相当遅くなったけど、ようやく心の整理がついたので今年の最終戦をとりあげる。
モトGP第17戦はリカルド・トルモ・サーキットでのバレンシアGP。
予選でポールポジションを獲得したロッシだったが、以降の並びは敵だらけで盤石
とはいえない態勢。(↑逆転でのチャンピン獲得を狙うヘイデンがロッシを睨むの巻)
オイラが「このレース最大の勝負どころ」と踏んだスタート。ロッシがチャンピオンに
なる為にはここで「最悪でも無難な」スタートを切る必要があった。しかし、しかし・・・
完全に後手を踏んでしまい1コーナー進入ではインからヘイデンに肩からぶつけ
られる始末。(-_-;)
隊列が完成した頃にはドカの2台もレプソルの2台も前へ行き、自身は7番手という
いただけない状況に陥る。
もちろん、この程度の状況でそのまま終わるロッシではない。しかし、レース前に
想定した中で最も悪いケースに近いレース運びとなっているのも確か。
そして運命の5周目。なんでもない左コーナーで信じられない光景を見ることになる。
あんなところで・・・無理もしてないのに・・・なぜか、ロッシの車体が滑っていった。
その後、すぐにリスタートして最後の最後までチャンピオンの可能性を追いかけたが
到底間に合うようなタイム差では無かった・・・うん、実に無念だ。
レース後、下を向きながらチャンピオンになった喜びを噛みしめているヘイデンに
ロッシが近づきガシッと腕をつかむ。最初は「ん・・・誰だ?」といった鈍い反応を見
せたヘイデン。
それがロッシだと気付くと差し出された手をしっかり握り返した。
おめでとう、ニッキー・ヘイデン。今年のチャンピオンは君だよ。ひとつ前のレースで
絶望を味わった君が逆転でチャンピオンになるとは・・・このレースでの終盤、タイム
差があるとわかっていてもずっと重々しく、息苦しかったと思う。それでもさほどの
ミスも出さず走りきれたあたり、チャンピオンにふさわしい力が付いてきた証拠かと。
来期は排気量から改められて本当の意味で新しいシーズンになるね。
各社のニューマシンの開発状況も徐々に伝わってきてて、もう今から開幕が楽しみ
でしょうがない。来年は日本GPを見に行けたらいいな・・・。(^-^)
テク憧:
モトGP2006 ポルトガルGPを見るにTB。