つらつら日暮らし

約300字で仏教(10-2)

前回【(10)】で紹介したように『法華経』「従地湧出品」は端折りぶりが基本なんて事を言ったのだが、また重大な端折りぶりを確認してみよう。とにかくとんでもない数の菩薩・摩訶薩が地面から出てくるのだが、彼らはさまざまな方法を使って、世尊=ブッダを鑽仰するのである。しかし、とんでもない数(推定:六万恒河沙?)だから、1人1秒でも六万恒河沙秒?かかるのである。なお、実際には「五十小劫を逕たり」と書いてある。「一小劫」は(さまざまな基準はあるが)43億2千万年らしく、その50倍だから2160億年?ちょっと短いんじゃないのか?

とりあえず、数字的な整合性はともかくも鑽仰してもらう側のブッダも五十小劫待たなければならないわけだ。しかしブッダは神通力を使って「半日の如くと謂わしむ」としてしまった。凄い時間圧縮、というか端折りですな。

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コメント一覧

tenjin95
コメントありがとうございます
> zazen256 さん



まだ、詳しくは聞いていないのですが、色々と聞いた話では、仏教の教理とは直接関係無いものの、こういった数字の羅列自体が、何かしらの文字を変換したモノらしいということだけは分かりました。
zazen256
ありがとうございます
http://blog.goo.ne.jp/zazen256
 私の質問に対しまして、ご親切なお言葉をいただきまして、眞にありがとうございます。心から感謝します。

 432はともかくとして、3,7,16,48などの数字は、仏教を学ぶ私にとりまして身に染み付いています。

 ご回答の有無にはこだわりません。いつまででもお待ちしていますので、何卒よろしくお願いします。
tenjin95
皆さんコメントありがとうございます。
> 風月 さん



なるほど。

拙僧の場合は、ただ仏教者として現成するには、古来の修行がどのように行われていたかを検証し、それを具体化させることが肝心だと思っています。しかし、この具体化に於いて、非常に困難な事態が含まれてきます。先の定義はただ定義だけであって、中身がありません。そして中身を追加しようとすると、本当に足の動かし方から、言葉の唱え方まで、多様的な現実が現れてきます。しかし、そこには常に「どんなものでも良い」という単純な現実肯定が含まれる可能性があるため、常に方法を検証し、更新していくという「歴史的身体」が必要ではないか?というのが拙僧の仮説でした。



> zazen256 さん



ただの語呂合わせのような来もいたしますけれども、これについては、少しお時間をいただければ、何かしらの回答が出来るかもしれませんので、お待ちいただければ幸いです。
zazen256
43億2千万年
http://blog.goo.ne.jp/zazen256
 この「432」という数字には仏教的に、何か意味があるのでしょうか。

 私は以前に、人間は死後、4億3千2百万km離れた極楽浄土へ行く、行き着くまでに49日かかる、ということを書物で読みました。残念ですが、その出所のメモが見つかりません。

 このような数字は、いったいどこから出てきたのでしょうか。

 このほか「3」が正しいを、「7」が無限数を、「16」が満数を意味する数字であるなど、いろいろとありますが、そのような数字の意味はどこから出てきたのでしょうか。

風月
この箇所でした。有り難うございました。修行を何故するのか、ここを学ぶことが鍵だと思ったのです。
tenjin95
コメントありがとうございます
> 風月 さん



こちらこそ、いつもありがとうございます。



身体論と言うことですが、もしかしますと「反・無宗教論ver14.0」のことかもしれません。



以下にアドレスを張っておきますので、どうぞご確認下さい。



http://blog.goo.ne.jp/tenjin95/e/3586034829170f1f7371197a3ba93b2e
風月
身心について
この劫とは違うコメントで恐れ入りますが、やはり身心とすべきだと、tenjinさんのどこかの記事を読んでつくづく思いました。



リンクしたかったのですが、身体論であったか見つけられませんでした。身体論、コピーして読み返していますが、再々再読して理解してみたいと思います。



いつも有り難うございます。
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