かんらからから

独り言。時々犬、猫。

美味しく食べて飲みたいだけ

2021-12-31 19:45:49 | 日記
大晦日ですな。明日新年ですな。

年を追うごとにイベント感がなくなってくる。
今日も仕事で明日も仕事。早出で5時半起き。

別にいい。今日が終わって明日が来るだけ。

今日は年越しそばじゃなくて、年越しすき焼き。久しぶりに食べた。
もらってたお歳暮のお肉の賞味期限が今日だったの。

そもそもね、もう肉とかそんなに食べられない。だから中々消費出来なかった。
あんなに焼き肉好きだったけど、もうダメ。
ホルモンとかすっごい好きだったのに。
脂がね、もう胃にもたれる。特に霜降りとか、美味しく食べられるのは1切れだけ。
天ぷらもダメになった。
魚さえあればいいっすよ。
もう魚さいこ~!

若いころに比べて、ホントに食生活はガラリと変わった。
大食い、と言われていた時もあったし、食後にスナック菓子2袋くらい平気で食べていた。
でも、今無理。ホントに量が食べれなくなった。
おやつも食べたくなくなったので間食もしない。だから我が家には菓子類がない。
なので、急に来客があるとホントに困る。前もって言っててくれ、頼むから。

食事に関しては全く問題ないと思っているが、気になるのは一つ。
ビールとか焼酎とかね、若いころに比べてこっちは格段に増えた。
まあ、美味しく飲む楽しさを知ったということかしらね。

私は夕食に焦点を当てている。いかに美味しく食べて飲むか。
だから夕食前の間食などもってのほか。
お腹を空かせて美味しく飲むのだ。

でも最近時々思う。食事のカロリー自体は問題なかろうが、ビールの糖分はどうなのだ?
私は毎日ビールなら500mlを3本飲む。焼酎なら割らずにそのまま400mlほど。
じい様が割らずに毎日コップ2杯飲んでいたので、そういうもんだと思っていた。
割って飲むと知ったのは、実家を出てから。
でもたぶん、弟たちも割っては飲んでないと思う。

ま、それはどうでもいいのだが、私は今の仕事に就いてから、糖尿病の方たちと接することがあり、
また勉強することでその恐ろしさを実感することになった。
それまでのツケが10年後くらいに回ってくることを知った時はかなりうろたえた。

・・・やばいんじゃ???

タイミングよく直近の健康診断で、「糖が出てるよ」と言われた時には卒倒しそうになった。

やっぱり~!!!若いころの暴飲暴食がぁ~~~!!!

と、すぐにダッシュで病院に走り糖負荷検査を受けた。結果は問題なし。尿検査自体が間違いだったのだけど、
それでも、・・・いや、いつか、やっぱり、と、不安をぬぐえず、健康診断のたびに血糖値が気になって仕方なかった。

でも、飲酒量は変えずにいこうと。これで問題が出るなら考える。

で、それからウン年、今年の健康診断も血糖値問題なし。ヘモグロビンA1c問題なし。むしろ低い。
もちろん、健康診断前日までちゃんとビール3本飲みましたよ。肝機能なんて上等も上等よっ!いえ~!!!

大丈夫かもしれぬ。

同僚数名は、健康診断前1か月から断酒すると言っていたが、そんなことしたらわかるものもわからない。
正々堂々と勝負するのだっ!

と、思うのだが、きっとまた来年の健康診断もまたびくびくして受けるのだろう。

タバコも吸うしね。
つーか、飲めちゃうんだもん。6本1パック飲んでいいよ、と言われたら飲めるもん。
抑えて3本なんだもん。
じい様が強かったんだよなぁ。じい様も抑えて2杯だったもん。夜中に喉が渇いたら、焼酎ラッパ飲みしてたもん。
そんですごく酔っぱらってるわけじゃなかったもんね。
私はそこまでしませんよ。できませんよ。

一応、健康状態は今のところ問題ない感じだけど、母親の年齢に近づいてきてるからなあ。
ばあちゃんの年は越しはしたけど。

しかし、食に関して少し興味が薄れてきたのは淋しい気がするなぁ。
孤独のグルメ見ながらそう思ってしまった。松重豊恐るべし。今後も頑張ってください。


龍之介という猫

2021-12-29 20:21:29 | 日記
あと二日で新年だって。信じられないわぁ。
毎年毎年思うわぁ。

コロナコロナで、去年も今年もどこにも行けず、ま、皆さんそうだろうけど。
今年はなんだかドタバタ劇が多くて、これまたあっという間に年末来たな。

特に夏。龍之介逝く、紬来る、レオ逝く、セピ、ノア来る、これがわずか2週間足らずで起きた。
涙を流す暇もないくらい慌ただしかった。

レオと龍之介兄弟は16歳5か月で天国に行った。
我が家の中心はこの2匹だった。
保護時はトラ、レオ、龍之介の3匹。トラは5歳の時に戦線離脱。
私とじい様とで初めて授乳から育てた子たち。

トラはグレーの地に長くてまっすぐな尻尾、レオはグレーに白みがかった毛色で尻尾はトラの半分くらい。
龍之介はこげ茶と白の八割れ、尻尾は御曲り。
長男トラ、次男レオ、三男龍之介といった感じだった。

三男坊龍之介。
不思議な特別な子だった。
当時から我が家にはたくさん猫がいたが、授乳したのが初めてだったからか、
じい様はこの三兄弟を可愛がっており、特に龍之介は気に入っていたようだった。
もちろん他の皆も可愛くて特別だが、私にとっても特にこの龍之介は本当に不思議な猫だった。

