時派出所に勤務するおまわりさんだ。
警官になって4年が経過。
9時に猫島へ出勤し、夕方5時に島を出て本署へ戻る勤務を楽しんでいた。
猫島臨時派出所には、「DC」と呼ばれる猫が七瀬の相棒として勤務している。
丸顔で目つきが悪く、首から星章を提げており、もめ事の仲裁が得意で、DCが居ないと七瀬の仕事が増えるのだ。
すっかり猫好きにとっての観光地となった猫島では様々な事件やもめ事が起きる。
カリスマ歌手SOHBIのファッションを真似た自殺願望の若者がやって来たり、不発弾が発見されたり、詐欺やら何やら。
島民30人の島にしては事件がいっぱいなのだった。
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『ポリス猫DCの事件簿』ネタバレ感想
神奈川県葉崎市砂渡島(さわたりじま)通称「猫島」という架空の場所が舞台。
ミステリーとかサスペンスというよりは、もっと長閑なお話だ。
とは言え、若竹七海さんが書いているだけあって、登場人物が多くその上伏線がいっぱいで気が抜けない。
最初の殺人事件や登場人物が忘れた頃に絡んでくるので、自分の記憶力を試されているようだ。
うん、私、すっかり忘れる派(笑´∀`)
若い警官と猫の組み合わせってのもいい!
ちょっとイケメンのおまわりさんが制服で猫を抱いているとか、もしくは肩に乗っけているとか、普通に写真を撮りたくなるわぁ。
七瀬がイケメンかどうか知らんけど。
七瀬にくっついてパトロールする猫の姿を想像すると「むふふ」と笑みがこぼれるのは猫好きのツボを刺激されるからだろう。
若竹七海さんの小説は、キャラクターがどこかで繋がっている。
『ポリス猫DCの事件簿』の中で角田港大(つのだこうだい)というハードボイルド作家の名前がちょいちょい出てくる。
角田は葉村晶シリーズの『静かな炎天 (文春文庫)』の中の「血の凶作 十一月」で、「オレ、二週間前に死んだんだわ」と、葉村に仕事を頼む依頼人で顔をのぞかせる。
いろんなシリーズがちょっとずつ繋がっていて若竹七海ワールドを形成している。
読みながら、「あ!この人、知ってる!」と発見する楽しみがある。
ま、他のシリーズも読んでいればこその楽しみだけどd(^-^)ネ!
ああ、DC欲しいわ。
以上、『ポリス猫DCの事件簿 葉崎市シリーズ (光文社文庫)』感想でした。
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ご訪問ありがとうございました(人´∀`*)
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