かんらからから

独り言。時々犬、猫。

龍之介という猫

2021-12-29 20:21:29 | 日記
あと二日で新年だって。信じられないわぁ。
毎年毎年思うわぁ。

コロナコロナで、去年も今年もどこにも行けず、ま、皆さんそうだろうけど。
今年はなんだかドタバタ劇が多くて、これまたあっという間に年末来たな。

特に夏。龍之介逝く、紬来る、レオ逝く、セピ、ノア来る、これがわずか2週間足らずで起きた。
涙を流す暇もないくらい慌ただしかった。

レオと龍之介兄弟は16歳5か月で天国に行った。
我が家の中心はこの2匹だった。
保護時はトラ、レオ、龍之介の3匹。トラは5歳の時に戦線離脱。
私とじい様とで初めて授乳から育てた子たち。

トラはグレーの地に長くてまっすぐな尻尾、レオはグレーに白みがかった毛色で尻尾はトラの半分くらい。
龍之介はこげ茶と白の八割れ、尻尾は御曲り。
長男トラ、次男レオ、三男龍之介といった感じだった。

三男坊龍之介。
不思議な特別な子だった。
当時から我が家にはたくさん猫がいたが、授乳したのが初めてだったからか、
じい様はこの三兄弟を可愛がっており、特に龍之介は気に入っていたようだった。
もちろん他の皆も可愛くて特別だが、私にとっても特にこの龍之介は本当に不思議な猫だった。

散歩が大好きで、犬たちとの散歩に付いてきては、勝手に遊び惚けて絶対に一緒に帰らないという困ったちゃん。
いったん犬たちを戻し、また迎えに行くというのが定番だった。
龍之介もそれをわかっていて、迎えに来ると素直に帰っていた。

そして我が家一の接客係。人が大好きで、誰かが来ると我々より先に出迎えてくれる。
お正月には獅子舞が各家々を回るのだが、獅子が舞う前にお祓いをする。
すると龍之介は私たちがそろう前にトコトコとお祓いをする人の前に行き、ちょこんと座る。
「お前もお祓いしてもらうの?」とお祓いをしてくれる人が苦笑いしていることもあった。

我が家では私もじい様も晩酌をする。夕食に刺身を欠かしたことはなかった。
刺身大好きな龍之介は、いつも虎視眈々と刺身を狙っていた。ターゲットになるのはじい様。
じい様が刺身を取ると、すばやくそれを横取りする。
取られたじい様は「あっ!」と、さもやられたような顔をするが、明らかに喜んでいた。
「お前より俺のほうが好きなんだよ~ん」と、思っていたと思うが、

バカたれめ、動きが鈍いからカモになってるんだよ、と思っていたが口には出さなかった。

弟たちや姉一家が来た時も、龍之介はちゃんと見ていた。どこがガードが緩いか。
ちゃんと狙ってその人のところで待機していた。私たちもまた龍之介との攻防戦を楽しんでいた。

龍之介とレオは私と一緒に眠っていたが、私が右側で眠ることが多いからか、
どうも右側が一等地のようで、いつも取り合いだった。
龍之介が出遅れて、先にレオが布団の中に入っていると、龍之介はしばし考え、
どすどすと布団の上からレオに乗っかっていく。するとレオは怒って出て行ってしまい
そこにすかさず入り込んでいく。

策士、龍之介。

そしてこのオトコ、とにかく鼻が利く猫だった。
私だけが美味しいものを食べるわけにはいかないと、ちゃんと猫たち用にも用意してあるのにも関わらず、

「もっと美味しいものがあるんだよね」

と、ほかの猫たちが食べているのに、それには興味を示さず私の傍を離れなかった。
たいていやりはしたけれどもっ、絶対にやらなかったのはカニ。
しっかり扉を閉め、一人でキッチンで食べていた。
なんで、こんなとこで食べなきゃならないんだと、ちょっと悲しくなったが、
美味しいカニを龍之介に取られるわけにはいかない。
私が美味しいものを食べているのがわかっている龍之介は、扉を開けようと激しく音を立てて、
「入れろ~、入れろ~」と鳴いていた。
ちょっと怖かった。

