さて、今回はプラスチックなハンドガンを塗装してみる回です。
あまりシビアな可動部が無いリボルバーでやってみましょう。
近頃、8mmから6mmに戻り始めた○シンのColt SAA(シングルアクションアーミー)です。
大元のSAAは完全に黒のABS。プラの象牙色のグリップ付き。ライブカートの6連発シングルアクションです。
西部劇に大勢出てくる最も有名な銃ですね。
まずは完全分解して、バリ取り。
プラパーツは石鹸水に浸け込み、柔らかい歯ブラシで脱脂し、完全に乾かしておきます。
ツートンにするつもりなので、まずはGスミスSの「黒鉄」。
シリンダに吹きます。横のエジェクションロッドチューブは元々金属の黒染めなのでそのままですが、結講近い色味です。
今回の新兵器。
アサヒペンの「ジンクスプレー」。
元々、トタン屋根の末端加工時にサビが入らない様にコーティングするものらしい。
過去にハートフォードのブルーイング用の亜鉛スプレーを購入したことがありますが、ソレよりも安価で量があります。
結構樹脂成分が多そうなので、ちゃんとブルー液に反応してくれるか、心配です。
分解して脱脂したパーツに吹いていきます。
この状態は吹いたばかりの状態。
真鍮ブラシでやさしくこすり、鉄製ドライバーの丸いシャフトでコシコシと金属光沢を出していきます。
薄めにしたブルー液を綿棒に付けて少しずつ酸化させていきます。
やっぱり樹脂分が多いせいか、ブルー液の反応は今ひとつの印象か。
何回か繰り返した後、水洗いして酸化の進行を止め、ポリッシュしたのがコレ。
エッジはさすがに地色が出てきてしまうので、シルバーでドライブラシをかけてあります。
今のところはこんな感じ。時々ブルーを再度かけて色味を変えています。
今回の作例では、あまり「水っぽいグラデ」にはなりませんでしたね。またホンモノに見られるような綺麗な琥珀色が中々出ない…。