まあ、「行った・観た・買った」という感じですな。
ぶっちー監督のヤマト2199。日曜日の新宿ピカで観てきました。
ひとまず、真摯(いや、まじめ?)にヤマトを作り直そうとしているのは解った。
キャラと声優の総入れ替えについては、それほど文句は無い。女性クルーのアホ毛率が高いのがちょっとだが。
ちなみに巨乳看護婦と、真田愛人メガネはお気に入りです。
巷で言われている「メ号作戦(冥王星会戦)での艦艇の動きの軽さ」は、あまり気にならない。
パンフレットではガミラス艦にそれぞれ級号が付けられていたのが、ちょっと良い感じ。
だが、旧作で沖田が守に言う「明日のために今日の屈辱に耐えろ」のセリフを活かす演出でなかったのはダメ。
「メ号作戦」は今作ではアマテラスとのランデブーのための「陽動」になっていたため、旧作では冥王星で総力戦において
全滅した地球艦隊司令沖田の悲壮感が出ておりませぬよ。
いわゆる「海自」漫画のノリをまんま持ってきている感じ。お前等ニヤニヤすんな!
全体に「地球はもうダメ。もって一年…」という感覚に乏しい。みんな第三新東京市です。ありがとうございました。
緊迫感が無いお。…なんか太明朝での漢字表記モニタは食傷気味。
遊星爆弾着弾時に、故芦田作監による岩盤が舞い上がるシーンが再現されていたのは良かった。
スターシャに妹が二人居たということについては、今回は触れないでおこう。
雪の出自ネタと一緒にね。変なネタ付けるとコロすぞ。
島の一回目の「波動エンジン点火、始動失敗」が無かったのが今回の最大のチョンボと言っていい。
先を急ぎすぎているのか、当時の「ハラハラ」をないがしろにしている印象です。
今一度、少し立ち止まってでもいいので旧作のテンポを考えてもらえると嬉しいよ。
「ヤマトをあと6回、劇場で1000円で観られる」と思えば、今年一年ついていきます。
結局BD買っちまったぜ。