そんな龍之介は、私と寝る時、私の額に頭をごっつんして、ぐりぐりとするのが定番だった。
すりすりではなくぐりぐり。
そしてごっつんしたまま5分くらいその状態でいる。
それがとてつもなく幸せな時間だった。
ブサイク、ブサイクと姉たちから言われていた龍之介。
でも下から見上げる龍之介はとてもかわいくよかオトコだった。

「りゅうぼちんは長生きして化け猫になるんだもんね。そしてずっと私と一緒にいるんだもんね。
私が逝くとき一緒に逝くんだもんね。」

私はいつも龍之介にこう言っていた。

ずっと一緒にいると思ってたよ。
レオは月1か2で病院通いだったけど、りゅうぼちんは元気だったのにね。

じい様が時々帰ってきた時も、傍にいてくれるのは龍之介とレオだった。
その時だけは私じゃなくてじい様と一緒に寝てくれたもんね。
じい様、嬉しかったと思うよ。

レオはもう一生懸命で、カウントダウン始まっていたかと思ってたけど、
龍はまだまだだと思ってた。

私が遅番で22時過ぎに帰ってきた時、呼んでも龍が来なくて、私の部屋に行ったら、
もう動けなくなってた。朝まで普通に過ごしてたのに。

待っててくれたんだと思う。
私を見て、それから呼吸が荒くなって、…。
逝ってしまった。

最期まで本当にいい子だった。こんな子、きっともう出てこない。

ただね、龍とレオにはね、散々っぱら色んなことやられたから、
泣かないかもよ、って思ってた。

だってね~、テレビ何台壊したよ!
パソコンの上でおしっこされてお陀仏にされて、天に向かって吠えたよワタシ!!
ケーブルテレビのレコーダーにおしっこしたのもどっちかでしょ?!
しかも解約する前日!!「修理代5千円になりま~す」って言われた時、手が震えたよ!!
ブレーカーにもおしっこして総取っ替えしたよね!
掃除機も壊してくれたでしょ?!
まだある、いっぱいある!

ほんとにさ~、あんまりいっぱいやってくれたから、「猫に関することは必要経費」って
金銭感覚がおかしくなっちゃったよ。どうりで金が溜まらないわけだよ。

でもね、悲しくて悲しくて、龍が逝っちゃった次の日は目が土偶みたいになってた。
ブスがさらにブスに。ふふ。

レオも一週間も経たずに追いかけて逝っちゃうとは。
そんなに仲良くなかったくせに。

龍とレオは私の生活の中心だったから、今もまだ変な感じよ。

ただただ感謝。
一緒にいてくれてありがとう。ずっと大好きだよ。ずっと一番だよ。




珍しいツーショット


じい様と。この二匹はいつもじい様のそばにいてくれた。







「不思議」と「怖い」は紙一重

2020-10-18 02:00:29 | 日記
10月に入り、タバコに第3のビールの値上げと、ワタシの生活に大きな影響が出てます。
やだねぇ。
ビールもタバコも本数減らすか~。
これを機に止めようと思ったこともあるけど、思うだけ。

これとは全然関係ないのですが、クウちゃんのことを書いたとき、思い出したことがあった。

ワタシには霊感などないと思っている。けど不思議な世界は存在すると思ってるし、興味もある。
最近のワタシの周りでの流行りは「宇宙」ですよ。
つってもワタシと姉だけで盛り上がってるんですが。
生産性のない話で毎回盛り上がるんですよ。バカ姉妹です。

そんなワタシにちょっと不思議なことが起きました。起きたっていうより「見た」。

去年の話。ある日の真夜中の3時頃、廊下でゴトンと音がしてみてみると
クウちゃんが夜のおでかけから戻ってきて、10センチくらいのお魚を捕ってきた。
…生きてるし。

起きてはいたが時間も時間だから非常に迷った。
とりあえず、ボウルに水入れて塩入れて海水に見立てたんだけど多分死ぬよね。
でも、この時間だよ。暗いしもう眠いし。

悩んだ挙句、港ではなく、裏庭から下に降りて浜辺に逃がした方が早いであろうということで、
すぐに外に出た。でも、1人じゃ怖いから犬達全部離して一緒に行った。
裏庭の後ろはすぐ海なので行くのもあっという間。

で、裏庭抜けて下に降りて行ったのだけど、目の前に海が広がった時からすでに「それ」は見えていた。

・・・・・・・・・・・・・

「えっと、この辺でいいかな~」と、心臓がどきどきしていたが見えないふりして魚を逃がした。

犬たちは時間外の散歩に全員ハイテンション。
こういうのはさ、人間より犬や猫の方がきっと感じるはず。
でもこいつらはまったく「それ」を気にしてない。

ということは、怪しいものではないのかな???そうなのかな???