散歩が大好きで、犬たちとの散歩に付いてきては、勝手に遊び惚けて絶対に一緒に帰らないという困ったちゃん。
いったん犬たちを戻し、また迎えに行くというのが定番だった。
龍之介もそれをわかっていて、迎えに来ると素直に帰っていた。

そして我が家一の接客係。人が大好きで、誰かが来ると我々より先に出迎えてくれる。
お正月には獅子舞が各家々を回るのだが、獅子が舞う前にお祓いをする。
すると龍之介は私たちがそろう前にトコトコとお祓いをする人の前に行き、ちょこんと座る。
「お前もお祓いしてもらうの?」とお祓いをしてくれる人が苦笑いしていることもあった。

我が家では私もじい様も晩酌をする。夕食に刺身を欠かしたことはなかった。
刺身大好きな龍之介は、いつも虎視眈々と刺身を狙っていた。ターゲットになるのはじい様。
じい様が刺身を取ると、すばやくそれを横取りする。
取られたじい様は「あっ!」と、さもやられたような顔をするが、明らかに喜んでいた。
「お前より俺のほうが好きなんだよ~ん」と、思っていたと思うが、

バカたれめ、動きが鈍いからカモになってるんだよ、と思っていたが口には出さなかった。

弟たちや姉一家が来た時も、龍之介はちゃんと見ていた。どこがガードが緩いか。
ちゃんと狙ってその人のところで待機していた。私たちもまた龍之介との攻防戦を楽しんでいた。

龍之介とレオは私と一緒に眠っていたが、私が右側で眠ることが多いからか、
どうも右側が一等地のようで、いつも取り合いだった。
龍之介が出遅れて、先にレオが布団の中に入っていると、龍之介はしばし考え、
どすどすと布団の上からレオに乗っかっていく。するとレオは怒って出て行ってしまい
そこにすかさず入り込んでいく。

策士、龍之介。

そしてこのオトコ、とにかく鼻が利く猫だった。
私だけが美味しいものを食べるわけにはいかないと、ちゃんと猫たち用にも用意してあるのにも関わらず、

「もっと美味しいものがあるんだよね」

と、ほかの猫たちが食べているのに、それには興味を示さず私の傍を離れなかった。
たいていやりはしたけれどもっ、絶対にやらなかったのはカニ。
しっかり扉を閉め、一人でキッチンで食べていた。
なんで、こんなとこで食べなきゃならないんだと、ちょっと悲しくなったが、
美味しいカニを龍之介に取られるわけにはいかない。
私が美味しいものを食べているのがわかっている龍之介は、扉を開けようと激しく音を立てて、
「入れろ~、入れろ~」と鳴いていた。
ちょっと怖かった。

そんな龍之介は、私と寝る時、私の額に頭をごっつんして、ぐりぐりとするのが定番だった。
すりすりではなくぐりぐり。
そしてごっつんしたまま5分くらいその状態でいる。
それがとてつもなく幸せな時間だった。
ブサイク、ブサイクと姉たちから言われていた龍之介。
でも下から見上げる龍之介はとてもかわいくよかオトコだった。

「りゅうぼちんは長生きして化け猫になるんだもんね。そしてずっと私と一緒にいるんだもんね。
私が逝くとき一緒に逝くんだもんね。」

私はいつも龍之介にこう言っていた。

ずっと一緒にいると思ってたよ。
レオは月1か2で病院通いだったけど、りゅうぼちんは元気だったのにね。

じい様が時々帰ってきた時も、傍にいてくれるのは龍之介とレオだった。
その時だけは私じゃなくてじい様と一緒に寝てくれたもんね。
じい様、嬉しかったと思うよ。

レオはもう一生懸命で、カウントダウン始まっていたかと思ってたけど、
龍はまだまだだと思ってた。

私が遅番で22時過ぎに帰ってきた時、呼んでも龍が来なくて、私の部屋に行ったら、
もう動けなくなってた。朝まで普通に過ごしてたのに。

待っててくれたんだと思う。
私を見て、それから呼吸が荒くなって、…。
逝ってしまった。

最期まで本当にいい子だった。こんな子、きっともう出てこない。

ただね、龍とレオにはね、散々っぱら色んなことやられたから、
泣かないかもよ、って思ってた。

だってね~、テレビ何台壊したよ!
パソコンの上でおしっこされてお陀仏にされて、天に向かって吠えたよワタシ!!
ケーブルテレビのレコーダーにおしっこしたのもどっちかでしょ?!
しかも解約する前日!!「修理代5千円になりま~す」って言われた時、手が震えたよ!!
ブレーカーにもおしっこして総取っ替えしたよね!
掃除機も壊してくれたでしょ?!
まだある、いっぱいある!

ほんとにさ~、あんまりいっぱいやってくれたから、「猫に関することは必要経費」って
金銭感覚がおかしくなっちゃったよ。どうりで金が溜まらないわけだよ。

でもね、悲しくて悲しくて、龍が逝っちゃった次の日は目が土偶みたいになってた。
ブスがさらにブスに。ふふ。

レオも一週間も経たずに追いかけて逝っちゃうとは。
そんなに仲良くなかったくせに。

龍とレオは私の生活の中心だったから、今もまだ変な感じよ。

ただただ感謝。
一緒にいてくれてありがとう。ずっと大好きだよ。ずっと一番だよ。




珍しいツーショット


じい様と。この二匹はいつもじい様のそばにいてくれた。