ワタシはとっても目が悪い。普段は起きてから寝るまでコンタクトをしているのだが、
その時はもう寝ようとコンタクトを外し眼鏡にしていた。
それでも「それ」は見えていた。

引き潮だったと思う。ごつごつとした岩場の先、波が打ち寄せているその部分に
オレンジの光の玉がずらーっと並んで光っていた。
怖いというよりは「キレイ」だと思った。
まるでライトやキャンドルが敷き詰められているようで幻想的な感じだった。

そしてよく見ると、海の上、絶対海の上にも光の玉があった。

でも、夜中の3時…。

「見て!キレイね~、あれ何だろね~」と、全然怖くないですよ、これ普通ですよ、ってな感じで
犬達に話しかけるワタシ。犬達全然それ見てない。
ワタシが大好きなもんで、ワタシしか見てない。
「見て!あれ見て!!」と言ってもワタシしか見ない。

結局そのまま、いや、何とも思ってないですよ、別に気にならないですよ、という体を保ちながら
その場を離れたわけです。

次の日、同じ場所に昼間に行ってみたけど、特に変わった様子はなかった。
漁師さんがライトでも仕掛けてるのかと思ったがそうではなかった。

じゃあ、あれは????

姉にその話をすると、なんで写真を撮らなかったんだと言われたけど、小心者だから近づけるわけない。
遠くから見てるからキレイと思っただけで、近づいたら…わかんないじゃない。
どうすんの。人の顔とかだったら。稲川淳二がそんな話してなかった?
海に引っ張られるかもしれないじゃん。
キレイなままでそっとしておいた方がいいじゃん。

浜に降りるたびにそのことが思い出されていたが、そうするうちにどうでもよくなった。

で、またしばらく経ったある日、遅番で夜10時過ぎに車を走らせていたんですが、
途中、まっすぐな見晴らしが良い道を通っているとき、右手に大きな満月が見えた。

ああ、今日の満月でかいな~。キレイだな~、オレンジで。

なんて思いながら帰った。

で、家に着いてから犬達と散歩に出かけた。時間が時間なので港まで降りて一周するという最短コース。
ふと空を見ると月が出ていた。

…満月ではなかった。

…あれ?……あれ???

じゃあ、あれは???ワタシが見たのは???

よく考えると、満月が見えていたのは、月が出る方角じゃない。
さらによく考えると、ワタシ、あの場所で満月見たのって初めてじゃない…。

あれ???…………

あれぇ~???…………

……宇宙人はね、いると思うよ。絶対いると思うよ。そのうち会えると思うよ。
でもね、会えるなら昼間がいいです。夜はちょっと、1人の時とかちょっと。

オレンジの光の玉の次の話だったので、姉の鼻息は荒かった。

でも、なんか起きたとかじゃなくて、ただ見ただけだからね。
海辺のオレンジはキレイだったですよ。でももう真夜中に行こうとは思わない。

そしてまたしばらく経ってからのこと、夜の7時半頃、犬達と遊歩道に散歩に行った。
星がキレイで、海には船の灯りが点在していた。
穏やかな光景であった。
いつもなら遊歩道を途中で抜けて農道に入り我が家まで、というコースを辿るのだが、
その日はそのままくるっと向きを変え折り返すことにした。
ワタシの先を行っていた犬達に「帰るよ~」と声をかけ、方向転換した。
そしてもう一度犬たちの方を振り返った。

するとっ、さっきまで、ほんの数秒前まで何もなかった空に大きな大きな台形をした光があった。

えええ~っ!!!

しばらく立ちすくむワタシ。

…ゆ、…ゆ~ほ~???

でも、光というか、光っている雲というか…夜光柱???そんなんあったっけ?

不思議第3弾だったので何だかもう怖くはなかったですわ。
でも、振り向いたらいきなりどーんと現れたらびっくりしますよ。
じーっと見ていると10分くらいでゆっくりと薄れていきました。
これは船の灯りなんかが関係してるようなもんらしく、我が家から車で40分くらいの姉宅でも見えたらしい。
それだけ大きかったのでしょう。
だけどネットで検索しても、ああいう形の画像はなかった。
しかーし、びっくりしたわ~。初めて見たわ。

そしてもう一つ。
つい最近の話。
ワタシが寝るのはだいたい1時、2時を回ってから。
次の日が早番で6時起きだとしても2時くらいまで起きてるのはザラ。
これはもう若い時から。ずっとこういうサイクルで生活している。
日付が変わる前に寝るのなんてここ数十年あまり記憶にない。

でもなぜかその日はすんごく眠かった。時間は22時半ぐらい。
たまには早く寝るか、と横になるとあっという間に眠りに落ちた。

ふと目が覚めたのは1時半くらい。

……何か聞こえる。

ボソボソと…人の話し声みたいな音……
廊下に猫の水飲み用の器があって、それがチョロチョロと循環するのだが、その音かなと最初は思った。

…でも違う。人の声だ。話し声だ。外じゃない、家の中にいる。

誰かがいる。

そう思った時の恐怖たるや。ワタシの人生、ここで終わりか、と色んな思いがよぎりましたね。

でも、犬たちが吠えなかった。頻繁に来る姉一家にも散々っぱら吠えるのに誰も吠えてない。
猫たちもざわついてない……
意を決して灯りを点け、声のする方へ行ってみると…

茶の間に置いてあった、このノートパソコンからユーチューブが流れてたんですっ!!!

確かに電源切ってなかった。でも閉じてるのに???
ユーチューブ見てたよ。不思議系の話を聞いてた。それが流れてるんです。

いやあ、もう怖かった。淡々と話してる内容も怖かった。シャットダウンしたけれどしっかり目が覚めてしまった。

けど、良かったよ。マジで誰か侵入してきたんじゃないかと思った。

ああ、生きてるってすばらしい。それだけで感謝。この先ちゃんと真面目に生きていこう。
そうしみじみと思いました。

後で調べたら、こういう経験してる人結構いました。タスクスケジューラーかもだそうです。
でも、怖いよっ!いかんよっ!あ~~、寿命縮まった!
音楽でも聴いてりゃ良かったよ。


ミルたんの太鼓腹で癒されよう。










空と書いてクウ

2020-10-13 21:12:52 | 日記
その通り、空と書いてクウ。

黒猫のクウ。愛するクウ。逝ってしまった。

我が家初のまっくろくろすけ玉三郎亡き後、2年後に出会ったクウちゃん。
以前にも書いたけど、ホントに面白いオトコだったなあ~。

もうレオがよれよれになっちゃって、実質トップだったけど、
レオにはちょっかい出しても、ミルクからケンカ売られても買わなかった。
「…なんだよもう~」って静かにミルクの前から去っていた。
ミルクが女子だから?自分より年上だから?
ミルたんもクウちゃんだけにケンカ売ってたからねぇ。ホントに嫌われてたみたいよ。
そういうのも見てて面白かった。

お土産もいっぱい持ってきてくれた。あなごだかはもだかわからないけど、どれだけ持ってきたかよ。
生きた魚持ってきたのはクウちゃんが初めてだった。
まさか、養殖場が近くにあるんじゃ…ってマジで心配になったほど。

クウちゃんにカメラつけることが出来たらなあ、ユーチューバーとして暮らしていけたかもしれないわ。

でも、クウちゃんのこの技を継承した子たちもいる。
新入りのぶーたんは、ついこの前、でかいあなごを捕ってきていた。
でも私には見せずに一人で食べようとしていたけどね。
けしからんな。
生きていたから逃がしましたが。

以下、クウちゃんの戦利品。


タコですよ。イイダコ?よくわからんが。生きてたんで逃がしました。




アナゴみたいです。これ、もうどんだけ捕ってきたか。上手に生け捕りにしてくるので結構な確率で逃がせました。


こういう魚もね、よく捕ってきてましたよ。

クウちゃんはもういないけれど、なぜかいなくなった気がしない。
家の中にいても、どこかからクウちゃんのダミ声が聞こえてくる気がする。
買い物に行って刺身コーナーに行くと
「あ、クウちゃんも食べるから買おうかな」とか「これクウちゃん好きだな」とか考えて選んでいるときがある。
近くにいる気がする。まだそばにいてくれてる気がする。

レオにケンカ売らなくても、クウちゃんの時代は必ず来るって言ったじゃん。
なのになんでこんなに早く逝くんだ。

バカたれめ。

2011年に我が家に来て9年。早かったなあ。

クウちゃん、出会えて嬉しかった。
ありがとう。ホントにありがとう。
面倒見の良いところも、掃除機が好きなところも、「どーもすいませんでした」も、
レオに不意打ちくらわすところも、クウちゃんのすべてが好きだったよ。
世界で一番大好きだよ。













またね。






台風シーズン到来

2020-10-09 21:46:39 | 日記

台風14号来てますね。日本の淵をかすめていく感じですが、どこにも被害がないことを祈ります。

先の台風9号、10号は久しぶりの直撃でした。
10号の方が規格は大きかったですが、9号の方が被害は大きかったです。
台風が右側を通るか、左側を通るかでホントに大きな差が出ます。

最近直撃はご無沙汰で、しかも立て続けに来てくれるもんでちょっとビビりました。
なんせ、あの低い気圧。9号はどう見てもいつ見ても何度見ても我々の地域は円の右側にある。
うちのボロ家、耐えられないかも…。

9号がやってくる時、ワタシは夜勤明けでした。へとへとになって帰る時、まさに嵐の前の静けさって感じでしたね。
姉ちゃん家に避難した方がいいかな~、どうしようかな~、でも、猫たちいるし、犬達もいるし。
疲れ果ててて、ヘトヘトになってたワタシは、とりあえず風が強くならないうちに、と、犬達と散歩に出かけ、そして、

寝ました。

いや、もうね、眠かったんです。そうこうしてるうちに台風来ちゃったんです。

爆睡してると、姉や弟から避難するようにと連絡ありましたが、すでに暴風域に入っているし、
今動いた方が危険だろうと、「もう、家がつぶれた時はつぶれた時だから」と返事をして、
また寝ました。

次に目を覚ました時は夕方くらいでしたかね~、風がごうごう吹いてましたよ。
台風はどこにいるのだ?と一応確認すると、「えっ!!まだここ?!」ってところをノロノロ動いてました。
風の音もすごいけど、満潮と重なっていたためか波の音のがさらに激しく聞こえる。
が、思ったほど家は揺れてないな、と呑気に思いながら夕飯を食べ、ビールを飲む。
停電にならないうちにお風呂に入り、そしてまた寝る、と。
猫達も犬達もみんな家の中だし、まあ良かろうと。疲れ果ててたんです。寄る年波には勝てない。疲れがとれんのです。

夜中、何度も停電になり、灯りが点くたびに目が覚めましたが特に被害もないようでした。起きて確認はしなかったけど。
確か、4時頃には少し風が弱まっていた記憶はあります。その時は暴風域をもう少しで抜けるところでしたね。
「ああ~、こっから吹き返しか~」とぼんやり考えてました。

朝目が覚めて、家の中の被害がないことを確かめて、外に出ると、大変なことになってました。

家の前の道路の大きな木がぼっきり折れてて道路をふさいでました。
倉庫と家の間に勝手に生えてきてた枇杷の木が根っこから倒れてて、
裏庭の桃の木、梅の木、サクランボの木も見事に倒れておりました。

ふ~ん…。やっぱすごい風吹いてたんだ。いや、うん…びっくり。

裏道はもう車通れない。木がなぎ倒されてて。犬達との散歩コースもかなりの倒木が見られる。
一番びっくりしたのは、遊歩道。
我が家の裏手に入ると遊歩道があるのですが、それがね、









こんな感じに…。

もう壊滅状態ですよ。ここまで潮が来たってこと。奥に行くにしたがってでっかい岩がゴロゴロ転がっている。
このコンクリ、裏表ひっくり返っているのもありました。丸太の柵もほとんどぶっ壊れてるし、
何より、もう形状が変わってる。
自然の力ってすごい。どうりで波の音がすごかったわけだ。ドンドンって重低音みたいに聞こえてたもんな。
風よりも雨よりも高潮が怖いって言ってたけど、ホントだ。

それからすぐに10号が来たわけですが、10号は位置がちょっとずれたためにここまでの被害はありませんでした。

遊歩道はまだそのまんま。歩きでは行けるので毎日のように散歩には行ってますが。
景色良かったのにな~。残念。

今回、我が家の被害が少なかったのは防風林のおかげ。この子たちが頑張ってくれた。

台風で思い出すのは1991年に来た19号。
あの時は「…死ぬかも」とマジで思ったくらい風がすごかった。建てて間もないこの家がぐらぐらと揺れていた。
玄関側から風が吹きつけ、玄関の扉が大きくしなっていた。
母親が半狂乱になって「玄関が~!!!玄関が~!!!」と叫んでいたのを思い出す。
被害も相当なものだった。車庫に入れていた車も飛んできたものでボコボコになった。
玄関前の大きな木が根っこから倒されていた。あれが玄関側に倒れていたらと思うとゾッとする。
3日、4日停電も続いていたと記憶している。

あの台風が来てから、我が家の周りに防風林を植えた。それが大きくなり今我が家を守ってくれている。
ありがたいことですよ。

しかし、今回しみじみと思ったけれども、椿が丈夫。防風林には椿が一番。
植えよう。もっと植えよう。


どんべえと福ちゃん。台風の時なんですが、何かどんは楽しそうにしてました。

これから台風シーズン。家の中は猫たちに破壊されつつあるけど、なんだかんだで頑張ってる我が家。
父親がだいぶケチって建てた若干欠陥住宅っぽいけど、偉い偉い。これからも頑張ってくれ。













5台目・・・逝きました。

2020-05-10 10:39:56 | 日記
つまらんのう・・・。

相変わらず生産性のない毎日を送っています。

これ、ワタシだけかな~、どうしてこうもやる気が出ないのだ。

大幸運期だった3年間過ぎましたよ。回りに振り回されて、他人のことばかり考えている3年間でしたよ。
バカみたいだ。

べっつにさ、自分のことじゃないし、いいけどもっ。
でもいやおうなしに巻き込まれるわけよっ。

正義って何だろう、正しさって何だろう、どうしてそんなこと言えるんだろう、できるんだろう、
そしてそれはホントに大問題なのに、何もしない上。すべてわかっているのにねぇ…。

どんなに長く生きたって、わからないものはわからない。そしてそんな人たちであっても、子供もいて孫もいる。
人間、恥という言葉の意味を知らなかったら何でもできる。
そしてそういう人がやはり一番強い。無神経には勝てない。

いろんな人がいるもんだよ。それなりにこっちも人生経験積んでるけどさ、いや~、びっくりする。

まあ、しかし、くだらない正義感を振りかざすのはやめよ。疲れるだけだし報われない。

そんなわけでね、テレビが壊れたんですよ。
確かね~、3年半前くらいに新しいテレビ買ったのですが、それがね、またやられちゃったの。ふふふ。

5台目・・・逝ってしました。早かったなあ。
いや、1か月で逝っちゃった子もいた。

なんでね~、テレビを保護しなかったのか。何度もやられてるのに。
おしっこかかってたの見たのにねぇ・・・。

バカなのかね・・・。


こんな感じになりました。

これ、最初はほっそーい1本線だったんだけど、次の日にはこんな感じに成長してました。

別にいいし、見れるし、・・・2画面だと思えばいいもん。

したらね、1週間後くらいにはフラッシュたいてるみたいに点滅はじめちゃってね。
さすがに見れん。

幸い22型のテレビがまだあったのでそれを見てたんだけど、やっぱ大画面で見たくなってまた検索したわけ。
したらっ、3年半前に買ったテレビが26,800円になってた!!!。
同じテレビでですよっ!。その時は40,800円だった!!

やったっ、らっき~!!、ってたまたま遊びに来ていた姉に「安くなっている!!」と鼻息荒く報告すると、

「ふ~ん、安いって思うんだ。・・・また買うんだ」と、とても冷めた目でワタシを見てましたね。

バカだと思っている。何度も猫にテレビを壊されて、また買おうとしているワタシをバカだと思っている。

今度は保護カバーつけるし・・・。


仲良しぽん太君と太一君。


ゆずの「ごめん寝」